<閑話3-3> 「奴隷王物語 (後編)」
最新の本文修正日は2015年1月14日です。
アウタルス王子殿下と共に奴隷王に占領された王都に潜入した我輩ガイセウスは、名無しの勇者に言われて服従の首輪を集めて皆が待っていると思われる王宮の玉座の間に足を運ぶ。
しかし、妙な雰囲気の3人に対して何があったのか理由を聞きたい。それに玉座の前に倒れている人物は確か奴隷王のスルマーダのようだ。我輩がアウタルス王子殿下に何が有ったのか問い質すと言うか言葉をかける。
「殿下? これは一体‥‥‥」
「あぁ、ガイセウスか‥‥‥」
アウタルス王子殿下の話ではこういう事らしい。玉座の間に着いた王子達は見事本懐を遂げた。ただそれだけしか我輩に話してくれなかった。
ああ、これは今、見事お父上や御同族の敵を討ち果たしたアウタルス王子殿下が感傷に浸っていて今はそれど頃じゃないという事なのか?
すると、普段は無口で我輩の前なんかでは口を開く事は無い人見知りの賢者が饒舌にまるで我輩に語り聞かせるようにその骸がこうなった訳を話し出す。まるで本人になって見て来たかのような話しぶりであった。
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自分の軍が瓦解しかけた状況にそれを呆然と眺めている奴隷王のスルマーダ。更に周りが騒がしい。慌てて周りを見渡すと、戦奴隷の首輪がない。
そう、数ヶ月前の皇太子軍の状態そのものであった。周りから「先王の敵!」と、騒がしくなってくる。慌てて愛馬の鼻先を王都方面に向け無我夢中で鞭を打って走り出すのであった。
奴隷王の頭の中は何が何だか解らない。とりあえず城門に飛び込み後は篭城するしかない。
王城は堅固、たかが1万程度では落ちまい。必死に馬を駆る奴隷王。その姿に早々に気付いた者以外、奴隷王に続くのは数十騎、歩兵は諦めるしかないかと心の中で舌打ちし、ようやく城門の中に入る事が出来た。
周りに寄ってきた部下が色々と訊ねて来たが無視すると、素早く城門を閉じ吊り橋をあげるよう命令する。城門が閉じるとやっと人心地ついて防御に徹する事を更に厳命し自らは王宮に引き返して行った。
玉座に座るとゆっくり考えを巡らせる。『服従の首輪』や最大火力で打ち出した魔素術の事など、なぜ解けたのか? なぜ弾かれたのか? 考えれば考えるほど理解出来なくなるスルマーダであった。
従者を呼び酒を持ってくるよう命令を出す。杯に盛られたそれを飲み干し一息つくと、玉座の間の大きな扉が大きな音を立てて開く、杯が持った手から落ちると2人が勢いよく入ってくる。
もう一人はゆっくり杖をつきながら、最初の二人の内の一人が口を開く。
「末期の酒は美味かったか?」
「だっ、だ、誰だ? ‥‥‥」
奴隷王は言葉にならないような声で動揺する。
すると、もう一人の大剣を持った男が首輪らしきもの束をドサッと奴隷王の前に投げつける。奴隷王は慌てて魔素術を発動させようとするが大剣を持った男が奴隷王めがけて剣を突き立てる。
すかさずもう一人の男が腰の剣を抜き奴隷王の胸めがけて止めを刺す。魔素術が発動したかに見えたが杖を持った男が発動を阻害したようだ。
大剣を持った男は救国の勇者で杖を持ったのは救国の大賢者、最後の止めを刺した男こそアラレスティ王家中興の祖スエレザネ1世国王陛下であった。こうして奴隷王事件は解決したのであった。
□ □ □
そんな内容の話を人見知りの賢者から聞かされる。
若干自分達だけ救国の何々と歌っているのは看過できない。我輩の名前は無視ですか? などと、不満が沢山有ったのだが‥‥‥。
「えっ? もう即位した時の名前をお決まりになっているのですか」と、我輩はアウタルス王子殿下にお聞きするのだが生返事というかそんな感じであった。
しかし、我輩に首輪を集めるように命令をした名無しの勇者の足元には何本かの首輪が転がっているではないか。美味しい所は勇者に持っていかれた事に我輩は憤慨するのだが場の雰囲気というかそれどころじゃないらしい。
これから王国の復興に采配を振るわれるアウタルス王子を皆で支えなければならない。今は後始末に徹してこの場で起きた話は人見知りの賢者の話を皆に伝える事にする。
まあ、事実もこれに相違いない。その後も我輩はアラレスティ王国中を駆け巡って事後処理と残党共を成敗したり、その時に訪れた村の村娘と恋が芽生えた話など書き記そうかと思ったがそれはまた別の機会に致そう。
ここでの話は全て事実で結局「奴隷王スルマーダ」を成敗なされたのはアウタルス王子でありそれは揺るぎも無く事実であるという事を強調して終わりにしたいと思う。
アラレスティ王国歴1121年上秋月吉日 アウタルス王子殿下一の子分 ガイセウス著
☆ ☆ ☆
あ~、やっぱりこいつガイセウスだ。最後はグダグダで終わりやがっている。最初もそうだがこいつはやっぱりガイセウスであった。
ジョルジョネ大尉が絵本で書いていた感じでまるで「うっかり〇〇さん」である。それにこいつ途中で疑問が何個か有った筈なのだが、解決してねぇ~!!
もしかして後世の人に対して出したなぞなぞなのか? そんな疑問まで浮かんでくる。
今度この話の信憑性に着いてもジョルジョネ大尉に聞いてみるか?
暇な時に時間を潰す為に読んだ本がなんだかモヤモヤ感を増幅させる事になってしまった。
まだまだ旅路は続く、今度は「アラレスティ王国建国正史」でも読もうかな?
そんな事を考えながら外の景色を眺める俺であった。
4章へつづく
☆ ☆ ☆
以上、3章に連なる日常の一こまの出来事でした。引き続き3章で登場した人物紹介をざっと書き記します。ここまで読んで下さった方々に感謝をします。引き続き4章に突入します。4章も引き続き読んでくれると嬉しく思います。
1)ユロジェン少尉補足分
彼女は双剣の使い手だということは先に書き記したが、彼女は一応風属性の魔素術も使えることを補足します。本文中で途中で合流してきた中尉達と共に早朝の訓練で風属性の魔素術を使って地面を耕している。それに彼女はアミュネス少尉と同じように計算が苦手でアミュネス少尉と共にリョウジに計算の特訓を受ける事になる。
2)ダヅ [男性・35歳位・人族]
噂話が大好きな何処にでもいる親父で、この中隊で新兵というか新入りには必ずカルマイネの噂話をしてその話を聞いた人々の反応を見て喜ぶという変な癖がある。そのお陰で実際に自分がカルマイネの犠牲になって身を持って証明する事になる。しかし、剣の腕は一流のようでドルバン車長からも一目置かれる存在である。
3)岩猫種と呼ばれる獣人達
果樹園のプイ(小型の獣で鼠に似ている)を主に駆除する事を生業としていて、この時期は果樹園に果樹が実る時期であり。まさに猫の手も借りたい時期にプイホンさんが彼らの手伝いをする。岩猫種と呼ばれているが彼らの様に街中や町近郊に住み狩で生活している猫種を主に岩猫といい、農村や集落に住んで農作業を生業にしている猫種を主に土猫と呼ぶらしい。その違いのお陰でプイホンさんはトラブルに遭い、リョウジも岩猫種の仕来りを知らないでトラブルに遭ってしまう。
岩猫種の元締めのボス猫はそれらを取り仕切って制裁や取引など面倒ごとを処理する為に居るらしい。ボス猫は選挙で決めるよりは腕っ節や動物的なボス争いの結果で選ばれるようだ。当然、森猫や森人には頭が上がらなく。彼らを神聖視していて崇め奉る。岩猫も住む所によって色々種類が居るようだ。
プイの駆除の他、厩舎など組合の施設で動物の世話をするものが多い。そのついでにプイを駆除しているのかもしれない。
4)ランメネエム 本名:イルソル・ランメネエム [女性・200歳前後・森人族]
見た目は二十歳前の姿であるが森人族特有の銀髪に透き通るような白い肌、それにオレンジ色の瞳が光る。メルディム護衛分隊長達と違って髪を短く切りそろえて細長い耳を出してイヤリングのような装飾品を身に着けている。メルディム護衛分隊長と同じように3本の片手剣に複数のクナイを操って攻撃するようだ。お気づきの方は居ると思うがジョルジョネ大尉が書いた絵本出でてきたアルベスソ・ランドウフムとは血縁関係に当たる。しかし、氏族名はアルベスソではなくイルソルを名乗っている事からイルソル一族に属している一人である。メルディムとは姉妹ではない。
5)ポゾシカム [女性・20歳前後・獣人族森狼種]
ランメネエムの獣僕で姿かたちは白い犬でそれが立って歩いている状態である。ボグフムやクワビムらと同じように軽装の皮鎧を身に着けて、彼女達と同じように主に斥候の役目をすることが多い。大森林に住む犬系の種族は皆森狼と呼ばれているらしい。リョウジは犬嫌いなので本文で絡む事は極めてまれだと思う。
6)覆面の彼女補足
護衛小隊の一員である覆面をした二人の内の一人である。名前はまだ伏せるが彼女は森人とためを張る戦闘能力の持ち主らしい。新たに合流した森人のランメネエムと唯一引き分けになるほど強い。
7)ある馬車村の雑貨屋の店員
見た目はアライグマのような姿で二足歩行する獣人の一種。この他にも多数色んな種族が居るアラレスティ大陸である。リョウジに行灯(懐中電灯のようなものから手元を明るくする魔素道具の一種)を売って、おまけに入れ物などをサービスする。
8)ある馬車村の本屋の店主
リョウジに古本を薦める。その為リョウジは三冊の本を買うことになる。「アラレスティ王国建国正史」「奴隷王事件」「大陸消失事件」の三冊である。本文に出て来たのは今のところ「奴隷王事件」「大陸消失事件」の二冊である。話の進行に合わせて残りの本の内容を載せる予定です。
9)購買所の若い女性の店員
経費削減のため臨時のアルバイトを使うことが多いようである。日中の昼間の時間帯しか店を開けないようなので中々利用する人は少なさそうである。市場の価格より幾分安く売っていて運営は奴隷組合がしているようだ。
10)ギムネーヤ料理長の弟子の女の子補足分(料理人見習いメア)
彼女はギムネーヤ料理長に付いて料理の修業をしているのだが。ある日、紙が安易に手に入るようになると自分の中に秘めていた物を解放するように仕事の合間にBL小説を書き始めたようだ。今では奴隷旅団所属中隊にいる女性達が彼女の書いた薄い本を読みまわしているらしい。その小説は話の主人公であるリョウジも読んで唸ったほどである。最近の休日はリョウジとプイホンさんが絡む状況を観察する為に彼らを付け回しているようだ。
11)ハルーツン閣下 本名:スアーダ・ガリル・ハルーツン [男性・35歳・人族]
突然、ジョルジョネ大尉率いる奴隷旅団所属中隊んを訪れてリョウジと接触する。スアーダ公爵家はアラレスティ王国建国以前から創世大陸からアラレスティ大陸に渡ってくる前からアラレスティ王家を支える重鎮の家系である。今は8家ある公爵の筆頭公爵家の地位にある。ハルーツンはその家の次男坊であり、ジョルジョネ大尉とは同期で同じ士官学校に行っていたようである。今の地位はアラレスティ王国軍少将の地位であり閣下と呼ばれる。性格はおっとりした雰囲気であるがそれは内面の優秀なところを隠す為であり。表面上では中々本心は分らない。
リョウジはこの人が胡散臭くて好きになれないらしい。決してイケメンだからという事ではないと思う。
12)ミラニエ 本名:スアーダ・ガリル・ミラニエ [女性・16歳位・人族]
リョウジがドキッとするぐらい美しいという。ハルーツン閣下に連れられてリョウジを見物させられる。
13)護衛の森人達
ラグフム護衛副分隊長の話の回でも書きましたが、彼らは傭兵組合に所属して色々な仕事をしているようだ。今回は要人の護衛の任務のようである。人族を10人雇うより森人を一人雇った方が費用対効果ははるかに安いのか?
14)リョウジに面会してくる様々な貴族達
過去に起きた奴隷王事件によって数多くいた貴族が廃嫡や取り潰し、それに滅んでしまった事を踏まえて彼らなりに情報を収集してあの事件の背後に召喚者がいる事を突き止める。その当時の貴族は時が経って再び召喚者が現れた暁には召喚者に取り入り自分達の保身に役立てようと考える貴族が大多数である。
公爵家も然り上から下まで仕入れた情報を売り買いしてリョウジの事を突き止め彼に会いに来たようである。公爵家の八家の内七家は手を組んで王家と王国を守る為に動いているようである。残りの新しい公爵家は自分の領地の運営が忙しいのか中央の出来事には疎いようだ。但し今のところであるが‥‥‥。話が進むに連れて書きたいと思います。
公爵家の七家はリョウジに対して色々な揺さぶりをかけて彼を試していたが結果的には七家の公爵家はリョウジをバックアップする事を彼に約束する事になる。それ以後主な貴族が多数リョウジに会いにやって来る事になる。
15)ギュレイジーナ中尉 本名:ギルバーダ・ガリル・ギュレイジーナ [女性・25歳・人族]
ギルバーダ公爵家の娘で、ギルバーダ家はスアーダ公爵家と同様にアラレスティ王国建国以前からの由緒ある家柄である。彼女はアラレスティ王国軍統合参謀本部の情報参謀の一員で今回派遣された3人の中尉の一人である。三人の中でリーダー的な位置にいる。リョウジに会いに来る貴族の交通整理をする為に派遣されたらしい。薙刀を使って早朝のリョウジに組み手を申し込んできた一人である。
16)サルメーナ中尉 本名:スアーダ・ガリル・サルメーナ [女性・25歳・人族]
スアーダ公爵家の娘でハルーツン閣下の妹であり、ミラニエの姉である。ギュレイジーナ中尉とは違い既に結婚していて子供がいるようである。しかし、子育ては乳母に任せて軍の仕事を続けているというらしい。長槍を使う大柄な女性である。
17)カインゼネ中尉 本名:ギルブレット・ガリル・カインゼネ [女性・25歳・人族]
ギルブレット公爵家の娘で、ギルバーダ、スアーダ家と同様にアラレスティ王国建国以前からからの由緒ある家柄で、公爵家八家の内この3家は今迄生き残って脈々と続いている家柄で他の公爵家とは違い一目置かれているようだ。そのおかげで今回のリョウジを見に来る貴族共の交通整理の任務を受ける事になったようである。小柄であるが大剣を振り回してリョウジと組手をする。
18~20までは「大陸消失事件」に出てくる人物達です。
18)ゴルバンティス
リョウジがある馬車村の本屋で買った本の内「大陸消失事件」の元になった日誌の作者で1150年前の話に出てくる人物。かつて繫がっていた大陸の通路上の陸地が消失する話である。これからリョウジ達が向う貿易都市ゴルムディアの由縁が書かれている。
19)ゴルムディア・ガリル・ガルムソン
1150年前の話に出てくる人物で貿易都市ゴルムディアの名前元になった人物。当時は伯爵の位である。
20)謎の3つの影? 魔人族
同じ話に出てくる種族で謎だらけである。大陸消失の張本人ではないかとアラレスティ大陸の人々には思われているようだ。
ここから再び現在の登場人物
21)海人族
アラレスティ大陸沿岸意住む種族で創世大陸との貿易航路に深く関っているようだ。海に住む魔獣、海獣とも渡り合うほど強いらしい。彼らとは別に深い海に住む深海種の海人族もいるようだ。その深海種と人族の橋渡し的な役割を最近は担っているようだ。海人族といっているが実際は獣人の一種のようである。しかし、獣人とは分けて人族は考えているようだ。
22)アウメネエ (リョウジを召喚した張本人)[女性・15歳・人族]
第1章の閑話に出てきた人物とは別人である。現国王の娘であるが生まれた時の姿によって死んだことにされた少女である。その姿により「王家の血の呪い娘」と言われ忌み嫌われたからであり、現在はその役目が終わって病床にあったが薬と魔素術のお陰で回復して一命を取り戻すことになる。このまま王宮には置く事は出来ないのである地方の奴隷組合の孤児院で教師見習いとして第二の人生を歩む事になる。将来リョウジと会うかは神のみぞ知る。
23)ペルジャーネとデウシー [両方女性・28歳・人族]
アラレスティ王国宮廷魔素術使いの頂点に君臨する筆頭宮廷魔素術使いである。彼女達はそれぞれ別人格で存在しており一つの体を共有している。彼女達を見分けるにはペルジャーネの場合、瞳がシルバーで唇が薄いピンクで、デウシーの場合は瞳がオレンジで唇が真紅なのでそれらを見て判断すると良い。しかし、両方の人格が表面にいない時はまるで電池が切れた人形のようになった肉体に瞳は瞳孔と共に白く濁った状態になる。その時の状態でも一応外の状況は丸分りのようである。一般的な多重人格とは違いまるっきり違った人格が一つの肉体を共有しているので生誕属性が二つ存在して5種類の属性を全て100%全開で使用できる特異な能力の持ち主である。旅路においてリョウジの魔素術の先生となるようだ。
24)ボフボーニャ [女性・17歳・人族]
本名は違うようだが、一応はボフボーニャと名乗っているようだ。何故だかは分らないがそのようである。彼女もアラレスティ王国宮廷魔素術使いの一員で平宮廷魔素術使い筆頭であり、その平宮廷魔素術使いの頂点であり、時機に筆頭宮廷魔素術使いが不在になれば昇格して筆頭宮廷魔素術使い補佐の一員になり行く行くは筆頭宮廷魔素術使いになりえる存在である。詳しい事は後日の話で書くつもりなのでここでは割愛します。
という事で平宮廷魔素術使い筆頭なのだが向学心が旺盛なのか? それとも時期筆頭宮廷魔素術使いの座を狙ったからか今はその平宮廷魔素術使い筆頭であり、ペルジャーネ筆頭宮廷魔素術使いの弟子という事になって彼女達に纏わりついている。国王陛下の命令でペルジャーネをゴルムディアまで連れて行く途中でペルジャーネに逃げられてジョルジョネ大尉らの奴隷旅団所属中隊に合流することになったというのが表面的な出来事であるが実際は違ったようだ。
25)チャモイヌ 本名:クニャッムイ氏族のチャモイヌ [男性・50歳位・海人族]
海人族でクニャッムイ氏族の集落の長でジョルジョネ大尉とは面識があるようだ。過去に何かあったのかもしれない。大尉を信用しているようで貴重な彼の資産を見せてその価値を聞くことになる。彼の先祖が昔の救国の勇者に恩を受けたようで伝え聞いたその姿が一致したリョウジを見てその恩をリョウジに返す為に青白い宝石のようなペンダントを渡してくれる。
26)現在の魔人族の魔王陛下の娘、魔王王女殿下[女性?(見た目は女性)・不明・魔人族あくまでも人族がそう呼ぶだけで本人たちは別の名を名乗っているようだ]
リョウジの夢の中に現れて色々と悪さをするが彼女には悪意は無い。多分無いと思う。第3章の後半からチラチラと出てくるが第4章から本格的に登場する予定です。
27)リョウジを誘拐した集団達
複数の誘拐犯で人族以外に多数の獣人がいるようだ。普段はマスクや仮面をかぶっていて素顔は分らない。それに変装の名人のようでどの素顔が本物かはリョウジは見分けつかなかった。会話では三下のようなチンピラのような人達だあるが要所要所は確実に抑えている強かな面もある。4章も引き続き登場します。
以下、過去400年前に登場する人物であるがあくまでもリョウジが買った「奴隷王事件」の著者であるガイセウス目線なので前回の閑話で書かれたジョルジョネ大尉の絵本に出てきた人物像とは一致しません。
27)ガイセウス 本名:ガイセウス [男性・35歳位・人族]
この本ではアウタルス王子の一の子分と自慢をしているが本質はジョルジョネ大尉が書いた絵本に登場した人物像と変わらないようだ。
28)アウタルス王子殿下
この本では何処か神聖視されていてジョルジョネ大尉が書いた本とは違って至って普通の英雄のように書かれている。ジョルジョネ大尉が書いた人物と同じ人物なので細かい事は割愛します。
29)名無しの勇者
この本では救国の勇者が名無しの勇者と書かれていて自分より一段低く書かれている。しかし、勇者の命令を素直に聞いたりする所はジョルジョネ大尉が書いた本の方が彼の人物像は正しいのかもしれない。
30)人見知りの賢者
名無しの勇者同様、救国の大賢者がガイセウスより一段低く書かれている。勇者と同様に名前はここでも明かされていない。
40)スルマーダ [男性・不明・人族]
創世大陸出身で奴隷貿易の末アラレスティ王国に辿り着いて同じ奴隷でアーベ神教の教徒であるナキリシスと共に奴隷から脱走してアラレスティ王国各地で反乱を起す。そして、当時のアラレスティ王国国王に成り代わって国王まで成り上がった人物であるが最終的にアウタルス王子によって殺害される。
41)ナキリシス [男性・不明・人族]
アラレスティ大陸で生まれスルマーダと同じアーベ神教の教徒である。スルマーダと共に隷属の首輪を解除して逃亡する。「奴隷王物語」には冒頭しか出てこない。決して、忘れていた訳では在りません。
以上、3章の主な登場人物をざっくり紹介しました。あれ、こいつ抜けてんじゃね? と、思いの方は余り突っ込まないでください。多分3章で登場が終わりか名前の無い役で、それだけの登場だけだと思います。
本文中に出てくるカタカナの名称などは架空のもので、実際のものとはかけ離れているかもです。設定で主人公が翻訳首輪を通して聞えてくるものの表現として捉えてくれるとありがたいです。
そのせいで現代日本のカタカナの外来語が通じないようにしています。面倒くさい日本語になって読み難いかもしれませんが、そこらへんは笑って許してくれるとありがたいです。
また、細かい設定をここで乗せてしまうと、ネタバレの可能性が出てくるのでここでは省略します。
これで3章が終わり、次話から4章に入ります。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
引き続き読んでくれるとありがたいです。
次話は3/13木曜日の夕方に投稿する予定です。




