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日常で世界を変える(新谷編)  作者: mei


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9月3日 全国大会(通過)

 私は、7時間目の体育祭練習でリレーの練習しているのを見つめながら考えていた。今のままでいいのだろうか?私はこれからのことを含めて思考を巡らしていた。予行演習がリレーの予選が行われ、そこで勝ち進んだら本番に出れる。もし、予選で負けたらもうそれで終わりになる。私は、そういう勝負の世界で生きてきた人間ではないので彼らの気持ちはわからなかった。


 ー8月31日ー


 楓 「ねぇ、ホナ!!」

 私 「ん?」


 真紀に聞こえない程度にボソッと呟いてきた。


 楓 「なんで、あんなに対抗するの?」

 私 「別に対抗はしてないよ」

 楓 「ホナは、忖度とかしないからね」

 私 「楓に言われたくはないけどね」


 すると、思わず楓は笑っていた。


 楓 「あそこ見てよ」

 私 「ん?」


 指さされた方は、応援メンバーだった。さっきは、女子だけだったのに、今は男子が合流しているようだった。土井、藤平、荻野、高橋などがいるのかな?そこに野球部の橘や佐伯たちも合流したようだ。

 

 真紀「ねぇ、ねぇ定本くん来たよ」


 真紀の声に反応して私は視線を向けた。定本は、階段を登って私たちの近くに来た。


 楓 「どうしたの?」

 定本「いや、少し下の空気に疲れたから」

 楓 「何よそれ」


 確かに下の方は、橘たちの応援の熱気に満ち溢れているようだった。ただでさえ、太陽が出ているのに暑くるしいだろうな。


 定本「あぁ、野球部の応援かかってるねぇ」

 楓 「野球部の応援歌なの?」

 定本「うん、ユーナって曲なんだ」


 なんだ、それ。「いけ!いけ!いけいけ聖徳!」。私は、下のみんなを見ながら選手の方を見つめていた。力強いメロディーがスタジアムに響き渡っている。


 定本「新谷さん!!」

 私 「なに?」

 定本「お父さん大丈夫そう?」

 私 「え?」


 まさか、バレてる?いや、そんなことないよな。だって、誰にも言ってないし。


 楓 「なに、お父さんって」

 定本「僕、新谷さんのお父さんと知り合いなんだ」

 

 えっ?そうなの?全く何を言っているか理解できない。お父さんからは、そんな話聞いたことないんだけど。


 楓 「へぇー、そうなんだ」

 定本「じゃあ、俺トイレ行ってくるわ」

 楓 「はーい」


 定本は、そう言って私たちの方を通過していった。あの感じは、何かを知っているな。私は、そう感じていた。

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