第14話 女子会
いつも読んでいただきありがとうございます。
永野からのLINEに
美織は今までの違和感を、
ハッキリと認識する事ができた。
ひろえは違和感を感じるほど、
状況は理解出来ていないだろうが、
ただ、永野からのLINEが嬉しかったらしく
終始、ご機嫌だった。
今思えば、
確かに記憶喪失で覚えていた3人にばかり意識が向いていて、
記憶のある家族や先生には
あまり注目して来なかった事に気付いた。
永野くんが指摘するように、
消えた記憶を見落としていたかも知れない。
愛が永野から来たLINEを見て
「まずは齋藤さんのお母さんと
池田先生について調べて見ても良いかもね…」
美織は少し暗い顔になった
「私…中学はちょっと怖いかも…」
と、黙ってしまった。
愛は、
「中学は私が、動けばいいでしょ」
「お姉ちゃんとひろえさんは、
齋藤あかりさんのお母さん調べてよ…」
「そうだよ美織ちゃん、私達は、
齋藤あかりさんに、もう一度会いに行って、
話し聞いてみようよ、
せっかくLINE交換したんだし…」
ひろえがわくわくした様子だ。
「池田先生なら心配しないで、
私の美術の先生だから、
明日にでも聞いてみるよ。」
美織は、「じゃぁ池田先生は、お願いね!…
いきなり、谷本くんの好きな人知ってますか?とか…やめてよ、
まず仲良かった女子は居たのかとか、
どんな生徒だったとか…」
「わかってるわよ…ひろえさんと一緒にしないで。」と、
笑いながら部屋に帰って行った。
ひろえが少しむくれて、
「愛ちゃんは私のこと、
小さい子だと思ってるよね…まったく…」
「まあ、まあ、中学生と張り合わないよ…」
そう言って、ひろえを宥めた。
美織は、今日のお礼を伝えつつ
もう一度、話しを聞かせて欲しいと、
齋藤あかりにLINEを送っていた。
「美織ちゃんさ…もしも、
谷本くんの好きな人が見つかって、
谷本くんがその子の事を…
好きになってしまったらどうするの?」
「それは…残念だけど、自然な事だよね。」
ひろえは悲しそうな顔して、
「私はハッピーエンドが好きだから、
美織ちゃんと谷本くんがハッピーエンドで、
結ばれるストーリーが見たいな…」
「そうなる未来だって、まだ可能性あるよね?」
美織が言うと…
ひろえが、
「かなり高い確率でハッピーエンドだよ…」
と、言って微笑んだ。
「美織ちゃん、中学の卒業アルバム見せてよ、
谷本は記憶に無いから仕方ないけど…
美織ちゃんは谷本の事を見てたんでしょ…」
「誰と仲良かったとか、わからないの?」
「可愛い系の女の子に、
谷本に告白されたか、
手当たり次第に聞いて見るとか…」
「それは、難しいよ同級生とも限らないし
後輩や他校の生徒って事もあり得る…
それに、私は中学の卒業式ではフラれてるからね…
それやったらストーカーになっちゃう…」
「そうだよね…
齋藤あかりさんって、
可能性はホントに無いのかな…?」
「寸くんの言ってた事が、
正しいのなら、可能性は低いと思う…」
「まずは、記憶喪失の法則について…
たどってみましょ…
今日は遅いからもう寝ようよ…」
そう言って、美織はベッドに入った。
ひろえは、
しばらく卒業アルバムを眺めていた。
「ひろえちゃん、もう寝よ…」
「智くん!」と、アルバムを眺めていた。
美織はため息を吐いて、
眠りに着いた。「おやすみなさ….」
本日も読んでいただきありがとうございます。
そろそろ、展開が早くなっていきます。
楽しんでいただけるよう、ストーリーを組み立てています。
次回も是非呼んでくださいね。
お待ちしております。




