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リアル・サバイバルクラフター  作者: 竜野マナ(竜灯草)


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117.※襲撃の最中

 流石にそんな訳が無かったが、別に間違いでもなかった。どういう事かって言うと、どうやら今回の建物修理、工一さんが鍛えた探索班兼工作班の実地研修みたいな所があったらしい。なるほど人数が多いと思ったら。

 そういう事ならと板の切り出しや大きな穴を修理しやすく整える系の仕事をガンガン振ると、戦闘班と交代しながらバリバリ働いてくれる。これなら確かに、2時間とか1時間とかは無理だが、1日で3軒ぐらいは行けるかもしれない。

 そして修理作業をしているとモンスターが寄って来るっていうのは確かだったらしく、戦闘班も忙しかったようだ。そして私が近くにいるから、回収を後回しにしてひたすら戦っている。なるほど、回収しろと。


「うおお忙しい!」

「ツミキさんも吹っ切れると遠慮ないよな……」

「いやでもめちゃくちゃ勉強になるぞ」

「鍛え上げた筋肉を活躍させる時!」


 なんか若干変なのが混ざってる気がするが、まぁ仕事はしてくれるので問題ない。

 ダメな所はちゃんと指摘して修正しつつ指示を出していく。元々工一さんが「これは簡単に直せる」と判断した建物だけあって、直すのも楽だな。私は自分の作業と指示出しと注意と回収と武器や素材を渡すのでちょっと忙しいが。

 というか出発する時に荷物を追加で任されたがこれはまさか、と思って改めて確認してみたら、王子様が作ったらしい結界の魔道具があった。宝石じゃなくて、モンスターから手に入る魔法核を使って作るやつかこれ。いつの間に。


「4時間を切るとは、素晴らしいタイムです。休憩したら次に行きましょう」


 結界の魔道具を起動させると、あっという間にどこかへ消えていくモンスター2種類と苔ゾンビ。これ隠蔽効果付きか。難易度の高い方じゃないか。その分核になってる宝石か魔法核の消耗が激しかった筈だが……。

 まぁ今なら魔法核は余ってるぐらいだし、たぶんこの大きさならボロボロの剣を守っている所にいるやつから手に入る分だろう。つまり数がある。だから王子様もこれなら大丈夫だと判断したんだろうし。

 という訳で結界の中で休憩し、外へ飛び出して次の建物に移動。なおアンテナ効果か、それとも現実になった影響か、私が外に出ていても拠点の周りのドロップアイテムは回収できるようだったので、ある意味一安心だ。


「あっ! デカい貝だ!」

「噂には聞いてたけどマジでデカい貝だ」

「何で道路の真ん中にあんなデカい貝が?」

「謎過ぎる……」


 昼をそこそこ過ぎたところで2軒目の修理を完了し、3軒目に向かっている途中で「旨蜜珠」が手に入る2枚貝を見つける事が出来た。よしこれで1個確定だな。

 流石に外から地下倉庫は見れないので、何個入ったかは分からない。帰ってからのお楽しみってやつだな。まぁ前回残した分が4個あるから、少なくとも結界樹と緋朱には上げられるんだけど。

 数が手に入ったら王子様も食べるのかな、それとも工一さんやジェレック君に渡す事を優先するのかな、とか思いつつ3軒目に取り掛かる。ん? ちょっと建物自体が大きいって言うか、これはどっちかっていうと店舗だな?


「構造が違うので気をつけて下さいねー。しかし店舗直してどうするつもりなのか」

「あー、何かやけに広いと思ったら」

「ここ店なの?」

「って事はこれはデカい机じゃなくて商品用のワゴンか」

「ならこれは飾り棚じゃなくて商品棚か」


 なおこの修理順を指定したのは工一さんなので、その理由は分からない。ここまでの間には、取り壊されてないが修理に時間がかかりそうな家がそれなりの数あったから、たぶんここを選んだ何かしらの理由があるとは思うんだが。

 しかし店舗となるとちょっと勝手が違うぞ? まぁ基本的に修理計画は図面って形で貰ってるし、それを見て店舗を店舗のまま利用するんだなって分かったから首を傾げた訳なんだが。


「外から来る人もいませんし、電子決済も出来るか分からない上にそもそもお金持ってる人ってどれくらいいるんでしょう」

「さあ……?」

「案外リットさんが魔道具売る店始めたりしてな」

「あの魔法核ってやつ持ち込んで結界の魔道具買うの?」

「しっかりしてるし有り得るんじゃね?」

「まぁ今のまま共同生活って訳にはいかんわなぁ」

「それはそう」

「そうなるとツミキさんは農園主になる訳だが」

「本業はリフォーム屋ですよ」

「まぁこの手際はプロのそれだが」

「でもあの家で作られてる食料すごい量だしなぁ」


 まぁわちゃわちゃ言いながらでも作業はしているし、戦闘もしている。1日とはいえ、大分慣れて来たんだろう。

 それにしても、短時間で良くここまで仕事が出来るように鍛えられたな。工一さんスゲー。


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