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元アラフォーが皇女に転生?!元暗殺者の少年を拾ったので育てます!  作者: 桜月ふたば


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EP4. 城下町デビューします

部屋壊しちゃった…先生を見ると、微動だにせず空いた穴の方をずっと見ていた。

「… 先生?」

「・・・皇女様。 こっこれはどういうことですか!?いつから!」

両肩をつかまれブンブンと振られながら先生は興奮した様子で怒涛のマシンガントークをし始めた。


バン!! 勢いよくドアが開かれた。

「皇女様!!いかがなさいましたか?!」

騎士の一人が入ってきた。

「一体、何が・・・?」

両肩に置いた手を今度は騎士の両手に変えた先生

「聞いてください!!皇女様のお力で、この壁を吹っ飛ばしたんです!!

これは素晴らしい!前回の授業では放出殆どできていなかったのにぃい!」

さらに興奮気味に続ける。マシンガントークは止められそうもない。


「それに、魔力の質も変わっています!ここ最近で何か変わった事はありますでしょうか?!気になって気になって…!」

―この1週間…変わったこと。先生…ええ。身に覚えが沢山ありまくりだよ―


「とりあえず、このことは上へ説明に行ってきます」

静かに手を振りほどいた騎士は、部屋から逃げるように出て行った。


「皇女様! もう一回やってみ・・・!」

「いや、先生無理ですよ? また違う壁を破壊したくないですし」

「もう一回見たかった…うぅ…」

「でも、放った光は白に近かった。光属性が使えない姫様なのにどうして…」

先生がブツブツ何やら言っている。


―勘のいい先生は嫌いだよ・・・?―


「先生。とりあえず放つことは出来たみたいですね。授業の続きしますか?」

「そっそうですね!次のステップへ行きましょうか!」

「では水を想像しながら小さい粒をだせますか?」

「やってみます」

水ね、しずくっぽいの想像すればいいか?

バスケットボールサイズの水が出てきちゃった。

「おぉ!!無詠唱でこの量が出せるなんて!!!私は感激しております!!さすが陛下の姫様!!」

「では次に火を。指一本の上に小さい炎を出せますか?」

キラキラ目を輝かせながら先生は興奮している様子。

ボワッ

水と同じ大きさになっちゃう。小さく出すのが難しい……。


「本当に何があったんだ…ブツブツ…コホン」

「姫様は魔力量が多い為、コントロールできるように練習しましょうか!今日はここまでです!」

そう言い終わると先生はご機嫌の様子で部屋を出て行った。

「部屋の壁怒られちゃうかな…それに魔力を使ったからか、お腹空いちゃったな~」

時計はまだ1時間くらいしか経っていない。


―そういえば、この世界は食事で身体強化や魔力回復があるって言ってたよね―

「食べた分、少しステータスも回復する仕様だったっけ…」

タブレットのステータス画面を思い出す。

(※ポイントは“食事・魔力使用・日常行動”で微量加算)


「はぁ、お米食べたい。お米と味噌汁が恋しい…」

あ…日本食食べれないにしても、これ城下町の食堂でご飯食べるなら

気兼ねなく色々食べれるんじゃない?

さらに、スキル欄を眺める。


(創造スキル:Lv制限解除条件 スキル総合100以上)

―これ、全部ちゃんと上げないと影武者とかも作れないやつか…―

「影武者とか、普通に使うならスキルちゃんと振り分け必要だよね…」

ふっ…ふふ…ぐふふ。

そうと決まれば、いざ!自分の部屋へダッシュだ!


自分の部屋に戻りメイドを呼んだ。

「皇女様お呼びでしょうか?」

「うん、今日魔法の授業で壁に穴開けたのって知ってる?」

「・・・はい」

「それでね、魔力を一気に使ったみたいでとても眠たいの…

ご飯いらないから今日は休みたいんだけど、誰も部屋に入らせないでもらえる?」


「はい、仰せのままに。陛下が来られましたらどうされますか?」

―確かにそれはありそう…―

私は引き出しから便箋を取り、謝罪と共にこう書いた。

『魔力を使いすぎて眠ってしまいます。心配しないでください。部屋には入らないでください』

メイドへ渡す。

「仰せのままに」

メイドは一礼して出て行った。


「よぉーし!いっちょやりますかー!」

腕まくりをし、タブレットを開く。

創造スキル。(影武者生成:消費ポイント50)

「これこれ…」

ボタンを押し、一瞬目を閉じる。影武者が生成された。

「えーっと、初めまして」

「初めまして。私はどうすればいい?面倒くさいのは嫌なんだけどお」

なんか口調ギャルっぽい。

「いや、面倒なことは何もないよ。ただ寝てればいいだけ」

「マジ?ならいいよ!おやすみー!」

布団に入って即寝した。

―これでアリバイは完了―


今度は自分自身。

城下町へ行くなら平民系で、近所のおばちゃん風。


目を開くと鏡の前には別人。

「おぉ。いい感じじゃん! 」


鏡の前には、ふわふわの赤茶の髪にふっくらしたほっぺ。

30代後半から40代くらいだろうか たれ目で優しい印象の女性になっていた


声も落ち着いてる感じだし、これていこう。



その時タブレットが光り、電話マークが点滅した。

「もしもし」

「こんにちはアイビーさん!ログインボーナスの件で…」

「あ、それ今日やりました!あと質問いいですか?」

「はい!」

「ワープってあります?」

「ありますよ!左上の更新ボタンの横です!」

「ありがとうございます!」

通話終了し、更新ボタン横をを押す。


地図を開き、城下町の食堂を探していた。


「食堂は15件か……。お、食堂 田島…日本人っぽい名前だしここで」

ワープボタンを押す。

タブレットから光があふれた。


タブレットの光に包まれ、私は初めて城下町へ降り立つ。



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