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西園寺家の余白詩十八 『自由』
千草は
自由になりたいなどと
言ったことはない
たぶん
不自由だったとしても
それを当たり前と受け入れていたのだろう
だから、俺は、「自由になれ」とは言わない
ただ
千草が何かを見て目を輝かせたら
「見に行くか」
と聞く
何かを迷っていたら
「千草はどうしたい?」
と聞く
答えが出なければ
待つ
それだけ
俺が千草に
自由を与えるのではない
そんなものは
最初から千草のものだ
俺にできるのは
千草が自分で選んだ道を
一緒に歩くことくらいだ
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※深夜に、おやすみ前の1編として更新します。
※本編『とある大正新婚夫婦の異世界転移サバイバル!日記』の短詩集ですが、
こちら単体でもお楽しみいただけます。
※本編↓
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