↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
84/145

王城へ

第83話 王城へ

「お帰りなさいませ」

その言葉が。

何度も。

何度も。

街の中へ広がっていく。

「魔王ベラトリクス……」

「本当に……」

「五百年前の……?」

「生きていたのか……?」

ざわめきは。

止まらなかった。

むしろ。

時間が経つほど。

大きくなっていく。

道の両側。

店の前。

建物の窓。

遠くの通りからも。

次々と魔族たちが集まってくる。

「……」

僕は。

ベラを見る。

さっきから。

ほとんど動いていない。

五百七十二歳だという。

ヴァルド。

五百年前。

まだ子供だった魔族。

その彼が。

今。

ベラの前で。

老人になっている。

五百年。

ベラにとって。

きっと。

今までより。

ずっと現実味を持ったんだと思う。

「お帰りなさいませ」

もう一度。

ヴァルドが頭を下げる。

ベラは。

少しだけ。

目を閉じた。

「……うむ」

そして。

静かに答える。

「ただいま」

その一言で。

周囲から。

声が上がった。

「……っ!」

「魔王様……!」

「本当に……」

泣いている魔族もいる。

笑っている者もいる。

頭を下げたまま。

震えている者もいる。

「……すご」

僕は。

小さく呟いた。

五百年前。

ベラは。

本当に。

ここで魔王だったんだ。

知っていた。

頭では。

ずっと。

分かっていた。

でも。

こうして見ると。

全然違う。

ベラトリクス。

魔王。

それが。

どういう存在だったのか。

少しだけ。

分かった気がする。

「……」

その時。

アンが。

前へ出た。

「みんな」

大きな声じゃない。

でも。

不思議なくらい。

よく通った。

ざわめきが。

少しずつ。

静まる。

「一度、落ち着いて」

その一言で。

空気が変わった。

「……」

さっきまで。

ベラの帰還に。

完全に飲まれていた魔族たちが。

アンを見る。

現魔王。

アンタレス。

「気持ちは分かる」

アンが言う。

「私も」

一度。

ベラを見る。

「ベラがここにいることを」

少しだけ。

間を置く。

「まだ不思議に思ってる」

ベラが。

アンを見る。

「アンタレス」

「でも」

アンは続ける。

「今はまだ」

周囲を見る。

「ここで騒ぎを大きくしたくない」

「……」

「正式な説明は」

一拍。

「私から出す」

その言葉で。

魔族たちが。

少しずつ。

落ち着きを取り戻していく。

「だから」

アンが。

はっきりと言う。

「今は」

「……」

「この場から」

「……」

「むやみに話を広げないで」

一瞬。

誰も。

何も言わなかった。

でも。

すぐに。

「……承知いたしました」

ヴァルドが。

深く頭を下げる。

それに続いて。

「承知いたしました!」

「魔王陛下の仰せのままに!」

周囲の魔族たちも。

一斉に頭を下げる。

「……」

僕は。

アンを見る。

やっぱり。

すごい。

さっきまで。

誰も。

話を聞ける状態じゃなかった。

それなのに。

アンが言っただけで。

場が収まった。

完全じゃない。

でも。

十分だ。

「アン」

僕が小声で呼ぶ。

「何?」

「やっぱり魔王なんだね」

「今それ言う?」

「いや」

「昨日から何回目?」

「だって」

僕は周囲を見る。

「すごいから」

アンが。

少しだけ。

目を細める。

「褒めても何も出ないよ」

「前も言ってたね」

「事実だから」

ベラが。

横から言う。

「少しは誇れ」

「何をですか」

「この程度」

ベラが。

周囲の魔族を見る。

「妾がいなくなった後」

「……」

「これだけの者を」

「……」

「まとめてきたのであろう?」

アンが。

少し黙る。

「それは」

「十分」

ベラが言う。

「誇ってよい」

「……」

アンの表情が。

ほんの一瞬。

止まる。

でも。

すぐに。

いつもの顔へ戻った。

「今は」

アンが言う。

「それより城へ行きます」

「話を逸らしたの」

「逸らしてません」

「ほう」

「行きますよ」

「はいはい」

ベラが。

少しだけ。

楽しそうに笑った。

*

「陛下」

ヴァルドが。

アンの前へ出る。

「王城まで」

「案内はいらない」

「しかし」

「道は分かる」

「……」

ヴァルドが。

一瞬。

困った顔をする。

「それは」

「何?」

「当然ではございますが」

「なら問題ないでしょ」

「いえ」

「?」

「魔王陛下がお戻りになられたと知れば」

ヴァルドが。

周囲を見る。

少し離れた場所。

まだ。

多くの魔族が。

こちらを見ている。

「このまま」

一拍。

「王城まで進むのは」

「……」

「かなり」

「……」

「目立つかと」

僕は。

アンを見る。

アンも。

少しだけ。

周囲を見た。

「……」

「陛下」

「分かってる」

アンが。

小さく息を吐く。

「……面倒」

「今言った?」

僕が聞く。

「言ってない」

「言ったよ」

「気のせい」

「絶対言った」

ベラが笑う。

「現魔王も大変じゃな」

「ベラ」

「何じゃ」

「大半はベラのせいです」

「妾は帰ってきただけじゃ」

「その『帰ってきただけ』が」

アンが。

少し強めに言う。

「一番大変なんです」

「失礼な」

「事実です」

「それを言うなら」

ベラが。

僕を指差す。

「人間まで連れてきたのはアンタレスじゃ」

「……」

「それも面倒であろう?」

アンが。

僕を見る。

「……」

「何?」

「ソル」

「何?」

「少し目立たないようにして」

「どうやって!?」

「普通に」

「もう十分普通だよ!」

周囲を見る。

視線。

視線。

視線。

「……」

全然。

普通じゃない。

「僕」

小声で言う。

「人間だから?」

「そう」

「そんなに?」

「そう」

「……」

魔族領。

思っていたより。

本当に。

人間がいない。

さっきから。

何人見ても。

全員。

魔族。

「……僕」

「何?」

「完全に浮いてない?」

「浮いてる」

「やっぱり!?」

「だから言ったでしょ」

「想像以上なんだよ!」

「今さら」

「現地に来ないと分からないって!」

ベラが。

僕を見る。

「妾の後ろを歩け」

「なんで?」

「少しは隠れる」

「ベラもめちゃくちゃ目立ってるよ!?」

「……」

「……」

「それもそうじゃな」

「今気づいたの!?」

ヴァルドが。

少しだけ。

口元を緩めた。

「……」

「ヴァルド?」

「いえ」

「笑った?」

「滅相もございません」

「絶対笑ったよね?」

「ソル」

アンが呼ぶ。

「行くよ」

「はい」

僕たちは。

王城へ向かって。

歩き出した。

*

魔族領の街。

歩けば歩くほど。

色々なものが見える。

「……」

僕は。

できるだけ。

周囲を見すぎないように。

気をつける。

でも。

無理だった。

「すご……」

角のある魔族。

翼のある魔族。

獣の耳。

尾。

鱗。

人間と。

ほとんど変わらない姿の者もいる。

店も。

たくさんある。

武器。

防具。

食べ物。

衣服。

魔導具。

人間の街と。

大きく違わない。

でも。

置いてあるものが。

少しずつ違う。

「……あれ何?」

「ソル」

アンが。

前を向いたまま言う。

「勝手に近づかない」

「見てるだけ」

「ならいい」

僕が見ていたのは。

店先に並ぶ。

黒い果物。

「食べられる?」

「食べられる」

「美味しい?」

「好み」

「ベラ」

「何じゃ」

「あれ知ってる?」

「知らぬ」

「ベラも!?」

「五百年前にはなかった」

「……」

まただ。

五百年。

街が。

変わった。

食べ物も。

建物も。

暮らしも。

ベラが知らないものが。

増えている。

「……」

ベラは。

歩きながら。

何度も。

周囲を見ていた。

僕より。

ずっと静かに。

一つ一つ。

確かめるように。

「ベラ」

「なんじゃ」

「どう?」

「何がじゃ」

「街」

ベラは。

少しだけ。

考える。

「知らぬ場所じゃ」

「……」

「じゃが」

歩く。

「不思議じゃな」

「何が?」

「魔族がおる」

「そりゃ魔族領だから」

「そういう意味ではない」

ベラが。

僕を見る。

「妾が知っておる街ではない」

「……」

「建物も」

一つ。

「道も」

一つ。

「店も」

一つ。

「何もかも違う」

それでも。

ベラは。

小さく笑った。

「魔族が」

「……」

「普通に」

「……」

「暮らしておる」

僕は。

少しだけ。

歩く速度を落とす。

「嬉しい?」

聞いてから。

少し。

余計だったかなと思った。

でも。

ベラは。

怒らなかった。

「……分からぬ」

「そっか」

「じゃが」

ベラが。

前を見る。

「悪くはない」

それだけ。

でも。

十分だった。

*

「……」

進めば進むほど。

人が。

増えていく。

アンの帰還。

ベラらしき人物。

人間。

明らかに。

噂が。

先回りしている。

「ちょっと」

僕は。

アンへ近づく。

「何?」

「広げないでって言ったよね?」

「言った」

「めちゃくちゃ広がってない?」

「分かってる」

「止めなくていいの?」

「止まらない」

「え?」

アンが。

小さく息を吐く。

「ソル」

「何?」

「何十人も見てる」

「……」

「その全員に」

「……」

「絶対に話すなって」

「……」

「無理でしょ」

「確かに」

「だから」

アンは言う。

「正式発表はしない」

「うん」

「でも」

一拍。

「噂は」

「……」

「諦める」

「魔王でも諦めるんだ」

「魔王だから」

「どういう意味?」

「無理なものは無理」

「現実的」

「大事」

ベラが。

小さく笑う。

「よい判断じゃ」

「ベラは他人事だと思ってますよね?」

「妾は何もしておらぬ」

「存在しているだけで問題なんです」

「何じゃと?」

「褒めてないです」

「分かっておるわ!」

僕は。

笑ってしまう。

でも。

その瞬間。

「……」

前方。

少し大きな広場。

人が。

集まっている。

「……何あれ」

「嫌な予感」

アンが言う。

近づく。

そして。

「魔王陛下!」

一斉に。

声が上がる。

「お帰りなさいませ!」

「陛下!」

「ご無事で!」

さらに。

「ベラトリクス様なのか!?」

「本当に!?」

「五百年前の魔王が!」

「……」

アンが。

足を止める。

僕も。

ベラも。

止まる。

「アン」

「何?」

「噂」

「うん」

「諦めるの早くない?」

「私もそう思う」

「……」

人が。

どんどん。

集まる。

「アンタレス」

ベラが言う。

「どうする」

「……」

アンが。

しばらく。

広場を見る。

そして。

一歩。

前へ出た。

「みんな」

その声で。

少しずつ。

静かになる。

「気持ちは分かる」

アンが。

周囲を見る。

「でも」

一拍。

「ここで」

「……」

「ベラについて」

「……」

「私から正式に話すことはしない」

ざわ。

「なぜですか!?」

誰かが聞く。

アンは。

すぐに答える。

「先に」

「……」

「確認しないといけないことが多いから」

「……」

「私がいない間の領内の状況」

一つ。

「外で起きていること」

一つ。

「ベラのこと」

一つ。

「そして」

アンが。

僕を。

一瞬だけ見る。

「この人間のこと」

「……僕?」

周囲から。

視線が。

一気に飛んでくる。

「なんで僕ここで目立たされるの!?」

「必要だから」

「聞いてないよ!」

「今言った」

「またそれ!」

周囲から。

小さな。

笑い声が聞こえる。

「……」

僕は。

少し。

恥ずかしくなる。

アンが。

続ける。

「王城で」

一拍。

「側近たちと」

「……」

「まず話す」

声が。

強くなる。

「正式な通達は」

「……」

「その後」

周囲が。

静かになる。

「だから」

アンが。

はっきりと。

言う。

「今は」

「……」

「私たちを」

「……」

「通して」

一瞬。

沈黙。

そして。

左右から。

ゆっくり。

道が開く。

「……」

僕は。

目を見開く。

魔族たちが。

一人。

また一人。

下がる。

現魔王。

アンタレスのために。

道を作る。

「……すご」

小さく。

呟く。

ベラが。

僕の隣で。

笑う。

「魔王じゃからな」

「ベラが言うと説得力あるなぁ」

「当然じゃ」

アンが。

振り返る。

「二人とも」

「何?」

「行くよ」

「うん」

「うむ」

僕たちは。

開かれた道を。

進んだ。

*

やがて。

街の中心部を囲む。

巨大な城壁が見えてくる。

「……大きい」

近づくほど。

首が痛くなるくらい。

高い。

門も。

巨大だ。

左右には。

武装した魔族たち。

僕たちに気づいた瞬間。

「魔王陛下!」

全員が。

一斉に。

姿勢を正える。

「お帰りなさいませ!」

「ただいま」

アンが答える。

門が。

開いていく。

ゴゴゴゴゴ……。

重い音。

「……」

その向こう。

さらに。

街が続いている。

でも。

外側とは。

雰囲気が違う。

建物も。

少し大きい。

魔族の兵士らしい者も。

増えている。

そして。

遥か先。

巨大な城。

「……」

僕は。

足を止めた。

黒い石を基調とした。

巨大な城。

塔が。

いくつも伸びている。

中央には。

高い尖塔。

でも。

想像していた。

怖い魔王城。

とは。

少し違う。

威圧感はある。

でも。

綺麗だ。

「……あれが」

僕は。

呟く。

「王城?」

「そう」

アンが答える。

ベラは。

何も言わない。

じっと。

城を見ている。

「ベラ?」

「……」

返事がない。

「ベラ」

「聞こえておる」

「どうしたの?」

少し。

沈黙。

「違う」

「え?」

「あれは」

ベラが。

目を細める。

「妾の城ではない」

アンが。

ベラを見る。

「はい」

「やはりか」

「五百年前の王城は」

アンが。

静かに言う。

「残っていません」

ベラの目が。

僅かに動く。

「……そうか」

「戦いの後」

「……」

「かなり傷んでいました」

「……」

「それに」

アンが。

少しだけ。

言葉を選ぶ。

「新しい時代に」

「……」

「新しい城が必要だと」

ベラは。

何も言わない。

しばらく。

新しい王城を。

見ている。

「ベラ」

アンが。

呼ぶ。

「すみません」

「なぜ謝る」

「……」

「お主が」

ベラは。

城を見る。

「建てたのか?」

「正確には」

「……」

「みんなで」

ベラが。

少しだけ。

笑う。

「そうか」

「……はい」

「なら」

一拍。

「よい」

「……」

「妾の城など」

「……」

「残しておく必要はない」

ベラが。

ゆっくり。

前へ歩き出す。

「五百年」

小さく。

呟く。

「新しい魔王が」

「……」

「新しい城を持つ」

アンを見る。

「当然じゃ」

アンが。

一瞬。

目を見開く。

そして。

「……はい」

小さく。

答えた。

僕は。

二人を見る。

五百年前の魔王。

現代の魔王。

古い城は。

もうない。

でも。

魔族は。

いる。

新しい街。

新しい王城。

新しい時代。

その全部を。

アンが。

守ってきた。

「行こう」

アンが言う。

「中へ」

僕たちは。

王城へ向かって。

歩き出した。

*

城門。

その前。

何十人もの。

魔族の兵士。

そして。

中央に。

数人。

明らかに。

他とは違う魔族たちが立っている。

「……」

アンが。

少しだけ。

足を止めた。

「アン?」

「……来た」

「何が?」

「側近」

「……」

「あと」

「あと?」

アンの顔が。

ほんの少し。

嫌そうになる。

「怒る人たち」

「え?」

ベラが。

楽しそうに笑う。

「ほう」

「ベラ」

「何じゃ」

「楽しそうにしないでください」

「面白そうではないか」

「全然」

「何で怒られるの?」

僕が聞く。

アンが。

僕を見る。

「ソル」

「何?」

「少しだけ」

「うん」

「私の味方して」

「何したの!?」

「何も」

「じゃあなんで!?」

「帰れば分かる」

「怖いよ!」

城門の前。

一人の魔族が。

ゆっくり。

前へ出た。

女性。

長い銀髪。

鋭い目。

額には。

小さな二本の角。

そして。

満面の笑顔。

「お帰りなさいませ」

声は。

とても。

綺麗だった。

「アンタレス陛下」

でも。

アンの顔が。

完全に。

固まっている。

「……ただいま」

「ええ」

女性が。

にっこり。

笑う。

「大変」

一拍。

「お待ちしておりました」

「……」

「アン」

僕が小声で呼ぶ。

「何?」

「怖い」

「分かる?」

「分かる」

「助けて」

「無理」

「ソル」

「だって僕初対面だよ!」

「そこを何とか」

「できないって!」

ベラが。

隣で。

肩を震わせている。

「……ベラ」

「何じゃ」

「笑ってます?」

「笑っておらぬ」

「笑ってますよね?」

「気のせいじゃ」

銀髪の女性が。

僕たちを見る。

最初に。

僕。

次に。

ベラ。

その瞬間。

笑顔が。

少しだけ。

消えた。

「……」

長い。

沈黙。

アンが。

小さく息を吐く。

「とりあえず」

一歩。

前へ出る。

「中で話そう」

「……」

女性は。

ベラを見たまま。

答えた。

「ええ」

そして。

一度。

深く。

息を吸う。

「そうしていただけると」

もう一度。

笑顔。

「助かります」

怖い。

すごく。

怖い。

「ソル」

アンが。

僕へ小声で言う。

「何?」

「覚悟して」

「僕も!?」

「一緒に来たから」

「理不尽!」

こうして。

現魔王アンタレスの帰還。

そして。

五百年前の魔王ベラトリクスの帰還は。

国中へ正式に知らされるより先に。

王城の中枢を。

大きく揺らすことになった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。