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じいちゃんの飼っていた犬が新種だった。でも、なんだか、おかしい????????  作者: 田舎娘


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41/46

 41 やっと………。

 末っ子の楽天さに勘太の毒気は抜かれた。


「ケン太、俺は考え過ぎか。まだ、ハッキリしていないことをくよくよ考えてもしょうがないか。」

「ワンワン。」

「そうだよな。俺は、誡さんと海人さんを伊勢家のお墓に納めることを決めたんだ。今、俺のやることは、悩むことじゃあない。墓を見つけるんだよな。」

「ワン。」

「明日、洞窟へ行ってみよう。時は来ても、順番があったのかもな。なんだか、明日は奥に行けそうな気がするんだ。」

「ワンワン。」

「パタパタ。」

 ケンタもブラウニーも頑張れと言っているようだ。



 本日も、快晴。

 ブラウニーも誘ったが、首を横に振った。だから、留守を任せ、ケン太と洞窟へ出発だ。ケン太は、湧水で、いつものルーティンだ。お花畑で果物をいただく。お墓を見つけた時の為に、数本の花と果物をいただく。


 勘太は絶対洞窟が伊勢家の墓だと思う。なので道を歩きやすいように木の枝や草を除きながら登っていく。

「少しの枝や草を切らせてもらいます。」

「ワンワン。」

 切る前に、ケン太と一緒に山に許しを請う勘太だ。そのおかげか、勘太の通った後は、歩きやすくなっているようだ。


 洞窟に、梯子を使って登る。ケンタは、一飛びだ。ケン太の運動神経がうらやましい。


 洞窟に入ったら、前とは違うことに気が付いた。あのとがった空気が無いんだ。奥にも行ける。ただ、当たり前だが暗いんだ。急いで、ヘッドライトを装着する。ケン太用も用意しといたので、ケン太の頭にも装着する。外れてもいいように付け方を練習していた。外れても、ケン太がどこにいるのかわかれば良いんだ。ケン太とはぐれるのは、勘弁だ。


 ケン太は、暗くてもずんずん奥に進む。俺は、少し腰が引けている。ケン太にリールをつけておけばよかったと反省した。

「ケン太、俺を置いてくなよ。どこにいる。」

「ワンワン。」

 俺の呼びかけにケンタが応え、側に戻ってきてくれた。

「ケン太、どっちに行けばいいんだ。俺は暗くてよくわからないんだ。案内してくれ。」

「ワン。」


 どのくらい歩いたのだろう、暗くて全く見当がつかない。それでも、ケン太の案内とヘッドライトの光を頼りに、奥に進む。ケン太が立ち止まった。

「ケン太、どうした。」

「ワンワン。」

 ケン太の声が違う。ここなのか?急にケン太が走り出した。俺はケン太の明かりを頼りに後を追う。後を追うが、光が右に折れてその光が無くなった。

 俺は、慎重に進む。洞窟の道は右に直角に曲がっていた。

 その先にケン太はいた。


 ケン太のたどり着いたところは、明るかった。眩しさはなく、目に優しい明るさだ。明るいだけじゃあない。


「ケン太、ここが………。」

「ワオ~ン………。」

 やっと、見つけた。




読んでいただいて、ありがとうございます。

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