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西園寺家の余白詩二十五 『屋敷が自我を持つとき 二』

千草と旦那様からは

たくさんの音がする


なかでも、よく出す音がある


「ふふっ」

千草の音


「ははは」

旦那様の音


どちらも違う音なのに

同じ音のようだった


他の音は違うのに

それだけは、違うのに同じだった


何回も何回もその音を聞く


屋敷は気づく


何回も何回も、その音を聞きたい


誰が?


…………


自分が



─────────────

※毎日深夜に、おやすみ前の1編として更新します。

※本編『とある大正新婚夫婦の異世界転移サバイバル!日記』の短詩集ですが、

 こちら単体でもお楽しみいただけます。

※本編↓

http://ncode.syosetu.com/n4260md/


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