第176話 こんな所に被害者がいたなんて
ギガントジェリーの抜け殻は、何だろう透明なこんにゃくって感じの見た目と感触で、これを他の素材と組み合わせて加工することで特注品の海水生物専用のの入れ物が出来るらしい、陸上の巨体な子の分はこれとは別の素材が必要なんだって。
「後必要な物は〜、ダンジョンひまわりの花とムームーの毛です〜、他の材料は雑貨屋なんかに売ってるやつで十分なんですけど〜、この2つが中々手に入らなくて〜。」
ん?なんか聞いた事のある名前がでたよ。
ユエにコショコショ話して頭に生やしてもらってから、
「ダンジョンひまわりってこれでも大丈夫ですか?」
「え!?」
「後ムームーの毛ってこれだけあれば足ります?」
「!?そ、そうです〜、それです〜っ、なんで持ってるんです?」
「いえ、本当に偶然ですよ。」
正直私の運の良さが仕事をしたんでしょうね。
見せたのは雪山のダンジョンで手に入れた青いひまわりことダンジョンひまわり(青)とムームーの毛。
「それがあるなら作る準備は問題ないんですけど〜、加工を依頼しないといけなくて〜。」
「サロンさんが作れる訳じゃないんですね。」
「そうです〜、材料を職人に依頼してからになるので〜時間が掛かってしまうのが難点です〜。」
自分で作れたら1番早いだろうけど、そんな技術もスキルもないから専門の職人に頼む方がいいだろうね。
「その職人も〜少し前までは事情があって頼めなくなってて〜、在庫してた分しか無かったんですけど〜、最近また受け付けを再開してくれたんです〜。」
「そんなに気難しい人なんですか?」
職人気質の人が何らかの事情で受け付け拒否とか、大変だな〜と思ったら。
「気難しいと言うより〜、珍しいというか〜、…ソラちゃんなら大丈夫だと思いますから言いますけど〜、ケット・シーの方なんです〜。」
「はい!?」
「…たちの悪い方に迷惑をかけられたようで〜、最近まで雲隠れされてて〜、再び交易を再開されると転移して来られて〜職人さんから直接話を聴きました〜。」
うん、心当たりがありすぎて反応に困る。
「…えーっと、もしかしてその職人さんミケ工房の方だったりします?」
「!!ミケ工房を知ってるんですか〜っ、そうです〜そこの職人さんです〜。
そう言えば旅人さんと仲良くなってまた交易を再開することになったと聞きましたが〜、ソラちゃんのことだったんですか〜?」
「今の所、ケット・シー達の所に行ってるのは私達だけだと思います。」
いやいや、まさかサロンさんとミケ工房につながりがあったなんて思ってもみなかったし、もふもふ過激派の事件で影響を受けてたとか、知らなかったとはいえ申し訳なくなってしまった。




