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`日本を救う会  作者: アクチウヌス
46/57

日本を救う会(政党日本を救う会、佐藤内閣。教師の指導力。字を上手に書くための具体的な指導。)

 佐藤総理大臣は、笑いながら、


「簡単なんですよ。しかも、短期間で、取得できます。」


「でも、何人もの校長から、字を綺麗にかけ、丁寧にかけと言われ、また、ペン習字の本とかも、読み漁ったんですが、どこにも書いてない。どの、校長先生も具体的な指導はしない。」


「まるで、コロンブスの卵みたいです。でも、コロンブスの卵みたいな、インチキではありません。」


諸田財務大臣は、笑いながら、


「じゃあ、そろそろ、教えてくれ。どうするのか?」


 本田幹事長も、同じように笑いながら、


「私も知りたい。どうするのか?」


「実は、内にも、高校生や大学生がいて、最近の入試は、論文が義務化されるそうだ。」


「そうなると、字が下手だと、損をするんじゃないかと。何となく、内の子供たちは、心配している。」


「現に大学に行っている子供が、大学の先生とのやり取りの中で、そういう話を、聞いてきたそうだ。」


 諸田財務大臣は、確かにという顔で、


「ありそうな話だ。わしも、昔、大学の教授から、沢山の学生のテストの採点をするとき、汚い字で書いてあると、読みたくない。」


「ぶんなげちゃう。と、教授が、真剣な顔で、話してたな。」


「字の汚いやつは、戦々恐々としてた。」


そう言うと、諸田財務大臣は、大声で笑った。

 

 佐藤総理大臣も笑いながら、話し出した。


「問題は、ひらがなです。漢字は、角張っているし、まあまあ、良く見えます。それに、数も多いので、これを、練習するのは、大変です。」


「ひらがなは、数も少ないので、これを、お手本のまま、記憶して、そのまま書けば、良いのです。」


「すると、見た目も、全体として、上手に書いたように、見えます。」


 本田幹事長は、エーと言う感じで、


「そうなのか。ちょっと、お手本を、見せてくれ。」


 本田幹事長は、お手本のとおりに、短文を書いてみた。たしかに、綺麗に整っている。これなら、字が汚いとは言われない。


 諸田財務大臣も、それを見ながら、感心して、


「これなら、綺麗だ。問題ない。それに、誰でもできるし、時間も、かからない。」


「これが、指導すると言う事なんだな。なるほどねえ。。。。」


 佐藤総理大臣は、付け加えて、


「ひらがなの形を、覚えて、その通り書きます。1週間もすれば、綺麗に、早く書けるようになります。」


「教えると言う事は、そういう事なんです。単に、綺麗に書けという、抽象的な指導は、指導では、有りません。」

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