25/87
【詩】今日、僕らは。
何か変わることができたかな
あの頃の僕が見たら今の僕をなんて言うだろうか?
思っていたよりもずいぶん、頼りないや。
遠い存在だと思ってたんだ、ずっと。
知らないことが多すぎて、知ってるフリをした。
背伸びした真似ごとして怒られた放課後。
相変わらず余裕のないギリギリの朝。
歳を重ねると厄介なことに
素直になることが照れくさくなってくんだ。
キライって言うよりスキが素敵って分かってるのに、
真っ先に口をつくのは嘘ばっかで。
子どもの頃より、ずっと。
窮屈で、身を縮めて息をしているんだ。
夢なんてこの両の腕から溢れるあったはずなのにさ、
どこで落っことしてきたのかな
もう心動くほどの幾つもないや…
「早く大人になりたいな」
輝いた瞳を向けられる立場になったとき
「子どもに戻りたいなぁ」
今日、僕らは″大人″になった。
この”空っぽの何か”の答えを僕らはまだ知ることはできないだろう。
ただ知りたくて、探して、迷って。
きっと、やっと指先に掠めるのは、この目を閉じるとき。




