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元アラフォーが皇女に転生?!元暗殺者の少年を拾ったので育てます!  作者: 桜月ふたば


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EP25. 嫌われ令嬢の本音と孤独

「皇女様。令嬢の屋敷へ着きました。」


「ありがとう。」


この世界でサシで年が近い子と話すのが初めてなのもあり

緊張してきた。


門のすぐ前には、メイド数名と中央にデイジー令嬢が出迎えてくれていた。


「本日は、お招き頂きありがとうございます。」


「あっ皇女様。ごきげんよう。先日は、感情的になってしまい本当に申し訳ございませんでした。」


すごい勢いで頭を下げる令嬢。


最後に会ったお茶会では想像できないくらい低姿勢だった。


「こちらへ、ご案内いたします。」


令嬢のメイドが案内して、その間無言のまま 二人で歩いていく。


― 空気が…少し気まずいわ ―



中庭に案内された。 中心に立派な噴水と周りに綺麗な花々で飾られている。


王直属になる前は、複数の国と貿易で少しずつ資産を増やしていたと聞いている。



「とても綺麗な庭ですね。」

「はい! ここは普段私が良く過ごす場所の一つですの!」


椅子に腰かけ、お茶会が始まる。



目の前に、メイドが美味しそうな菓子や飲み物を置いていく。


「私があの時、誘っておりましたのに 中々手紙を送ることが出来なくてごめんなさい。」

頭を下げる私。


「いえいえ!陛下が討伐に向かった話を父から聞いておりましたので…。


この度の討伐が成功されて良かったですわ。」



― なんだ、普通に会話できるじゃないか ―

身構えていた自分が崩れていく。


「忘れないうちに、先にお渡ししたいものがあるんです。こちらです。」


私は、先日作った 某キャラクターの髪飾りを令嬢へ渡した。


「今開けてもよろしいでしょうか?」


「はい!ぜひ! 気に入ってもらえたら嬉しいわ。」



令嬢は渡した小さな箱を開ける。


「~~~~っ!! かっ可愛いですわ!! こちらどちらでお求めに?」


キラキラした目で私に迫って来た。


「いえ、とあるつての者に作らせました。 令嬢の好きなものを風の噂で聞いておりまして…。」



「素敵ですわ!! 今付けます!!」


令嬢は近くに居たメイドを呼び。 現在髪で留めた部分にその髪飾りを重ね付けした。



「一生大事にしますわ!!」 満面の笑みで年相応の少女の顔に見えた。


笑うと可愛いじゃん! 


「気に入っていただけて、何よりです! 」


「お聞きしたい事があるのですが、このキャラクターはどちらでお知りになったのですか?」


ついに本題に繋がる 質問をぶつける私。


「…。」



「両親が貿易も行っているので、詳細は分からいのですが

私の誕生日の時に職人に作らせたアクセサリーがこのキャラクターだったのです。」



― うーん、そうなると…この令嬢は転生者ではない?

作らせた職人か両親のどちらかってことになるかな?-



「そうだったのですね。この猫のキャラクターがとても可愛らしくて

私も好きになったの。」



「可愛いですわよね!! 分かります!後で私の部屋に他にもこのキャラクターの物があるので。ぜひ皇女様にも見ていただきたいですわ!!」



「はい!ぜひ! ちなみに本日ご両親は…?」


「本日は、母のみ家におります。 ただ来客対応しているので会うのは難しいかと…。」



両親に何か言うのではないかと少し不安そうな表情になってしまった令嬢。


「あっ、そんな深刻に考えないでください!軽く挨拶をしたいなと思っただけなので。」



ホッとした表情に戻る令嬢。


「そっそうでしたのね! 」

「皇女様。以前のお茶会でドレスを綺麗にしてくださってありがとうございます。


実はあのドレス母様のおさがりをリメイクしたものだったのです。」


「もし、ドレスが使えなくなったら昔の特殊な生地はもう無いと言われていたので

とても感情的になってしまいましたの…。」


「あら。そうだったのね。大事になさっていたものだったんですね。」


「話しにくい事を聞いてしまったらごめんなさいね。

今までも他のお茶会や交流会で嫌がらせを受けたことは?」


「…。 あります。 私の性格がとても強いのもあると思います…。」


「少し気になってしまってね。一対一ではなく、他人を利用して一人に嫌がらせを行うの 

私…そういう人間本当に嫌いなの。私ならぶっこr 

コホン。 いえ、 最後の方は忘れてください。」


ヤバイ。お口悪くなっちゃった。


「最初は、私が他のとある令嬢に アクセサリーの件でお話をしてて


普通に会話しているつもりでした。 

でも、私のお父様が王国直属の販売権を獲得してから 手紙は途絶え。

お茶会で顔を合わせても無視されるようになってしまって」


― あー…ルーカスから貰った報告書に書いてある事と一致してるな―


「それは、お辛かったですね。」


「はい。それから私の婚約者がいるのですが。その令嬢が好きな方だったようで…。


周りに私が奪ったと言いふらしているとも風の噂で聞きました。」

令嬢は小さな両手を拳にして 少し震え始めた。


「あら…。」


「親同士で勝手に決められる婚約者ですのに…。私は…どうすればよかったのでしょうか…。」


令嬢の表情はどんどん暗くなっていく。



― 周りの友達巻き込んで、あーだこーだ言って悪者に仕立て上げたって感じか―



「私、感情的になると自分を止められなくなって。お茶会でちょっかいを出されては

先日のお茶会のように 大声で圧のある言い方をしてしまうんです。


今まで、ドレスは何度も。 すれ違いざまに一言をかけられたり

色々…ありましたわ…。 でも弱い姿はみせたくありませんの。

無視もできればしたくなくて、反応していったら…一人ぼっちになったのですわ。」

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