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日常で世界を変える(新谷編)  作者: mei


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9月5日 全国大会(反撃)

 何をしているのだろうか?グラウンドに目を向けると、八幡と陸上部の生徒が競争をしているようだった。第1コーナーを曲がった時点では、1位が陸上部、2位が八幡。第2コーナーへとさしかかっていたが、1位との距離は縮まらない。少しずつではあるが、片山との距離が少し離れていく。これは、リレーなのか。ともに、次の第二走者が準備をしている。準備しているのは、橋本と二宮だった。第3コーナーにきたが、二人の距離はいまだ縮まらなかった。

 ー8月31日ー


 楓 「誰?」


 私たちの前に現れたのは、男2人組だった。


 私 「誰なのよ?」


 男たちは、サッカーに夢中で興味を示していないようだった。


 男性「ごめん、ごめん。俺は、一ノ瀬。こっちが新田だ」

 楓 「高校生?」

 男性「ああ、高校生だよ」

 私 「どこ?」


 思わず、会話に参加し始めた。


 男性「俺たちは、海美だよ」

 楓 「そうなんだ。なんで、見にきたの?」

 男性「アイツに見に来いって言われたんだよ」


 一ノ瀬の指差した先には、"沢田"がいた。沢田がピッチにたってから約6が経過していた。さっきまで陽が照っていたが、少しずつ薄曇りになってきており、本格的な暑さではなくなっていた。


 私 「知り合いなの?」

 男性「ああ。俺もサッカー部だったからな」


 そういえば、海美の一ノ瀬ってネット記事になっていたな。あの日のことを思い出した。試合は、聖徳高校、京都西高校互いにボールを奪い合う状況が続く。聖徳高校は、前半も後半に続き攻撃的なスタイルで相手陣地に迫ろうとするが、なかなか崩せない。すると、大きな歓声が私たちのスタンドから響き渡る。ボールを受け取った辰巳が巧みなドリブルで相手のディフェンダーをかわしていく。そしてすぐさま、中沢へとボールがわたる。


 一ノ瀬「いけ、チャンスだ」

  

 一ノ瀬は、話しながら試合を見続けていた。ボールは、中沢から工藤へつながれる。工藤のドリブルでペナルティエリアに入る。唐沢、宝来へとボールがわたるが堅実な守備で誰も決定的な仕事はできない。宝来から唐沢へとボールがわたると、唐沢はきたボールをとめることなく、そのまま蹴り出す。そこには、やっぱり沢田が待っていたのだ。沢田は、一瞬のチャンスを狙っていたかのようにシュートを放つ。キーパーは全く動けず、ボールはネットをゆらす。そして、次の瞬間両手をあげ、私たちスタンドの方に走り出したのだった。

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