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記喪転我意 〜美織Side〜  break my memory  作者: Spumante Rock


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47/53

第47話  1歳ちょっとの帰国子女

いつも読んでいただきありがとうございます。

美織と谷本の結婚式から、

3年の月日が経っていた…


セリエAのプレーシーズンがもしすぐ終わる頃…


「今日…お姉ちゃん帰ってくるんでしょ」


「アミちゃん連れてくるよね?

もう1年ぶりじゃない…楽しみ〜」


「愛はどう?学校には慣れたの?」


「慣れたも何も…まだ、3ヶ月も経って無いのに、慣れ過ぎて面白くな〜い」


愛は、教員資格を取得して、

母校の瑞浪中学校の美術教師になった。


池田先生が違う中学に赴任した為、

美術教師に空きができて、瑞浪中学に決まった…


「私、空港まで迎え行ってこようか?免許も取ったし、お姉ちゃんも荷物多いだろうに、小さいアミちゃん連れてくるんでしょ…」


「それなら一緒に行こうか?」


「何時に到着する予定?」


「18時に中部国際空港に到着って書いてあるわね…」


「行こうよ…」


2人は車に乗り込んで、

「行きはお願い!帰りは私が運転するから…」


「いいよ、練習にもなるし運転好きだから…」


母は少し間を空けて

「いや…違うの…大事な孫を乗せて練習なんて…」


「はぁ〜…はいはい!帰りは任せた。」


愛はエンジンを掛けて出発した。



〜 中部国際空港到着ロビー


「お姉ちゃん出て来るかな〜、

お母さんLINEしてみて、」


到着ゲートから、続々と人が出て来る、

「あれ…出て来ないね…LINE既読になった?」


「うーん…既読にならないね…」


「えー…じゃあ、気付かないうちに駅に向かったんじゃないの…」


「そんなはずは…」


人が途切れはじめた頃…ようやく姿を見せた美織…

「アレ!お姉ちゃんじゃない?

おーい!!お姉ちゃん!!」


「愛?!…何、迎えに来てくれたの?」


「さっきお母さんに、LINEしてもらったよ」


「そうなんだ…ごめんね、

アミが寝てたもんだから、乗客全員降りるまで待ってから出てきたんだけど…携帯がフライトモードになったままだった…」


「おかえり…アミちゃん抱っこするよ」


母はアミを抱えて嬉しそうだった。

「お姉ちゃん、荷物持つよ…

車で来てるから、途中でごはん食べて帰ろ。」


「嬉しい…」

帰りに、父が営んでいるうどん屋で、

ごはんを食べて帰る事になった…


母が父に連絡して、

奥の座敷を予約しておいてくれた。


お店に着いた時には、

アミちゃんもすっかり目をさまし、

ご機嫌に絵本をめくっていた。


「アミちゃんよくきたな…」父が座敷まで来て、

すっかり働く気力を無くしていた…


「ありがとうね、お父さん

しばらく、滞在するつもりだから宜しくね!」


美織が言うと、父は嬉しそうに

「何食べる?」と、注文を取ってくれた。


久しぶりに、父のうどんを食べるのも、

両親の顔を見られたことも、美織は嬉しく

帰って来て良かったと思った。


「寸くんはいつ帰ってくるの?」


「来週からシーズンオフになるから、それから…

一緒に帰ってこようと思ったんだけど、由依も帰省するって言うから…合わせちゃったの」


「あら、仕事じゃ無くて…?」


「うん!完全オフで飲みに行く約束してたんだけど…アミにも会いたいって…ウチに呼んでもいい?」


「もちろんよ…由依ちゃんが着てくれるなんて…

いろいろ準備するね。いつ?」


「明後日だよ、大丈夫?」


「大丈夫よ、お母さんは明日の月曜日はお店に行くんだけど…火曜日から日曜日はフリーなんだ…」


美織の母は、最近はお店には週に一度くらい行っているだけで、会計事務処理を自宅でやるようになっていた、お店にスタッフも増えて少し楽になったようだ…


「明日は何か予定はあるの?私は平日だから普通に学校があるんだよね…」


「大丈夫よ…明日はアミと図書館に絵本を探しに行ってくるから、こちらに滞在中読めそうな本を借りたいと思って…」


「そうか…その他滞在中の予定は?」


「今回は1ヶ月日本に滞在する予定…

最後の5日は、東京の職場にも顔を出す予定」


「愛…聞きたいんじゃないの…?

…今日、蒼太くんの事一言も言わないから…」

次回も読んでいただけると嬉しいです。

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