表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
96/175

96話 鬼の復活

 九郎と玉枝、一久は、五郎丸たちを封印してある塚へ行く。蛇抜は蛇神との連絡役のために月ヶ瀬に残る。

 塚に着くと一久は蛇抜にスマホで連絡する。

 「今、塚の前に到着しました。」「分かりました。蛇神様に封印を解いてもらいます。」

蛇神が五郎丸の封印を解くと瘴気が強くなる。そして瘴気は塚へ吸収されていく。

 九郎は塚の中に異形の気配を感じ取って言う。

 「塚から出てきますよ。」「九郎君、判るのかい。」

玉枝の気配が大きくなる。彼女は自分の周りに燐火を9つ作り出す。燐火はいつものよりはるかに大きい。

 塚が崩れる。そして、地中で何かがうごめくように土が盛り上がる。さらに何本もの腕が地中から出てくる。

 腕は人間の者より大きく鋭い爪があり、こぶだらけである。鬼が姿を現す。全部で7匹いる。

 その中にひときわ大きい鬼がいる。これが五郎丸らしい。玉枝は問答無用で燐火を鬼に向かって飛ばす。

 7匹の鬼は燐火に包まれる。玉枝が九郎と一久に言う。

 「危ないから後ろに下がって。」「はい。」

鬼は呼吸ができないのかもがいているが消滅するものはいない。五郎丸が吠える。

 「玉藻前、我を滅ぼそうとするか、返り討ちにしてやる。」

鬼たちが燐火に包まれながら玉枝に向かっていく。玉枝が両手をかざすと。鬼が吹き飛ぶ。玉枝は次々と鬼を吹き飛ばしていく。

 鬼は燐火に包まれながら玉枝に突撃を繰り返す。その中で玉枝に向かわず、九郎たちに向かう鬼がいる。

 玉枝は気づくと顔色が変わる。気づいた時には九郎たちの間近に迫っていたのである。

 一久が前に出て九郎をかばう。鬼は燐火に包まれながら右腕を振り上げる。

 一久は死を覚悟する。しかし、鬼の爪が届くことはない。新たな鬼が2匹現れ、九郎たちを襲った鬼と戦っている。

 九郎は2匹の鬼に見覚えがある。九郎が辺りを見回すと水鏡が肩で息をして立っている。九郎は水鏡に言う。

 「どうして助けてくれたんだ。」「間に合いましたね。人間を助けるのは当然でしょう。」

 「ありがとうございます。」「水鏡さん、助かりました。ありがとうございます。」

 「もっと離れたほうがよさそうですよ。」

3人は、その場からさらに下がる。玉枝は戦いながら九郎たちが無事なのを確認してホッとする。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ