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ミラクルカラー物語  作者: 水無月魅美
15/30

魔法実践そして…

ルリ達が授業で魔法属性について学びこの世界に存在する魔法の種類と属性についてわかり、次は魔法実践の授業があるため場所を移動する


「魔法実践って言ってたけど、どこでやるのかな?」


ルリがリアと歩きながら話していると同じEクラスの生徒と思われるフードを深くかぶった少女とぶつかってしまいお互い尻もちを着けばルリが直ぐに謝り


「ご、ごめんなさい!!話していてよそ見をしていたから…怪我してない?」


「いえ、大丈夫です。こちらこそボーッと立ったままでごめんなさい……って、特別教室のお二人様じゃないですか!?」


少女がルリと目を合わせてしまうと少女は驚いて飛び上がって畏れを抱いて膝をつく動作をする


「あわわわわ、本当に申し訳ございませーん!S5の人達の研究の邪魔をするつもりじゃなかったんです〜〜!!」


「S5?」


少女の言葉にルリが首を傾げてリアを見るがリアもよく分かっていないらしく同じく首をかしげる


「あ、S5とは"スペシャルファイブ"の略で特別教室に選ばれた生徒を示す言葉なのです。

この略称は代々から言われているはずなのですが、お二方はご存知なかったのですか?」


少女がS5の言葉について説明すると、ルリがそんな呼ばれ方していたのを初めて知ったので自分がそんな事を知らない森の奥からきた事を話せば少女がルリの手を握って


「それじゃぁ、あなた様は五大賢者の1人である[エンプレスウッド(翠の女帝)]ラリアマイト様の血を受け継ぐものですか!?」


「え、エンプレス?ラリアマイト?どっちも知らないけど私の名前はルリだよ。そんな大層な名前で呼ばれるような存在じゃないから気軽に呼んで欲しいな。

えーっと…」


突然言われた五大賢者の名前を言われてルリは疑問符しか浮かんでこないが、とりあえず目の前の少女に畏らないでと言った後ルリは名前を名乗って少女の名前を言おうとするが分からず呼び方を考えていると少女はフードを取って頭に耳を生やした薄ピンク色の毛の色の目が赤色の少女が名前を言う


「私は獣人族の虎猫(トラネコ)族"リーラ・トゥルク"と言います。リーラと呼んで下さい、ルリ様!!」


「あー、様はやめて欲しいかな」


リーラはルリに言われて「なら、ルリさんで!!」と言われたので様よりはマシかと思いその呼び方で良いと言うとリアがリーラとルリを見る


「………」


「あ!イケメン様!!」


リーラがリアを見てそう叫ぶと、とても嫌な表情を浮かべて


「その呼び方はやめろ。俺もルリと同じでリアで良い」


「分かりました、リアさん。2人とも本当に五大賢者様達とよく似ているんですけど本当に、覚えとかないんですか?」


「うん…この歳になるまで私はずっと1人でそんな名前の人全然知らないよ」


「俺もだな……」


リーラの言葉にルリとリアは知らないと言い、「そうなんですか」とリーラは返すとルリがリーラを見て問いかける


「あの、リーラは歴史とかに詳しいの?」


「詳しいってほどじゃありませんが、子供の頃お母様の寝物語の時聞かされたんです。

で、この学園はその五大賢者様達がいた場所!!更にそれに物語で聞かされた話とルリさんとリアさんはそっくりなのです!!

これはきっとディスティニー!運命です!!」


熱く語るリーラに2人とも若干気負いをしてリーラに声をかけると2人の声にハッと我に返って直ぐにまた謝っているとルリはクスクスと笑って


「リーラってとっても元気で明るいんだね。

私あなたともっと仲良くなりたいな。友達になってくれませんか?」


「フェッ!?わ、私とですか!?」


笑って手を差し伸べるルリにリーラは衝撃的だったのかめちゃくちゃ驚いて聞き返すとルリは変わらず差し伸べたまま


「うん…友達になって下さいリーラ」


リーラがルリとリアを見たとき後光がさしてるかのように光が差し込みリーラはとても緊張しながらも差し伸べられた手に触れて口を震わせながら


「あ……至極幸せです…私なんかで良ければ…」


「うん、よろしくね。リーラ」

「…よろしく、リーラ」


2人に言われて本当に幸せなのか顔を赤く染めて俯き恥ずかしそうにしていると目の前のドアが開いてそこから水晶玉を持った若い女性が立っていて


「あら、貴方達Eクラスの生徒よね?魔法実践はこの教室で行われるのよ。多分貴方達が最後だからこちらへ」


女性に案内されれば先程の教室より少しばかり広い場所で椅子や机はなく皆立った状態で女性に注目すると

女性は水晶を綺麗な杖に変えて挨拶をする


「こんにちは、私は魔法実践担当のメリィ・ハーピィと言います。人間に見えるかもしれませんが私は天人族です。羽根は魔法で隠しているのよ」


メリィが杖を光らせるとエナよりも白くて大きな翼が現れて生徒達は皆惚けているとメリィは微笑み翼を隠して生徒に言う


「魔法実践は文字通り魔法を使って様々な事をしてもらいます。例えば魔法を使った演舞を披露してもらったり魔力を競い合う魔法闘技をしてもらったりと様々ですが、今日は最初なので、皆さんまずは魔力を練ってみるところから始めましょう。その後魔法でどの属性が強いのか、そしてどの種類の魔法が得意なのかを把握してもらいましょうか」


メリィは手を前に出せば何個か魔法陣を出現させて説明を始める


「皆さん、分かりきってると思いますが魔法を使うには魔力がなければ作動しません。

しかし、魔力があっても込め方がわからないと意味がありません。

そこに出現させたのは皆さんの個体値を図る魔法陣です。その上に乗って息を吸って吐く作業をしてください

魔力を練ると言うことは呼吸をするのと同じこと。静かに目を閉じて吸って吐くを繰り返すと魔法陣が発動します。まずはここまでやってみてください」


メリィに言われてルリ達は目の前に現れた魔法陣に乗って目を閉じて息を吸ったり吐いたり作業をすると魔法陣が光ったり光らなかったりと様々な光景であるとメリィが生徒に言う


「皆さん闇雲に呼吸をしてはダメですよ。まず何も考えずに力を抜いて立って下さい」


ルリ達はメリィに言われた通り力を抜いて魔法陣に立つと光が無くなる

皆の光が消えればメリィは次の行動を支持する


「そして、魔力を練るイメージを持って深く息を吸って下さい」


メリィの言葉に生徒は一斉に息を吸い込む


「深く吸った息をゆっくりと吐いて行ってください」


吸い込んだ息を吐くと魔法陣が光り始めて生徒達の目の前に何かが表示された表が浮かんでくればメリィは優しく笑い


「皆さん、これが魔力を練ると言うこと。この作業を繰り返し行えば自然と魔力を込めるのにも繋がり呪文を唱えることなく発動する事が出来る事もあります。では、次に自分の属性の魔法に移ります。皆さん表に描かれているの色があると思いますがそれが個人の属性となります」


ルリとリアは以前水晶玉に自分の属性の色の入った水で属性を把握しているのでそこまで驚いてはいないが初めて自分の属性を知るリーラは嬉しそうにしていた


「黄色…と言うことは私は黄魔法が主に強いんだ!ルリさんとリアさんは……緑と赤ですね。想像通りです」


「皆さん、これで自分の属性が分かった所で次に4つの魔法でどれが強いのかを調べます。まずその魔法陣に立ったまま片手を前に出してください」


生徒は魔法陣に立って手を前に出す


「そしたら、さっきみたいに魔力を練ってみてください。魔力を練って魔法陣が光ったら片手に力を入れて「発動」と頭の中で唱えて片手に現れたものが得意の魔法になります。

因みに私は防御魔法が得意なので……」


メリィが手を前に出して力を入れると手の中に黄色く輝く盾が出現する


「このように防御魔法が得意なら盾、攻撃魔法が得意なら剣、回復魔法が得意なら水晶玉、移動魔法が得意なら風が出現します。

多分皆さんは魔力が少ないので得意魔法は1つだけですが魔力が増えたりしたら使える魔法も増えますので安心してくださいね」


メリィが言い終わると生徒は皆魔力を練り始めて手の中にそれぞれの属性の色のものが出現する


「……([発動])」


とルリ達が唱えるとリーラの片手に黄色の水晶玉が出現する

ルリは緑色の水晶玉と緑色の盾が出現して、リアは赤い剣と赤い風が出現するとリーラは凄いと駆け寄り


「やはり特別教室のクラスだから得意とする魔法も最初から2つなんて凄いです!!」


「だが、魔力が増えればリーラも使える魔法が多くなる。俺たちが凄いわけじゃない」


「そうだよ。リーラは回復系の魔法が得意なんだね、私と一緒だ。嬉しいな」


ルリの言葉にリーラは「私もです」と言った後にリアの方に振り返り「そんな事ない」と言った後に「私もお二人に近づけるように頑張ります!!」と気合を入れればルリもリアも微笑み


「うん、私も頑張るよ」


「俺もだな」


お互いに頷くとメリィが生徒達の下にある魔法陣を消すと授業終了の音が鳴る


「では、皆さん自分の属性と得意魔法、そして魔力の練り方を把握した所で、次からは選択授業になって教室もそれぞれになりますので明日までに自分が習いたい魔法を考えておいて下さいね。

魔法実践の授業はここまでとなりますので、Eクラスの生徒の皆さんは教室に戻って次の授業の準備をしてください」


と言ってメリィは杖を光らせるとその場から消えて生徒達も次の授業を受けるため教室に戻る。

ルリ達も戻ろうとするとルリの背中を何かに思いっきり押されて転倒する


「イタタタ、なんか転けてばっかりだなぁ〜」


と言って笑っているとリアとリーラが起こそうと近寄るとそれより早くルリの手を取って起こす女生徒達がいて


「大丈夫ですか〜?クスクス」


「えっ、はい、ありがとうございます?」


「どういたしまして、それよりも少しお話しがあるんですけどいいですか?」


女生徒がルリを囲むようにすればリアは何を話しているのか聞こえない感じにリーラは女生徒を睨む


「話しってなんですか?」


ルリが普通に聴くと1人の女生徒がルリの襟元を強く握って持ち上げるようしてルリを睨み低い声で


「特別教室の生徒だからってあまり出しゃばるな…」


「〜〜っ!!」


突然怖い表情で言われてルリは身体を強張らせて動けなくなっていると女生徒が続けて


「アンタみたいなチビがあんなイケメンと良い感じを出されるとこっちも集中できないの」


「なんでアンタみたいないかにもお子様な体型があんなイケメンと……」


と言うとルリの足をグリグリを踏みルリは顔を歪めて女生徒を見上げる


「今日はこのくらいで勘弁しておいてあげるけど明日からもあのイケメンと良い感じを出すなら意地悪するから……」


と言って足を止めて胸元をパッと話すとリアにはこれでもかと言うくらい優しく可愛く笑って去っていく

ルリは言われた言葉に表情を暗くしているとリアが心配して声をかけようとすると


「ご、ごめんリア……私トイレ行ってから教室戻るから先戻ってて」


「あ、あぁ……」


ルリは去るようにリアから離れてトイレに向かって行った。

そしてリーラは先程の女生徒が行った方向を鋭く見て「自分もトイレ」と言ってルリ走った先に行けばリアは黙ったまま教室に戻っていくのだった




「ごめんなさい…リア」

ここまで読んでくださりありがとうございます

では、また2日後!!

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