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日常で世界を変える(新谷編)  作者: mei


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8月28日 応援

 

 私 「えっ、強制なの?」


 思わず声を上げてしまった。横にいる真紀と楓は、当たり前だと言わんばかりの表情をしていた。まじかぁ、、、、、、。めんどくさいな。どうやら、サッカー部が3人いるこのクラスはもれなく全員で応援に行こうという話をしていたのだ。


 楓 「まぁ、仕方ないよ。我慢しな」

 私 「それ今から言ってなんとかならないの?」

 真紀「ならないよ」


 なんとかならないのか。


 私 「でも、行けない人もいるでしょ?」

 楓 「それは、体調不良ぐらいの人じゃない」

 私 「そうだけどさ」

 楓 「いいんじゃないの?授業サボれるわけだし」


 私は、サッカー部の応援に行くくらいなら、授業を受けた方がマシだ。でも、この人たちにはわからないんだろうな。


 真紀「でも、凄いよね。5試合12得点って!!」

 楓 「たしかにね。しかも内のクラスはレギュラーが3人もいるからね」


 ホントにいい迷惑だ。真紀は、ネット記事を読んでいくが、読まれてもその凄さは理解できない。ネット記事には、聖徳高校の選手が3人も掲載されているらしい。1人目が我らのクラスの沢田。次が問題児の宝来。そして、三人目がケンカ好きの工藤だ。


 真紀「サッカーのスタジアムって暑いのかな?」

 楓 「そりゃあ、暑いんじゃない?」

 真紀「だよね。日焼け対策しなきゃだね」


 日焼け対策かぁ。めんどくさいな。


 楓 「諦めて、一緒に行こうよ」

 私 「わかったよ」

 真紀「行ったらサッカー部も喜んでくれると思うよ」


 真紀から見せてもらったスマホを見ると、これまでの試合成績が書かれていた。長野県予選は、全部で5試合。1回戦は、2対0で河野高校をやぶり、2回戦は2対0 で山田高校に勝つ。3回戦は、3対1で地元の海美高校を、4回戦では、2対1で江陵高校に勝利する。そして、決勝戦の5回戦で3対2のスコアで純新学園高校を破り、全国大会出場を決めたのだった。優勝した聖徳高校の強さの秘訣として5試合で12ゴールの攻撃陣があげられた。毎試複数得点。これには、他の都道府県の選手たちも苦労するんじゃないかと書かれていたのだ。


 楓 「行くことで何か見つかるかもよ?」

 私 「何が見つかるのよ」

 楓 「それは、わからないよ」

 私 「とりあえず行くだけいくから」

 楓 「それがいいね」


 楓は、どこか嬉しそうだった。

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