27―地下四階層 情けは己を危険に晒す③
焼けたパージーの屍から焦げ臭い煙が漂っていた。溢れかえった骸の先に、螺旋空洞に蓋をしている盾が見えてライドは無事だと判断した。
「ライドを呼びに行こう」
「うん。くまがきたけどね、ねこがたすけてくれたから」
ロロアとパージーの骸を避けながら螺旋空洞に歩み寄っていくと、ロロアが中で何があったのか掻い摘んで説明してくれた。
入り口を塞いで動けないところにアンダーベアが上の階層から下りて来たらしい。ロロアが必死になって戦ったが、追い込まれて目を瞑ると、紫色に発光した魔方陣から猫が現れてアンダーベアは切り刻んだようだ。
「だからぶじだったの」
「そうか」
歩きながら身振り手振りで「シュパーンッ、ぷしゅーてなってたすかったの」と擬音で説明されても何の事だかさっぱりだ。ひとまず無事だった事に安堵しながら、うんうんと相槌を打ち、ロロアの話を聞き終えた。
「もう終わった。出てきて大丈夫だ」
入り口の塞がれた盾越しに声をかけてみたが、中からライドの返事がない。とりあえず盾を退けて中を確認しようと、盾に手を伸ばした。
「アツッ!」
炎雷拷撃で熱せられた盾はまだ熱を帯びていて、触れた指先にヒリヒリとした痛みが走った。自然治癒を発動させていたから治りが早く、水膨れが出来たと思うとすぐにも縮んでいき、傷跡も残さず綺麗に癒えていた。
黒刀の柄でコンコンッとノックしてみるが、乾いた音が鳴っただけで返事がない。
俺はライドを失ったした。
「生きてる」
心の声に反応したかのように弱々しい声が聞こえた。
「今開ける」
少しは冷めた盾に手をかけ壁紙を剥ぐ様に盾を引き寄せると、中には仰向けで倒れているライドとアンダーベアの骸、その骸の上にちょこんと座り込んでいる猫らしき生き物が居た。
その猫はやっと開いたか、とでも言いたげにアンダーベアの上に立つと、ぴょんっと飛び降りてこちらに歩み寄ってきた。
二足歩行に王冠とマント。あまりにもダンジョンには不釣合いな格好をした王様姿の猫は、
「にゃにやらスキルを発動させて身を護っていたようですが、雷が全身を這い巡ったところ倒れてしまいましたにゃ」
倒れているライドの傍らで立ち止まると、キラキラと輝く黄金の王冠に嵌められた七つの宝石が色鮮やかに光を放っていた。
中央の大きな青色の宝石はサファイアだろうか。その両隣に三つ並んだ小さな宝石が嵌められている。
宝石が鏤められた王冠を被り、羽織っている赤いマントには真っ白いファーが縁につけられ、チラチラと揺らぐそのマントの内側には白い毛が見え隠れしていた。
マントの中の外見はネイビー色をした猫だが、お腹の毛は白いんだな。
猫の容姿にやっぱり王様っぽいなと考察したあと、猫の発言にライドの身に何があったのか理解する。
犯人は俺だな。どうやら炎雷拷撃の余波で感電したようだ。
さすがに一言文句を言ってやるかと思っていたが、俺の攻撃でこんな状態になってしまったライドには酷だろうと口を塞いだ。
するとライドは腰の荷袋をぷるぷると震える手で持ち上げると、
「ぽ、ポーション」
ちょっとまってね。とロロアがライドを気遣いながら荷袋を漁り始めた。
「これ?」
中から取り出した小さな小瓶を取り出して見せると、
「飲ませてくれ」
甘えるなバカ野郎と言いたいが、さすがに本気でヤバそうだ。
「あたまがじゃまで、どうしよ?」
捥ぐのか? 頭もぐのか?
まぁ兜の事を言いたいのだろう。
ロロアが俺の方に視線を向けてきたのでライドの上半身を起こして兜を脱がしてやると、本当にヤバかったようで顔は所々蛇が這ったように黒い焦げ痕が残り、唇がしわしわになっていた。
ロロアはワインコルクの様な栓を丸みの帯びた小瓶からポンッと引き抜き、中の半透明な緑色の液体をライドの口に流し込んだ。
「ありがとう。だいぶ楽に、なった」
少しは回復したのだろうか?
しわしわの唇は少しはましになったようだが、顔には黒い焦げ痕が残ったままだ。鎧で見えないだけで、鎧の中も雷に這い回られ酷い姿なのだろう。
「ふむにゃ。スキルが掻き消されるほどの雷。窮地は脱したようですが安静が必要ですにゃ」
「回復はしていないのか?」
「傷の度合いですかにゃ? 生きているのが不思議ですにゃ」
当たり前のように輪の中に入って話をしていた猫は、入り口の外で焼け爛れているパージーの骸を見ながらさらっと怖いこと言うと、
「そろそろ戻る時間ですにゃ」
と口にしたと思えば、猫の足元には紫色に淡く発光する魔法陣が浮かび上がっていた。
「お前は何者なんだ?」
「私は猫人族の王、ケットシーですにゃ」
探知察知を確認すると、紫色の光点の正体はこの猫、猫王だったようだ。
自己紹介をされると、隣に居たロロアがケットシーに向かって、
「ごていねいにどうも。わたしはロロアです」
「いえいえ、ご挨拶は猫人族として当然の作法ですにゃ」
二人が互いに頭を下げあっていると、上半身を起こしていたライドが猫に向かって口を開いた。まだ少し話すのも辛そうだが、それでも一言礼を口にしていた。
「ロロアちゃんを、助けてくれて、ありがと」
「こちらこそ、偶然とは言え召喚術師のお仲間もお助けでき光栄ですにゃ」
なんとも腰の低い猫だが、悪いやつではなさそうだ。
その証拠に、このケットシーが風魔法を駆使してアンダーベアを簡単に屠ってしまったらしい。
「俺からもいいか。お前は召喚獣なのか?」
「そーですにゃ。そちらの方が私を召喚した召喚術師ですにゃ」
肉球を見せながら、これまた丁寧にロロアの方へ肉球を向けた。
「わたし?」
「私を呼び出したのは、あなたですにゃ。これで二度目ですにゃ。心配してましたが無事でよかったですにゃ」
「んー?」
小首を傾げ召喚したという自覚のないロロアの姿を見ると、二足歩行のケットシーは四つん這いになり、あからさまに落ち込んだ。
魔法陣の光が強く輝き始め、別れが近づいているのがわかった。
「私はケットシー、猫人族の王ですにゃッ!」
愛らしい肉球を胸に当て、空いた腕を天高く伸ばし立ち上がったケットシーのメンタルは強かった。
「さっききいたよ?」
だが、天然少女によってケットシーの心は見事に折られてしまった。
「本当に戻る時間ですにゃ……次お会いするときには名を与えてくださいませにゃ」
哀愁を漂わせ、胸に片手を当てながら見事なまでに優雅な一礼をしてみせた。猫の王がロロアに頭を下げた姿に、本当にロロアが召喚したのだと得心がいった。
「それでは、今日のところはこれで失礼しますにゃ」
そう言い残すと、魔法陣の中に沈む様にしてケットシーは消えてしまった。
「ありがと、ロロアちゃん」
「わたしもよくわかんないけど、ライドがぶじでよかった」
俺にもさっぱりだが、ロロアは召喚術師の才能があることだけはわかった。それに二度目と言っていたが、囚われた牢から脱獄させたのはあのケットシーなのかもしれないな。
ケットシーが姿を消すと紫の光点も消えてしまっていた。
もしやとは思っていたが、やはり紫色は召喚獣の光点だったようだ。
「今はよくわからなくても、その内わかってくるだろう」
俺の言葉に消えたケットシーの事は一先ず措いておこうと二人も納得した。
「すまないカザミ。俺一人じゃ、助けられなかった」
いや、大丈夫だライド。ロロアが危険だったのはわかったが、お前は俺のせいで命の危機なんだ。そっちを気にしろ。
「起きれるか?」
「無理だ。身体が言う事を、利かない」
意識はあるが全身が麻痺しているのか。
生きているのが不思議か……よし、置いて行くか。
「……置いていかないでくれ」
冗談で考えただけだったが、ライドはまたも俺の心を読んだような言葉を口にした。
これが本当に危険な状況で、どうしようもないのなら、そうしたかもしれない。
けれども今は仲間を助けられないほどの危機的状況でもないと思うと、どこかで似たシチュエーションがあったなと勝手に記憶の引き出しが開き思い出された。
たしかこの話はエベレストに夫婦で登山した人の話だったはずだ。夫婦は登頂後、下山途中に奥さんが滑落してしまい遭難したらしい。旦那も奥さんが居ない事に気づき、身の危険を顧みずに探しに行ったそうだ。
だが旦那は山の脅威に呑まれ命を落としたそうだ。滑落した奥さんは近くを通る他の登山家に「置いていかないでくれ」と懇願していたらしい。
その登山家たちの中で後に再度会いに来てくれた二人の登山家と遭遇するも、そのとき二人は奥さんを救助して下山する余力は無く、慰める事しかできなかったようだ。
女性と言えど抱きかかえて下山できるほど、エベレストは生易しい山じゃない。常に自身の命も危険に晒されながら、他人の命を救えるはずもなく、二人は罪悪感に苛まれながら女性を残し下山した。
二人は数年後に女性の母国の国旗を手に再度エベレストに登った。そして二人はあの時助けられなかった女性の遺体にその国旗を覆ってあげる事ができたそうだ。
エベレストの悲劇は多々あるが、この女性は初めてエベレストに無酸素登頂を果たした女性だったと、後の世で認識され、俺もその女性が成し遂げた偉業を後から知った。
「これを飲め」
ライドは今、何を思っているのだろうか。
あの時、ロロアにポーションを手渡したときのように顔を引き攣らせていた。
ロロアに飲ませたのは卵型の小瓶に入った下級ポーションだが、これは丸みを帯びたフラスコ型の瓶に入っている通常のポーションだ。
下級ポーションは外傷や打撲程度は癒せても、骨折や内臓などの内面的な傷には効果が薄い。ライドは雷で感電したのだから、臓器も損傷しているとみた方が良いだろう。通常のポーションは致命傷以外なら治癒が可能なので、ハイポーションを飲ませなくとも癒えるはずだ。
ロロアに俺の持っているポーションを手渡すと、黙ってライドに飲ませようと傍に立った。
「たいじょうぶだよ」
赤いポーションを目に真剣な表情でロロアを見つめると、ロロアは一口だけコクンとポーションを口にした。
「どくじゃないよ」
ポーションひとつ飲むのに大の大人が何をおどおどしているのかと思えば、俺が今楽にしてやると言わんばかりに毒でも飲まそうとしているのだと受け取っていたようだ。
実に情けない。
身体が動かなく、毒のような液体を差し出されればそう思うのも無理がない……のか?
「いいから早く飲め」
首をゆっくりだが動かして俺の方を見ると、信じていいんだな? とでも言いたげな眼をしていた。
俺も少しは罪悪感を感じている。威力を弱めれればライドはこんな状態にはならなかっただろうし、感電するなど考えてもいかなった。
なんかすまんな。
黙って頷いて見せると、ライドも信じるからな、としつこい視線を向けてきたが、ロロアが隙を見て口の中に瓶を突っ込み無理やり流し入れた。
「これでいたくないでしょ?」
ガハッガハッと咽ているが、すぐにもライドの全身が淡い光に包まれると、
「ロロアちゃん、もっと優しく飲ましてくれよ」
顔中にあった焦げ痕も綺麗に消え、何事もなかったような元気な声を出していた。
「あまえちゃダメだよ」
「もう大丈夫なようだな」
ライドは多少驚いてはいるものの、
「あ、ああ。さっきのはポーションなのか?」
「そうだ。毒じゃなかっただろ」
ライドは少し照れくさそうに苦笑いを浮かべた。
「まだまだ先があるんだ。行くぞ」
ライドの手を取って起き上がらせた。
パージーの骸を避けながら両側が崖になっている細い一本道の前まで移動し、一度立ち止まった。
「落ちないように気をつけるんだ」
「うん」
ロロアが服の裾を掴んだのが感触でわかると、俺は慎重に進み始めた。
半分も進みきれていない所で探知察知に動き回る複数の薄赤い光点が出現した。
するとすぐにもそれは赤い光点に変わり、同じ階層に下りてきたのだと理解する。
「螺旋空洞から何か来るぞ!」
パージーの骸を蹴散らしながら進み来る妖光する瞳に白い毛で覆われた巨体。
「アンダーベアか」
「今度はベアが三体かよ」
いきり立ち四足で駆けるアンダーベアは、脇目もふらずに俺たちの方を目指して細い一本道に入ってきた。
パージーが不敵な笑みを浮かべていた理由がわかった。魔物に縄張り意識があるのだとアンダーベアの居た階層で知ったときに気づけばよかった。
この階層はすでにアンダーベアが縄張りにしていたのだ。パージーたちも戦意を隠して天井に身を潜めていたのは、アンダーベアを警戒しての事だったのだろう。
そりゃあ螺旋空洞に逃げ込んだ二人を見たときは笑いたくもなっただろうな。なんせ上から自由に行き来するアンダーベアが居るんだ。
出入りが出来ないようにして音を発たせるだけで勝手に殺しに来てくれるんだもんな。
まんまとしてやられたな。
「ここでは不利だ、二人共走れッ!」
振り返って抜刀するとライドは俺の意を理解したようで、盾を背中に担ぎ、ロロアを抱き上げ全力で走った。
俺はロロアを抱えたライドを先に行かせて、殿を務める。
「やはり魔物でも熊だな。足が速い」
追いつかれ背後から襲われるならと、俺は三体のアンダーベアを足場の狭いこの一本道で迎え撃つ事にした。
相手は多数だが勝算は十分にあった。振り返って見ると細い道幅でアンダーベアも一列にならざるおえなかったのだ。
これなら一撃で片がつくだろう。さっさと済ませるか。
「【迅雷】」
俺は鞘に収めたまま迅雷を発動し、上の階層でアンダーベア亜種を屠った様に、刀身に鞘の中で魔力を纏わせた。
「【居合い抜き】」
黒い魔力の刃を先頭で駆けるアンダーベアに向けて放った。
スキル名同様に居合い抜きは有効射程が短いが、その速度と的中力の高さは外せないここ一番では実に役に立つ。
縦に近い角度で伸びた黒い刃は細い道幅の中心を抉りながら、一列になった三体のアンダーベアに襲い掛かった。
先頭を駆けていたアンダーベアを見事に真っ二つにすると、分かれた左右の身体はそれぞれの崖底へと呑み込まれていった。
二体目は前のアンダーベアが斬られた事に気づくと、すかさず両腕を前に組み魔力の刃を防ごうとしたが、駆ける勢いで刃に突っ込んでいき腕が斬り飛ばされ体制を崩すようにして転落した。
最後尾のアンダーベアは飛び上がり魔力の刃を躱そうとしたが、魔力の刃は縦に近い形で伸びているため、少しの跳躍では飛び越える事はできず、宙に浮いた状態で片腕を斬り飛ばされた。
「まだ戦意を失わないとは、魔物とは恐ろしいな」
高く飛び上がったまま、残った腕で俺の首元に鋭い爪を突き刺そうと爪の先を俺に向けていた。
跳躍したアンダーベアは宙では動けまいと、俺は一歩後退してそれを避けようとしたが、アンダーベアの背中から仔熊が飛び出してきた。
突然の仔ベアの姿に斬るかどうか反応に遅れた俺は、刹那の時間、思考が停止していた。
「ぐッ……」
背中から飛び出した仔ベアが頭上から眼前に迫ると、俺の意識とは関係なく反射的に身体が勝手に斬り伏せていた。
崖底に落ちていく姿を視界の端に捉えながら、親熊のアンダーベアに意識を向けたが遅かったようだ。鋭い爪が俺の左肩に突き刺さった。
まるでお返しだと言わんばかりに俺の腕をもぎ取ろうと爪を奥に突き立ててくる。痛みが熱と共に感じられると、左手で突き刺さるアンダーベアの右腕を掴み、それ以上傷口が深くならないよう押し返す。
片腕を斬り飛ばされたアンダーベアは、見事に俺へとその鋭く尖らせた爪を届かせたのだ。そのまま地面に倒れ込むアンダーベアに身体を持っていかれた俺は、アンダーベア諸共底の見えない深淵に身を落としてしまった。
「見事だベアの親子。ライドォオ! ロロアを頼んだぞッ」
向こう岸に駆け抜けたライドはロロアを下ろした。そうして俺が落ちるのを見ている事しかできなかった二人は崖底を覗きながらただ叫んでいた。
「かじゃみー!」
「カザミッ!」
崖底に向かって俺の名が響く。
落下しながらも上に乗りかかり俺に止めを刺そうと、アンダーベアは一度引き抜いた爪を喉元目掛けて突き下ろしてきた。
一瞬攻防。俺の刀がアンダーベアの喉元を突き刺す方が一瞬早かったようだ。
声もなく息絶えたアンダーベア。爪は俺の喉元に確かに刺さり込んではいたが、それは爪のほんの先だけで、たらりと血が滲み出ているのがわかった。
落下しながら俺の上に寝そべるアンダーベアを蹴り落とすと、肩から流れ出ている血が空に昇っていくみたいだった。
その光景に俺の落下速度が血が零れ落ちる速度を上回っているのだとすぐに理解した。
このまま地面に叩きつけられれば即死だろうな。
これほど死が間近に感じられたのは始めてだ。
素直に恐ろしいと思える。数秒先か、もう少し先なのか。心臓が張り裂けそうなほどにバクバクと脈を打っている。
拒絶のしようがない現実。ライドもさっきは今の俺の様な気持ちだったのかもしれない。
「死にたくないな……」
死んだら元の世界に還れるのだろうか?
いや、それはないだろう。
ここでの死も、おそらくは本来の死を意味するんだと直感している。
どこで間違えた。
ダンジョンに挑んだことか……
それとも殿を務めたときか……
どれも違うな。
仔ベアに躊躇した事だ。
何も考えず殺せば、殺される事はなかった。
戸惑い、仔熊だからと情けをかけてしまった。
その結果がこの様か。
仕方ないよな。いくら魔物でも子供だったんだから。
所詮は安穏とした日本という国で生まれ育った俺は、この世界の厳しさに順応できていなかったんだ。
走馬燈のように元居た世界の記憶や、この世界に降り立った日の事など、今日まで過ごした時間の情景が頭の中を駆け巡った。
俺は瞳を閉じて確実に訪れるだろう死を一度は受け入れた。
だが――「まだ死ねない」
頭の中を駆け巡って思い出が出し尽きると、ロロアとの約束だけが何度も何度も鮮明にフラッシュバックしていた。
死を目前に控え初めて、俺の後悔の心が擽られた。
「やれる事は全て試してやるッ」




