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元アラフォーが皇女に転生?!元暗殺者の少年を拾ったので育てます!  作者: 桜月ふたば


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EP6. 気づいたら瀕死の少年を拾っていた件

ワープ地点まで到着した


タブレットを取り出しボタンを押そうとした時


ガダッ! と物音がした


「ぐっ… ぅ…」 動物…の声? 


物音の方へ近づくとそこには10歳位の男の子がお腹を抑えてぐったり仰向けに倒れていた。

思わずかけより抱きかかえる。

「ちょっと大丈夫!?」

薄暗くて分からなかったが血の匂いと抑えていた小さい手からは血がゆっくり流れていた。


浅く、途切れ途切れの呼吸。他の場所も見ると、服が切られた跡が見える。

「え?息止まってた?! え?! あ、呼吸また始まった、」

手を少年の心臓付近にあてた。鼓動が不安定で何かがおかしい。


「うぐっ… ぅ…」少年はうめき声を出し苦しそうにしている


とりあえず城に帰れない。別の森にでもワープするか


地図に目をやると 家マークが城の他にもう一つ森の中に1つ家マークがあったので

そこへひとまず飛ぶことにした。

またタブレットから淡い光が私と少年の体を包み私たちはワープしたのであった。


家に着いた 私が扉の前に来ると 自動的に扉が開かれた


警戒しながらゆっくり入る。すると自動的に家のランプが全部点灯された


―色々思う事はあるけど、なんか敵っぽいの来たらやっつければいいからいいや―




とりあえずこの子を治療したい。ベッドに寝かせ

光属性初めて使うけど、うまくいくのか不安になりながら


体をスキャンできないかと思いレントゲンをイメージした

するとお腹の刺し傷以外にもいくつか負傷した箇所が光り浮かび上がった

お腹・足・心臓 心臓だけ黒い よほどヤバいのか?


きれいに傷がふさがりキラキラな光に包まれるように手をかざしイメージした

すると少年の体から黒い煙のようなものが少年の体の上へ集まり球体になっていく

ドクンッ

「っ…くっ…!」私の胸が強く脈打つ。

黒い煙の一部が、私の手に絡みついてきた。

「……っ!?」

頭の中に流れ込む感情の言葉たちが流れ込んできた。

―憎い ―消えろ ―許さない ―殺す

「くっ…やめ……っ」視界がぼやけ、黒く染まりかける。

その時――

パチンッ

何かが弾け 絡みついていた煙は黒い球体へ吸い込まれていった。


でかい球体になった ― なんじゃこれ やばい球体になってますやん―


「爆ぜて消えろ」 口から初めて出た言葉だった。

いや何今の低い声。ちょっと自分で自分が怖いんだけど!?


内側から光が放射線に現れ

パーン!という音と共に黒い物体は消えていった


「ゲホゲホッ! うぇ」 少年が吐き出した 真っ黒い飴みたいなのが出たがすぐ蒸発して消えた、


体の傷を確認すると きれいに塞がっている。ひとまず安心だ。


それにしてもここの家は誰のものなんだろう


少年は先ほどまでの苦しい呼吸から一転、安定したようですやすや寝息を立てている


まず血で汚れた服を綺麗にした。魔法って本当に便利 


そしてタブレットを見ると今の時刻 23時


ヤバい…城に戻らないとさすがにヤバい

でもこの子を置いておけない


それにこの家が本当に安全なのかも分からない… あ!そうだ女神様に電話してみるか!


タブレットで通話をしてみる …Trrrrrr「ふぁい…」


「あ、寝てた?ごめんね!ちょっと色々あって

地図にある城以外のもう一つ森の中の家マークの所へワープしたんだけど ここって何?」



「あ、言い忘れていました その場所は城で何かあった時の避難所です

人間が邪悪な心を持っているものや、アイビーさんが許可した人じゃないと入れないし

見えないシステムになっているんです」


「わぁ~最初から知りたかったなー」


「すっすみません… タブレットの説明書作ってくれって作った人に言ってからもう50年

説明書完成してないんですよ…また言っておきますね」


―それだけの年数で何も完成してないなら一生完成しなさそう―

喉から出そうだったが 飲み込んだ


「ちなみにさ、そっちの女神の世界で 人間の少年を預けることってできないかな?


「さすがにできないですね…人間界には干渉することは出来ないので」


「だよねぇ~ どうすっかな…私は城に戻らないといけないし」



治療したとはいえ。血をどれだけ流したのも分からないし 


「影武者はそのまま置いていけないんですか?」

「いやぁ、それも考えたんだけど 性格というか口調が私と真逆なんだよね

ギャルというか…面倒くさいの嫌だーとかはっきり言っちゃう子でさ~」


「それは…確かに」


「ちょっと考えてみるわ!ありがとう!おやすみー!」

通話を終わらせ、頭を抱える私


私に近い性格の子だったらよかったんだけどな~



とりあえず、一日1回ここに来るとして

まずはこの家の設定をするか


女神に言われた通り 家のアイコンの横には小さく設定マークの歯車があった


そこを押すと家を隠蔽する・警告音など

一覧から 許可するON・OFFが色々書いてあった。


とりあえずセキュリティはガッチガチにしてやんよ!


そしてこの少年が自らこの家の敷地内範囲から勝手に出ないように設定しといた

半径250M以内から出るのを遮断する。



これでひとまず大丈夫な…はず。


後はテーブルにあったノートを破り 手紙を書いた


―少年のあなたへ


夜、道端でケガしていたあなたを発見し治療しました。 

ここは結界が張られている家なので、他の人が見ることも入ることも出来ません。

私は事情があり1日1回 数時間しかここに居られません。

治療したとはいえ、血を沢山流していたので。無理に動かず休んでください。

食べ物はこのテーブルの上に置いていきます。

ではまた明日


  とある平民より -



「これでいいや、食べ物は…えーっと そうそうこんな時こそ アイテムBOX!」

アイテムBOXから、くすねて コホン ちょっと多くもらったお菓子とかパンを

ためていたから それを色々取り出し テーブルの上へ並べといた


「本当は消化の良さそうなものを食べさせたかったけど、今日はこれで仕方ない」


食料を置いたし。水も一応 この家はでるか確認してから家を出た



ワープを使って城の私の部屋へ戻った

影武者は寝ている 

とりあえず、自分の変身を解除し 影武者に手を当てアイテムBOXへ入れた


入るんかい!と思ったけどまぁいい。明日も使わせてもらうわ


「今日も色々ありすぎたわ… 明日、いつ抜けだそう?この夜中か…

あの少年、いかにも訳ありな感じだったけど 大丈夫なのかな…早く回復してほしいな」


あの黒いもの。

「あの黒い煙は……なんだったんだろ、あれ」

天井へ向けた両手を見つめ指先に目を移動させた。

気のせいか、ほんの一瞬だけ黒い影が揺らいだ気がしたが

眠気と夜のせいだと思い瞼を閉じた。

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