表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
50/98

第五十話 義叔母様も、笑いを堪えきれない

前回、妙子は「リア充爆ぜろ」と思いました。


今回は、その願いが少々違う形で叶ってしまったお話です。


ルイ君が妙子の顔を見るなり逃げ出した理由は、どうやら今朝の国王陛下との会話にあったようで……。



それは、今朝のこと。


国王陛下が、歓談室にルイ君を呼び出した。


呼ばれたルイ君は、叔母様たちと談笑していた陛下のもとへ、のこのことやってきた。


「お祖父様。こんなところに呼び出して、何のご用でしょうか?」


「よう、ルイ。よく来たな」


陛下は、上機嫌だった。


「最近は、マリーと、かなりいい感じになっておるそうじゃないか」


「あ、いえ、そんなことは……」


ルイ君は、はにかんで、もじもじしている。


すると、陛下は、にこにこ笑いながら、こう続けた。


「で、そのことなんだがな。昨晩、マリーがわしのところへ来てな」


うんうん。


「『初めてが不安だから、四十八手を教えてほしい』とか、『公開のアレはルイには刺激が強すぎるから、もう少し演出を考えたい』とか、そういうことを、いろいろ言ってきたんだわ」


言ってない。


そんなこと、一言も言ってない。


「だから、そんなに心配なら、ルイを連れて、夜、わしの部屋に見に来い、と誘っておいた。だからお前も、今日か明日にでも、マリーと一緒に、見に来るがよい」

挿絵(By みてみん)

「……は。え? マリーが? え、なに?」


ルイ君は、顔を真っ赤にして、頭から、ぷしゅーと煙を噴き出した。


さらに、陛下は、ぽんと手を打って。


「おぉ、そうそう。マリーが欲しがっておったから、参考になる本も用意しておいてやったぞ」


そう言って――いかがわしい本を、どっさりと、ルイ君に手渡したのである。


ルイ君は、その場で、ばたん、と倒れた。


「お、王太子様ーっ!!」


家臣たちが、卒倒した王太子を介護するために、右往左往。歓談室は、上を下への大騒ぎ。

お読みいただきありがとうございました。


本作は毎日19時40分ごろ更新予定です。

続きが気になる方は、ブックマークやページ下部の星評価で応援していただけると、執筆の励みになります。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ