EP2. 朝食に毒を盛られましたが、チートスキルで回避しました
「声を荒げて申し訳ございません。 この料理に入っているこの野菜。
嫌な予感がするので食べないでもらえますか?あと念の為、詳しいものに調べさせてください」
「あっあぁ。 誰かこの野菜を調べてくれ。 アイビー、他に気になることはないかい?」
「いえ…。それだけです。」
ぁぁ、この人は信じてくれるんだ よかった。
警報音はいつの間にか止んでいた
なんかやばい感じだったからよかった。
すると部屋におじいちゃんのような人が入ってきて、その野菜に魔力を当てた。
すぐその野菜は紫色に染まった後黒くなり消え おじいちゃんは一礼をしてから
「陛下…大変申し上げにくいですが、これは毒草の一種で間違いありません。
即座に効果は発動せず、ある程度の摂取量を越えないと症状が出ないため
分かりにくいものになるかと…直ちにこの原因と主犯をつきとめます。」
「…なんてことだ。ころす・・・・絶対にころす…わが娘にも同じ草を出しやがってクソがぁああ!」
こぶしでグラスをぶっ壊したお父さん。
ーひぃ!血が出ないほど手の皮厚いんかい!
この人に逆らいたくないわ…めちゃこわいやんけ ー
「陛下…皇女様の前でございます」
「ごっほん、そうだな 声を荒げてすまない。」
ー家臣ぽい人ナイスだわ。お父様…お口!お口悪いですよぉぉおお!!ー
「助かったよ。あ~我が娘は本当に賢い!うんうんかわいくて賢い!
パパが悪い事した、くそ野郎さん達をおしおきするから安心するんだぞぉ^^」
ニコニコのお父さんに戻ってなにより…お口悪いの出てるけど…。
おじいさんは一礼して騎士に耳打ちをしてから部屋を出て行った時
ドア付近に居たメイドの一人の手が震えているのを私は見てしまった。
― 多分、こいつが実行犯っぽいけど…証拠もないから何も言えないな… ―
まぁ、なんか転生特典なのかわからないけど警報音と光ってたし
次回からも身に危険が起きたら何かあるからいっかー と思いながら当たり障りのない会話で朝食は終了した。
部屋に戻ってきた私にメイドがやってきて
「本日の授業は朝食の一件があった為一日無いことになりましたので
自由にお過ごしいただけます。何かありましたらお呼びください」
とだけ告げて部屋から出て行った。
「ふうぃ~~ 疲れたああああ」 ベッドに横たわる私
なんかこう 何かないのかなあー 別に病死とか事故死じゃないんだから
生きている人間を異世界に飛ばすって 神様の手違いとかでぇ
ノーヒントでポイって放置されてもねー… 神様いるなら説明してよー!
天井を見ながら叫んだ。
すると指パッチンみたいな音で全部が真っ白な世界になっていた。
周りをゆっくり見渡すと私の右側に小さい女の子が泣いていて、私と目が合った。
「ごっごめんなさい・・・・」
「えっと、どちらさま…?泣かないで・・?」
「私は緑の女神、ファーリル と申します。ぅ…私が悪いんです…
私が皇女様が辛そうだから終わらせて。あなたを器に入れたのです…。」
泣きながら小さい少女は私に告げた
「私は元の世界には帰れないの?」
「……ごっごめんなさい・・・・。帰れません。この世界の中で寿命を全うしてもらう事しかできません。」
新しいガチャやりたかったなー…後悔は別にそれくらいか、別に友達も殆ど仕事してたら疎遠になってたし。
両親は数年前に亡くなって一人だったし。
「あーー・・いいよ。元の世界に未練とか殆ど無いからさ!ただ何も説明がないからよく分からない事が多くて 説明してくれると嬉しいな!」
ゴシゴシ目を拭いて、少しほっとしたような顔をしたその少女は説明をしてくれた。
この国と私や周りの人物に関して
どうやらお母さんは私が小さいころに魔物討伐で命を落としたらしい。
それをきっかけに、私は引きこもりの人形みたいな子になって過ごしていたらしく
心配していたお父さんは更に私への執着・溺愛するようになった。
祝福により全属性を習得していて、それを知っているのは私の父と母のみ。
隠蔽スキルで光と闇は他人から見られないことになっているらしい。
中々のスタートラインが豪華やん。だから朝食の時にお母さんの姿がなかったのね…
「ファーリルちゃんありがとう。私、今日の朝食で毒草盛られそうになって危なかったんだけど…。
警報音と毒草が光ったのはあなたが助けてくれたってことかな?」
「いいえ、あなたに備わっている危機回避のスキルです」
え、私ってスキルいくつもってるの?
「500です」 え? 「多分500」 多すぎん?
「魔物って今はもう駆逐してる?」
「いいえ。残念ながら人間の憎悪から生まれる場合もある為いまだに魔物は発生します。
スタンビードと言われる魔物が大量発生する時もあります。」
「マジか…」
「はい… この世界にある3つの結界場所を浄化し、新たに結界石を作り設置してほしいのです。」
「マジで?」
「まじです… あっあの、もちろんそのサポートは微力ながらしますので!
スキルの種類はこちらのアイテムから見れますので差し上げます。
スマホみたいなミニタブレットを渡されて指紋認証でみれるっぽい。
「創造…想像した物を出せる力が欲しいんだけど。」
「つけます! 他にはありますか?
「私の体力とかステータスは何で上がるの?魔物倒す以外で
「食べ物です。沢山食べると体重が増えない代わりにステータスに割り振りできるポイントに加算されます。」
思わず握手した。― 最高じゃないか!美味しいもの無限に食べれて太らない…ー
「ふへへ…ふふ…」
変な声でニヤニヤし始めた私に。少女はおびえた様子で後ずさりをしている
「あとコピーロボットみたいな感じで自分の影武者みたいなのつくれないかな?」
「そちらは創造スキルでできますのでご安心ください」
「よかったぁ!ありがとう!とりあえずこの世界を楽しむよ!」
「今後、何かありましたら 先ほどのアイテムで通話できますので!よろしくお願いします」
この画面ディ〇〇みたいだな、
「そういえば女神様って何人も他に居るの?
「はい!光・闇・水・火 後4人いらっしゃいますが、
それぞれ管轄がありまして。今はお会いできないんです」
「あぁ。そうなんだ!了解! じゃあまたね!」
「本当に申し訳ございませんでした…これからもサポートしますので、今後ともよろしくお願いします」
また指パッチンの音がして 先ほどまでいた空間から瞬時に私の部屋の景色に戻った。
「さぁ~て、色々これから出来そうだ!面白くなってきたぞ!やりたいことリスト作ろ!」
私は引き出しから何も書かれていないノートに書こうと思ったが、後々見られてはいけないと思い
先ほどもらった、ミニタブレットをスライドしてメモアイコンがあった為。
そこに書き込むことにした。




