8月22日 宿題
私 「昨日、お母さんの墓参り行ったよ」
お父さん「そうかぁ、綺麗にできたか?」
ベットで横たわっていたお父さんは、2日前に来た時よりは元気そうだった。
私 「うん。あと、お母さんの知り合いに会ったよ」
お父さん「満島さんか?」
私 「えっ、知ってるの?」
まさかだった。まさか、お父さんが知ってるなんて。
お父さん「ああ。お父さんも何度か墓参り行ってた時に出会ったことがあるんだ」
私 「そんな前から来てたんだ」
お墓参りするにしても、どうして場所がわかったのだろうか?私には疑問だった。
お父さん「そうだな。定期的に来てるみたいだよ」
私 「そうなんだ、知らなかった」
定期的に来てるのかぁ。
お父さん「20代くらいの女性だろ?」
私 「そうそう。よく話すの?」
お父さん「いや、お父さんが会った頃はそんなお母さんについて話す元気がなかった時だからな」
私 「そっかぁ」
お父さんにも、そういう時期があったのを思い出した。
お父さん「でも、まだ来てくれてるなんてありがたいな」
私 「そうだね。もう2年もたってるのにね」
お父さん「そうだよな」
ちゃんとお父さんに言っておかないとな。私は、先日話した内容を話し始めた。
私 「その満島さんと今度会うことになったの?」
お父さん「そうなのか?凄い展開だな」
私 「でしょ?私も信じられなかったよ」
私が誘ったのではなく、満島さんから誘われたのだ。
お父さん「誘われたのか?」
私 「うん。お父さんのことも言ったよ」
お父さん「え?言うなよ」
私 「ハハハハハ。そしたら、見舞い来たいってさ」
お父さん「絶対断れよ」
かなり嫌そうな表情をしている。よっぽど嫌なんだろうな。
私 「えー。断っても来そうだけどね」
お父さん「頼むから来ないようにしてくれ」
私 「わかったよ」
お父さん「そういえば、学校の方はどうなんだ?」
ここ最近、学校のことは考えていなかった。
私 「25日だからもうすぐだよ」
お父さん「そうか。お父さんは退院できそうにないから、頑張ってくれよ」
私 「大丈夫だよ。宿題だけかな」
お父さん「ちゃんとやれよ」
私 「まぁ、、、ね」
少しずつ夏休みが明けそうになっていることを理解したのだった。




