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突入 ロレンツォ教会!

 教会の中に入ったソルジャーたちが怒声を上げながら、神父たちを探す。

 そして、中の部屋に通じるドアを開けて中に入ろうとした時、目の前にあすかが現れた。

 あすかの突然の出現に驚いた次の瞬間、あすかが両手に持つピストルが火を吹いていた。

 教会の中に入っていたのは10人ほどのソルジャーたちは、一瞬の内にあすかの銃弾により倒された。

 銃撃音に気付いたオッタビアはクラウディアに指示を出し、教会の中にクラウディアを送り込んだ。

 そのクラウディアに続いて、残りのソルジャーたちも教会になだれ込んで行く。

 クラウディアとソルジャーたちが入った時、教会の白かったはずの壁は赤い血で染められ、ソルジャーたちが血の海に沈んでいた。


 「誰にやられた。やった奴はどこに行った?」


 倒れているソルジャーを起こしながら言ったが、全員頭を撃ち抜かれ、即死の状態だった。

 ソルジャーたちは見事なまでに額を一発で撃ちぬく射撃の正確さに、その相手はあすかであろうと思い、その先に進むことを躊躇し、教会のさらに奥に続くであろうドアを見つめるのみで、そこに近づく者はいない。

 そのドアを開けた途端攻撃を受けると思っているのである。

 そんなソルジャーたちには構わず、クラウディアがそのドアに近づき、ドアを開けた。

 ソルジャーたちが一瞬、身をすくめたが、そのドアの中からは何の反応も無かった。

 開けたドアの中にクラウディアが進んで行き、その後をソルジャーたちが恐々ついて行く。

 ドアの中に進むと、廊下があり、その右側にいくつかのドアがあった。

 ソルジャーたちは今度こそ、そのドアのどこかにあすかが潜んでいて、ドアを開けると攻撃を受けると思っていたが、クラウディアはそんな事など気にもせず、次々にドアを開けて行く。

 ソルジャーたちの心配をよそに、どの部屋にも人気は無く、あすかによる攻撃も無い。

 クラウディアが廊下の突き当たりにある最後のドアの前に立って、ドアノブに手をかける。

 ソルジャーたちは今度こそ反撃があるものとクラウディアがそのドアを開ける瞬間、極度の緊張に包まれたが、ここを開けた時も反撃は無く、その先には階段がひっそりと地下に通じているだけだった。


 クラウディアがその階段を下りて行く。ソルジャーたちは少し遅れて、階段を下りて行く。

 階段を降り切った先には少し広い空間があって、その空間にはさらに細い通路つながっていた。

 その通路には照明が無く、少し先からは闇になっていた。

 細く、暗く延々と続く地下通路の中に入ろうと言う者はおらず、とりあえずマシンガンを闇の中に撃ちっぱなした。

 ソルジャーたちの銃撃に対する反応は、銃弾が壁に当たり構造物を破壊する音が返って来るだけで、他には何も無かった。

 暗闇に飛び込んでも、役に立たない事が分かっているソルジャーたちはオッタビアへの報告に人を放ち、残りはその場に残った。

 一方、クラウディアは暗闇でも戦闘できるため、一人中に足を踏み入れた。

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