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元アラフォーが皇女に転生?!元暗殺者の少年を拾ったので育てます!  作者: 桜月ふたば


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38/55

EP38.  腐った街の掃除人

温かい。小さな寝息が聞こえてくる。

寝返りを打つと…猫ちゃんかな、でもモフモフしてない。

…?撫でると柔らかい毛の感触がした


パチッ!

パチッ!


……!!

少年と目が合った。 一気に顔が熱くなる2人。


少年が一緒の布団で眠っていた


「?!はっ、なんで俺?!」慌ててベッドから降りる少年、

「えっと、おはよう?」


「おはようございます。クレール様。サーシャ様。」

ラークが顔を出す。


「クレール様が床で寝ていたので、ベッドに寝かし直しました」にこりと微笑む

「お前だったのかよぉぉお!」


「うるさいぞ、弟子。次同じ事があったら殺す」師匠もやって来た。

「俺悪くねぇって!」


それから、一緒にぎこちない朝食を食べた。




「陛下、お久しゅうございます。」

「おぉ、来たか。いつも急にすまない。」


「手紙で頼まれていた情報です。」ルーカスが分厚い報告書を渡す。


「…。やはり、腐った連中だったな。」数枚読んだだけで内容を把握していく。

「いかがされますか?内密に消しますか?」

「いいや、これは氷山の一角かもしれぬ。 消すよりも生け捕りで逮捕させた方がいい。」


私は、例の兄妹から聞いた3人組の情報を探るようにルーカスに託していた。


あの3人組は、この国の民ではない。戦争があった街で色々悪さをし

懸賞金が掛けられている人物達だった。


「問題はこの一番強いと言われている魔法があやつれる者だな…。」

「私が魔力欠乏じゃなければ…。 騎士団長に応援を頼むとするか。」


「いえ、その程度の小物は…私一人で十分でございます。」

「一応、数名の兵士をつけるゆえ。指揮はルーカス頼んだぞ。」


「はい、このルーカス。必ずや悪人どもを、確実に仕留めてみせます。」

「あぁ、その…生け捕りだぞ?半殺し程度にな?」

「御意。」眼鏡が鋭く光った気がした。


―ルーカスが側に居てくれるだけで、こんなにも心強いものなのか―


私は、信頼できそうな兵士数名と騎士団長を集めて説明していた。


「標的の3人組は、街を立ち去る時に

必ず子供数名を奴隷として売るために連れ去る。」

そろそろこの街を立ち去ると予測している。作戦はこうだ~~~。」

配置や流れを説明し、今日の夜決行することになった。


「陛下。準備が出来ました。」

「行くぞ…。」


今日の配布品で睡眠剤入りワインを3人に渡した。飲んでくれていればいいが…。


ルーカスは屋根裏から侵入し、標的と子供の位置と兵士が配置されてるかを確認していく。


―久々の現場。慎重に短時間で終わらせますぞー


檻の子供がルーカスに気づく。 

「シーですよ?」人差し指を口に当てるのを見ると。子供は静かにコクコクと頷いた。


まずは人質になりやすい子供の檻付近に居る輩を背後から倒していく。

「お前!だれっ…!カハッ」「ふざけやがっ…ぐぉっお!!」

3人は気絶した。手早く拘束していく。


―体が鈍っている。城に帰ったら、鍛錬をしなくては―

眼鏡をクイっと直して、すぐ檻に戻る。

「助けに来た。静かについて来なさい。」

子供達は、泣かないように声を押し殺しながら…ルーカスの後ろを付いていく。


標的の部屋では男達がワインを飲んで酔っ払っていた。

「今日はいい日だ!」「こんなぁ、旨い酒久々だよなぁ~!」「zzz…。」


天井から兵士達と騎士団長が一斉に降りる

「…!なんだお前ら!!」


「お前らを掃除しに来た。」背中の剣を引き抜く。


男達は酔いが回っているのか、かなり楽に片付けられた。


素早く拘束と口に布を巻き付けた。


「殿下!制圧、標的の確保。完了しました。」


「ご苦労であった!」


出口からルーカスと子供達が出てきた。


「もう大丈夫だ。皆、頑張りましたね。」ルーカスが子供に言うと

安心したのか一斉に泣き出す子供達。


「陛下。子供達の親は、国の警備隊に任せてよろしいでしょうか?」

「あぁ、よろしく頼む。ご苦労であった。」


―ルーカスは標的の家に戻っていった。何か気になった事があったのだろう。―


「陛下。地下室に子供が数名、残っておりました。」


ルーカスの声に、私は後ろを振り返ると

特殊な容姿をした子供達数人が震えながら立っている。

さっきの子供達とは違い、魔力封じの首輪をつけていた。


「殺さないで…。」「良い子にするから…。」

よく見ると鞭の後なのか、傷がいくつも付いている、


「私達は、助けに来ただけだ。今まで大変だったな。」


「この子供達はいかがされますか?」

「…事情を一旦聴いてから判断しよう。」

「御意。」


私と兵士達は子供達を連れて家へ帰っていった。

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