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じいちゃんの飼っていた犬が新種だった。でも、なんだか、おかしい????????  作者: 田舎娘


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  6 俺んちの周り

 さあ、今日は、家の周りの散策だ。簡単に朝食をとってと。朝食は、パンっと目玉焼きに昨日お隣さんからもらった胡瓜だ。新鮮だからか、塩を掛けただけでもおいしい。ケンタは、犬用のカリカリだ。ケンタは、水。俺は牛乳だ。


 じいちゃんには、俺の目玉焼きを少しと、牛乳と胡瓜一かけらだ。こんな物ですまないと思いながら、線香をあげてチーンだ。

 この家には、仏壇が無いから、じいちゃんは、小さいテーブルの上にいる。

 仏壇のことを、伯父さんに相談しようと、記憶に留める。

 チーンの間、ケンタも俺の隣に座っている。そしたら、チーンする棒のおりんを口に咥えて、俺の真似をしてチーンしてた。ケンタって、本当に賢いよな。俺は、

「偉いぞ。すごいぞ。ケンタ。」

 頭を撫でていた。

 この日以来、俺がチーンを忘れそうになると、代わりにおりんでチーンしてくれるようになった。ケンタには、敵わない。


 さて、家の周りは、どうなっているのか。

 スニーカーを履く俺に、じいちゃんの長靴を持ってきてくれたのは、ケンタだ。

 俺は、長靴よりスニーカーが動きやすいと思うんだが、ケンタは、早く履けと言っている。きらきらした目で俺を見るんだ。俺は、ケンタに負けた。


 負けて良かった。

 もし、あのままスニーカーだったら、泥だらけになってた。今日も、一つ学んだ。長靴は、必需品だ。買い物に行った時、ホームセンターで俺好みの長靴を買おう。これも記憶に留める。


 庭畑だよな。こんなに広かったか?じいちゃんち、イヤ、俺んちから見えてたのはほんの一部だったようだ。家から見えないけど、果樹園まであるんだぜ。驚きだよ。リンゴがいっぱいなってた。こんなに一人で食べきれないよ。じいちゃんはどうしてたんだろう。隣の爺さんに聞いてみようかな。お隣のおすそ分け分も収穫して、午前が終わった。


 他の木もあったから、季節ごとに楽しめるだろうと思う。なんの木だろう。期待してしまう。


 お昼は、リンゴを堪能した。すっごく美味しかった。ケンタも食べたんだよ。犬ってリンゴを食べたっけ?でも、テレビで、珍しい物を食べる犬や猫のこととかやってるから、ケンタはリンゴが大好きな犬なんだろうな。こんなに美味しいんだ、犬だって好きになるよ。


 リンゴを持って、二日連続で、隣人に突撃だ。

「今年は、あきらめてたんだよ。嬉しいねえ。」

 喜んでくれた。質問も、

「俺もそうだけど、農協に卸しているんだよ。あそこの後釜だっていえば、すぐ手続きしてくれるよ。この辺では、あんたの爺さんの野菜や果物は美味しいって評判だったからさ。」

「ありがとうございます。」


 俺は、早速、農協にGOだ。もちろんリンゴを車に詰めたさ。

「ケンタ、くるま……。」

 乗れと言う前に、ちょこんと隣の座席に座っていたケンタだ。

「じいちゃんと、いつもドライブしてたんだろうな。手間が省けて良いや。」


 農協はすぐに手続きしてくれた。ただ、農協に口座を作ったけどね。農協に卸すのは、決まった曜日でなくとも大丈夫だった。だから、週一と決めて、木曜日に持ってくることにした。今日が、木曜日だから、次回も木曜日にしただけさ。今日の分も引き取ってくれた。じいちゃんの作物は評判が良かったらしい。

「お孫さんが、引き継いでくださって、本当に良かったです。ありがとうございます。」

 なぜか、お礼を言われてしまった。お礼を言うのは俺の方なのに。

「これからも、よろしくお願いします。」



 ついでだから、伯父さんちによって、リンゴのお裾分けをしといた。伯母さんから、

「人恋しくなったら、いつでもおいでね。無理しないでね。」

 労われてしまった。だから、

「まだ、山とか足を踏み入れてないので、これからが冒険です。しばらく、探検ごっこだから、まだまだ大丈夫です。ケンタもいますし。心配してくれてありがとうございます。」


 伯父さんは不在だったから、仏壇の話は後にした。

 まだ、時間があったので、玄関のチャイムを買いにホームセンターに行くことにした。

「あっ、長靴も買わないと。なあ、ケンタ。」

「ワン。」




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