表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
95/175

95話 玉藻前

 玉枝が少女に言う。

 「蛇神、どうした。弱っているように見えるぞ。」「玉藻前か、500年ぶりかの。」

 「玉枝だ、た・ま・え」「何を言っておる。ぬしは玉藻前であろう。わしが間違えるものか。」

玉枝は困惑する。そして話題を変えるように言う。

 「村人が困っている。封印を何とかしてくれ。」「今は無理じゃ。この沼の状態を見てくれ。これでは力が発揮できん。」

一久が蛇神に言う。

 「蛇神様、彼女のことを玉藻前と呼んだようですが。」「玉藻前だから、そう呼んだのだが」

 「私は玉枝です。」「玉枝さんは昔、玉藻前と呼ばれていたんですね。」

九郎が玉枝に言う。一久が九郎に言う。

 「九郎君は玉藻前を知らないのか。」「有名なんですか。」

 「妖狐が女性に化けて悪事を働いて岩に封印されたんだよ。その岩は殺生石と呼ばれている。」「玉枝さんは化け狐何ですか。怨霊と思っていました。」

 「私は人間だったんです。妖狐は言いがかりです。」「今は玉枝さんでよいではないですか。」

 「私は、かなり驚いているんだよ。」

一久は、玉枝が玉藻前と知って動揺する。蛇抜が話に割り込む。

 「村を救う話をしてください。蛇神様、お願いです。村をお救いください。」「それは無理だと申しておる。」

 「そこを何とか。」「ここは玉藻前にやってもらおう。」

 「私は玉枝です。」

玉枝は、玉藻前ということを否定する。九郎が蛇神に言う。

 「蛇神様、彼女を玉枝と呼んでいただけませんでしょうか。」「分かっだ。玉枝じゃな。」

 「玉枝よ。わしは五郎丸たちの封印を解くから、お前が退治せよ。」

 「命令されるのは嫌です。」「玉枝様、何とか、お願いできないでしょうか。」

 「玉枝さん、困っているから助けてあげてください。」「九郎ちゃんが言うなら仕方ないわ。」

玉枝は乗り気ではないが、九郎の頼みなので鬼退治を引き受けることにする。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ