EP1. 転生したら皇女でしたが、人生ハードモードです
その日は、豪雨の日だった。雨音の中 仕事から帰ってきた私はいつも通り
ゲームにログインしてスマホゲームをして眠った。
「うぉぉ!明日から新しいガチャ来るー!課金しなきゃ!」
楽しみにしていて眠ったはずなのに…
「おはようございます。皇女様」
「…ふぇ?」
光のまぶしさに目を開けると、そこには知らない外国の女の人がメイド服を着て立っている。
「あぁ…まだ夢の中かぁ」 私はもう一度、目を閉じ布団をかぶった
「何を言ってるんですか!朝食のお時間まで時間がありません!起きてください!」
そういわれて布団をはぎとられてしまった。
もう一人のメイドらしき人はあきれた様子で、身支度セットみたいなのを取りに行った。
寝ぼけ眼の私は、うつらうつらしながら、ベッドから渋々降りる。
「…え?」 鏡を見た自分の姿を見て驚いた。外国の子供のよう
髪は銀髪。目は紫。5~6歳程度だろうか
―なんだ?状況がうまく呑み込めないぞ?―
混乱しつつ、先ほどのメイド達に質問した
「私の名前って…?ここはどこ?」
するとさっきあきれた顔をしていたメイドが
「スゥー…あなた様はこのルイーナ王国の第一皇女
リュシュレット・アイビー様でございます。 …こちらの返答でお間違えないでしょうかね?」
髪をとかしながらめんどくさい感じで答えられた。
―ただ、普通に眠って起きたら転生してた?いや信じない!
だって今日は新しいゲームのガチャを回さないといけないんだものー
もう一回夜が来て眠れば…現実に戻るんじゃないかな…
もし、現実に戻れないなら… その時はその時考えるか!
混乱した頭と心を落ち着かせるように深呼吸してとりあえずこの状況をやり過ごすことにした。
着替えが高速で終わり。鏡にはキラキラした女の子がいる。
実感が全くない、VRつけてゲームしているような感覚でしかない。
「さ、皇女様。陛下がお待ちですので…こちらへ」
トコトコとメイドの後ろをついていくと。すれ違う大人たちは皆、立ち止まり一礼していく
大きな扉をメイド2人が左右に立ち開いた。
アニメでよく見る貴族様の長いテーブルそしてその奥には、大柄でニコニコした男の人。
頬に大きい傷がある。この人が私のお父さんと呼ぶ人なのだろうか?
他の席には誰もいない。
「おぉ、来たか!愛する我が娘!おはよう よく眠れたかい? 」穏やかで優しい声だ
「おはようございます。遅くなりまして申し訳ございません。」私は頭を下げ
現実世界での話し方で伝える。
「…。」
部屋がかなり静かになる。キョロキョロと見渡すと執事・メイド達は私の顔を驚いたようにじっと見て動かなくなっていた
へ?私、この返答じゃだめだった? 不安になっていると父親らしき男の人が
「誰に、そういうように言えと言われた?」目が怖い。声のトーンも低い冷たく言ってきた。
私の頭のもう一人の自分がパニックを起こす。
めちゃくちゃなんか怒ってる!こわっ!え?こわ!やべぇどうしよう。
深呼吸を1回してから
「いえ、私の頭で考え発言したまでです。ご不快になられましたら大変申し訳ございません。席はどちらに座ればよろしいでしょうか?」
そうそう、こういう時は動揺してビクビクしないほうがいいわ
メイドが椅子を引いたところまで行き ようやく座った。
「今日はどうしたのだ?初めて大人のような会話をしたから父さん驚いちゃったよ
「私もそろそろ早く大人になろうと思いまして…」
配膳されてきた料理に目を落としながら 気まずそうに答える私。
帰りたい…偉い人と話すの現実世界でも苦手だったんだよな…
スープの後メインディッシュっぽい肉が目の前に出された瞬間
ぴぃーーー!!! 警報音がなれ、肉に添えられた野菜が光っていた。
え?は?キョロキョロする私。周りは微動だにせず。陛下も普通に食事をしている。
―なにみんな聞こえてないの?-
王様がその野菜を口にしようとした時、思わず叫んだ
「ダメ!!!!」 国王の手が止まりびっくりした顔で私をみた。
― 自分でも驚くほど大きな声が出た―




