表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常で世界を変える(新谷編)  作者: mei


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

95/100

9月4日 全国大会(登場)

 どうやら、今日は予行演習のリレー予選組の抽選会が行われたらしい。男子は、A組に入ることになったそうだ。同じ3年の2組と5組、そして2年3組がいる。一方、女子は他の3年生のクラスがいないこともあり、予選突破は確実のものとしているようだった。


 ー8月31日ー


 私たちがサッカーの試合を眺めていると、さっきトイレに行った定本が別の入り口から出てきており、寺崎と話していることがわかった。それにしても、何でお父さんのことがバレているのだろうか?ピッチ上では、一進一退の攻防が続いている。


 楓 「ねぇ、お父さんどうかしたの?」

 私 「別にどもうしてないよ」

 楓 「そうなの?」

 私 「うん」

  

 楓は、勘がいいから困るな。すると、歓声が一気にため息と変わってしまう。宝来のシュートが惜しくもポストの上を通過してしまったのだ。すると、再び大きな声が鳴り響く。声の主は、さっきまで近くにいた定本だった。"パッパッパッパパ、パパパパパパ。パッパッパッパパ、パパパパパパ。聖徳パラダイス!!!"

 定本のメガホン越しの大きな声に、みんな引き寄せられるように声を出していたのだった。両手に持っていたメガホンを叩きながら、回ったりジャンプしたり。冷静に見ていると、何だかバカバカしか思えるけど、ここでそんなことを言っても仕方がない。


 真紀「ねぇ、あれって沢田くんじゃない?」

 楓 「ホントだ」


 たしかに、ベンチ近くからピッチ内に向かって歩き出している。審判は大きな笛を鳴らし試合を止める。そして、井沢を交代させ、沢田を投入するようだった。エースの登場にスタンドからは、割れんばかりの声援がおくられる。


 私 「凄いね」

 楓 「さすが、スターって感じだね」


 交代を告げられた井沢は、沢田に何かを呟きハイタッチをした。何を呟いたのだろうか?私はこういうどうでもいいことが気になってしまう。逆にピッチへと立った沢田はダッシュする。そして、全員に何やら指示を出している。フォーメーションの変更かな?後半10分が経過し、いよいよ試合が動きだそうとしていたのだ。


 真紀「なんか沢田くんが出ると点入りそうじゃない?」

 楓 「そうだね。サッカーも相当上手いんでしょ」


 "相当上手いよ"。ん?声の主は、真紀でも楓でもなかった。誰だ?後ろを振り返ると、また誰かがやって来ていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ