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【詩】君に、花を
追い越せるはずのない君を追い越して
僕は大人になった
季節が僕らを未来へと押しやったって
君はずっとそこから進むことはできやしないから
何度でも、振り返るんだ。
君が過ごしてきた場所 交わしてきた言葉
「あんなこともあったよなぁ…」と 涙がにじんでも
何度でも、思い出せる。
家の裏手に自転車を停める音
君が寝坊したアラームが鳴り響く騒がしい朝
さりげない日常の中に 君の面影がさして
辛い過去だと閉じ込めておくには
君がいたことを否定するようで
もういないものだと受け入れるには
まだ笑って思い出すことができなくて…
「やっぱ寂しいな…?」と 濡れた頬がわらった
大切な人の、大切な日でした 9.10




