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じいちゃんの飼っていた犬が新種だった。でも、なんだか、おかしい????????  作者: 田舎娘


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12/46

12 サクランボが梅がアスパラがスイカが……たいへんだー

 49日が終わって、気が抜けたのかリンゴしか収穫していない。そのリンゴも時期が過ぎたようだ。


 次は何だろうと思っていたら、農協で教えてくれた。でも、いっぱい種類がある。じいちゃんは、一人でこんなに働いていたのか。すごい。俺は、収穫だけで手いっぱいだ。そしたら、農協の人が

「日吉さんは、農業は初めてですよね。焦らず、まず自分の食べたい物や簡単に育つ物を考えたらいいですよ。」

「それでいいんですか。」

「もちろんです。農業は重労働ですから、最初は、無理なく楽しくです。日吉さんは、果物もありますから、焦らなくても食べて行けます。気楽にいきましょう。」

 助かった。じいちゃんと同じようにしないといけないと思ってた。


 今年の目標を決めた。

【じいちゃんの労働を無駄にすることなく、収穫に専念だ。】

 幸い、ほとんど生活費がかからない。この前、冷凍食品を大量に買ったけど、家の野菜を丸かじりした方が気に入っている。やっぱり、新鮮だからかな。


 目標に向かってまっしぐら・・・・。たいへんだー。果物が、野菜が、鈴なりだった。果物なんて、上ばっかり見てたから気付かなかった。落ちてるんだよ。梅がいっぱい。ケン太には悪いが、梅を拾う係に任命した。器用に落ちている梅を口に咥えて籠に入れている。俺は、畑で収穫だ。アスパラガスだろう。ブロッコリーだろ。俺の知らない野菜まである。とにかく、片っ端から収穫した。収穫した籠は数えてなんかいられなかった。それを倉庫に運ぶのも一苦労だ。もしかしたら、これが一番つらいかも。


 ケン太は籠を持てないから、梅が終わったら自由にさせていた。そしたら、木に昇ってるんだよ。で、もぐもぐして、ペッってしてるんだ。たまに下に置いてある籠に、何かを落としてた。確認したさ、サクランボだった。美味しそうなサクランボで、俺も、もぐもぐペッしたよ。最高だね。


 明日は、木曜日じゃあないけど、農協へ出勤だ。早く出荷しないとね。俺の知らない野菜の名前も教えてもらわないと。


 そして、もう一つ、目標を決めた。

【裏山の探検】

 この目標は今年だけでは、終わりそうもない。

 でも、山は、しばらく無理だ。仕方ないね。冬にできればいいな。今年は、じいちゃんの野菜たちの収穫が優先だ。



 農協へは、軽トラで行った。ジープでは、乗り切らなかったんだ。そんなに収穫したつもりはなかったが、改めて眺めたら、すごかったんだ。俺もケン太も頑張ったんだ。俺は、自分で自分を褒めたさ。もちろんケン太も褒めたたえて、撫でまくった。でも、ちょっと頑張りすぎかな。でも、こんなに収穫したか?ジャガイモがある。掘ったっけ?


 農協でおろした時、言われたんだよ。

「日吉さんとこは、おじいさんの時もそうでしたけど、収穫時期が長いんですよ。良いですよね。」

 俺は、果物や野菜の季節の時期なんて興味が無かった。いつも、スーパーにならんでいたから。スイカやメロンはしっていた。でも、胡瓜とか茄子なんていつも買えた。俺の友達なんて

「ゲームで野菜の季節を学んだ。ゲームも役に立つんだ。両親にそう言ってやったよ。」

 胸張って主張してた。

 農家さんの努力の賜物なんだな。


 農協で、おふくろに送ってもらう。農協は、何でもそろうし、荷物も送れる。専用の箱もそろっているし、ほんと助かる。

 伯父さんちのお裾分けをトラックに残して帰ろうとしたら、

「日吉さん。今までの清算です。疑問があったら、言ってください。」

 一枚の伝票を渡された。見て驚いた。

「こんなに、なったんですか。」

「はい。お金は、農協の口座に入ってますから、確認してください。」


 俺にとっては、思いがけない金額だったが、それが適正なのか分からない。こんな時は、やっぱり伯父さんに聞くしかない。


 適正だそうだ。

 お裾分けを伯父さんに渡し、心躍りながら、帰宅した。


「また、仏壇のこと相談できなかった。」

「ワ~ン。」

 ケン太は、呆れているようだ。




読んでいただいて、ありがとうございます。


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