第175話 今回のたまごに必要な物は?
「ダンジョンコアを利用して場所を確保したりするのは〜各ギルドに申請義務や許可が必要なので〜、私の様な牧場や施設を経営してる人がこの子達を保護したり預かる場所にするのは〜義務だったりします〜、後は臨時の避難場所としても利用したりとか〜。」
「へ〜、そうなんですね。」
「はい〜、但しダンジョンコアの詳しい説明や利用方法などは〜扱いが危ないのでSランク冒険者や国の重要人物の方にしか教えられません〜。」
「なるほど〜、確かに誰かが勝手に利用したら危険でしょうね。」
「そうなんです〜、だから基本的にダンジョンコアを使っている人は大体強い人なので奪いにくる人なんかは〜、ミンチです〜。」
「…。」
ダンジョンコアを守っている人達がかなり強いってことは、もしかしてみんな師匠レベルなのかもしれないってこと?
…、今残ってる国とかには実はSランク相当の人物がいる可能性があったりする?
いやいや、その話は今は置いていよう、もしかしたら今も開催してる特殊イベント関係に引っ掛かってるかもしれないし。
取り敢えずたまごに必要な話を詳しく聞く事にしよう。
「そうですね~、たまごを孵す時は海中がいいと思います〜、海水生物専用道具は〜現存の物はスペックが足りないでしょうから〜特注品でレア素材を使って作ることが出来れば連れ歩く事が可能になりますよ〜。」
「!!本当ですかっ。」
「ここに置いてた在庫分は〜この場所に初めて来た旅人さんに渡して空になってまして〜。」
「だから作らないとない訳ですか。」
「それです〜、ちなみに素材を持ってる子が実は先程いましたよ〜。」
「えっ?」
どうやら先程案内して貰った海水がある場所にいたらしい。
戻ってどの子か聞いてみると、どうやらクラゲ系モンスターのギガントジェリーの皮を使うのだとか。
ギガントジェリーは基本は水と同化するように透明に擬態して海の中を漂っている温厚なタイプのモンスターで、あの透明カメレオンとは違い襲い掛かってくるのはピンチになった時ぐらいなんだって。
どうやって皮を手に入れるのかと思ったら、このギガントジェリーは脱皮をする性質をもっていて、そろそろ脱皮をするタイミングだから手に入れることが出来ると説明された。
前に脱皮して保管していた分がなくなった所でもあったようで、私にも分けてくれるらしい。
この牧場に来たタイミングが良かったみたいだね。
…ちなみに脱皮を見せてもらったけど、ゆっくり剥がすタイプじゃなくてユエの身代わりみたいにスポンと脱げるタイプだったことをここに報告します。




