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親の馴れ初め
舞踏が終わり、トヨウケさまが話しかけてきた。
「バッチリではないですか」
「いや、教え方がうまかったんだよ、それにあの舞踏は起承転結があるように見えたけど何かのストーリーがあるの?」
トヨウケさまは視線を逸らす。
「あれは……国生みの夫婦神のラブストーリーなのですよ……」
ぎょっ!!とした。
ミスしたら殺されてたんじゃないのか?主にアマテラスさまから。そしてなぜか顔を赤らめるトヨウケさま。
「あの舞踏は母神さまから性行為にいざない、最初の子を生み、出産に失敗して、次は父神さまから性行為へといざない、そこからあらゆる神々が生まれてくる話なのです」
僕はいきなり恥ずかしくなってきた。
舞踏とはいえトヨウケさまと行為に及ぶ演技をしていたのか……。
………………
行間空けても何言えばいいかわからない!!これは気まずい!!
「そうだ、僕は次の格闘技イベントの準備に入ってきますね」
僕はそそくさとその場を離れていく。
「あっ……」
トヨウケさまは儚げにこちらをみつめている、どこか寂しそうな様子だった。
「もう少しそばにいてほしい」
「え?」
「あれ?違った?」
トヨウケヒメは後ろから話しかけてきたイツキにどう返事するか迷う。
「いや、きっとそうなんでしょう、わたしはたぶん、彼とまだまだお話がしたかったんだと思います」




