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第1155話 悪童の魔剣
この世界の秩序を乱したのはイズクンゾだ、他は上下の差は激しいもののこの世のバランスは取れていた。
これで世界は救われたんだ、良くも悪くもなっていくだろう。俺の役目は終わった、そうだろ、女神。
「おいコラ」
「ひっ!」
ギアがスーに詰寄っていた。
「レイの魂を出せ」
「あ、え、えーと……」
スーは困った顔で俺を見る、優しく頷いて答えた。
「出してやってくれないか、約束したんだ、それに死ぬにはまだ早すぎる」
「わかったの!」
スーの胸から青白い炎が出てきた。
「これがレイの魂か、イズクンゾが見せたのと違うな」
「イズクンゾが本物の魂を出すはずがないの、別の魂だったの」
「けっ、どこまでも。よし、レイは確かに受け取った。こっちは先に上がるぞ、撤収作業開始だ」
魂を機体内部に収納したギアは下に降りていった、ポラニアたちと合流するつもりだろう。
「バーガー様、いいんですか?あれはまたバーガー様を殺しに来るかもしれませんよ」
「その時はその時だ。それにさっきまで協力してた相手を殴るようなやつがアイナの旦那になるなんて、そんなのヤだろ?」
「……バーガー様ぁ」
胸に飛び込んでくる、俺の逞しい胸筋が優しく受け止める。こらこら他の筋肉たちがヤキモチを妬いちゃうぞ。
あはは、うふふ。
「ござるんるん」
漆黒の騎士が現れた。




