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115話 秋祭りの準備

 九郎は、秋祭り開催のために氏子総代と市役所、消防署、警察署を回る。九郎は氏子総代に言う。

 「露店や神輿の道路使用などに届け出が必要なんですね。」「秋祭りは夏祭りより規模が大きくて花火もやるから大変だよ。」

 「市役所や警察と以前から打ち合わせをしていたんですか。」「秋祭りは警察官が警戒に来るんだよ。」

 「そうなんですか。」「どうも人手が多いかららしいよ。」

九郎はイベントをやるにはいろいろなところと打ち合わせや届け出が必要なことを知る。

 玉枝とあやめは毎晩、巫女神楽の練習をしている。夏祭りで一度やっているのでスムーズに進んでいる。

 九郎は役員や氏子たちと連絡を取り合っている。九郎の手際が良いので氏子総代は来賓の出席依頼の連絡を任せる。

 九郎たちは忙しく、ハイキング部に顔を出せていない。一久は上機嫌で九郎に言う。

 「九郎君、評判いいよ。婿さんは機転が利いて大変役に立っているそうだ。」「僕は、彼氏ですよ。」

九郎は婿は早いと思うが、頑張りを認められてうれしかった。

 10月になると巫女神楽の通し稽古を氏子たちが集まって見る。

 九郎はあやめの巫女姿に惹かれる。氏子たちが口々に評価する。

 「夏に比べて、もっとよくなりましたな。」「玉枝さんは美しい、惚れてしまいそうですわ。」

 「いや、あやめちゃんも負けていないですよ。」

巫女神楽は本番を待つだけのようである。九郎は氏子たちから配っておいたアンケート用紙を回収する。

 アンケートには巫女神楽について改善するところは書かれていない。皆、好評価ばかりだった。

 一久は九郎に言う。

 「アンケートは良いアイデアだね。」「無記名にすることで言いずらいことでも意見できると思いました。」

九郎は、秋祭りの運営でいろいろアイデアを出していた。そのためか祭りの準備は順調である。

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