014話 出会いは唐突に
迷宮都市ウベを散策する…
ウベ特産ミノステーキの店が立ち並んでいる
いつも思うけど こんな風に同じ食べ物が並んでて
店がよく潰れないよな…
まぁ味覚は人其々だから
一番の店が複数になるんだろうな…
そんな事を考えながら店わ冷やかしてたら…
「お待ち下さい~~」
人混みを掻き分けながらおいかけっこをする二人が居た…
随分小さな女の子と…凄く美人なメイドさんだ…
あっメイドさんが転んだ…
小さな女の子は転んだメイドを心配そうに見てるけど…
その場から逃げなくなったな
近づきもしてないけど…
俺は小さな女の子の背後に回って…
捕まえ…てしまって良いのか?
誘拐に間違われないよな…
ビクビクしながら首襟を掴む…
「は…離すのじゃ」
慌てて立ち上がる美人メイド…
「言っておきますが誘拐じゃ無いですよ」
そんな断りをしてしまう俺…
怪しさ大爆発だろうな…
「有り難う御座います~」
そんな怪しい俺に向かって礼を言うメイドさん
少しは警戒した方が…
まぁ口には出さないけどね…
「捕まってしもうた…」
ロリっ子は諦めたようだ
メイドさんがロリっ子の手を掴んだから
俺は手を離した
「このお礼は必ず…えーと…どちら様でしょうか?」
ああ…残念なメイドさんなんだな…
折角美人なのに…
「いえ…そんな手間でもなかったから お気になさらずに…」
上流階級なんだろうな
余り関わると面倒だ
謝礼を固辞して場を去ろうとした…
「いえそういう訳にいき…あっ…」
おいっ…何故ロリっ子を手離して俺を捕まえる…
そして逃げるなロリっ子…
いつも そんな失敗ばかりしてるんだろうな
それを知ってて隙を伺ってたロリっ子の早い事…
俺とメイドさんは二人してロリ子を追い掛けた…
再びロリっ子を捕まえた…
今度はメイドさんに言って
もう一人知り合いを呼んできて貰った…
「是非お礼をさせて下さい」
気持ちはよく分かるけど…そろそろ宿に戻らないと…
「すいませんが時間が無いんです」
「困ります…」
心から困った顔をするメイドさん
「いや…本当に時間無いから…」
慌てて立ち去った…
メイドさんは追い掛けてこようとしてたけど
諦めたのか見えなくなった
宿に着いて板前さんにカシ村の蛸と鯛を全部渡した
蛸は二倍鯛は三倍の値段で買ってくれた
もう笑いが止まらない位ではあるが
営業スマイルで微笑み程度に抑えた…
結局昼飯食いそびれたな…
今は部屋でラノベを読みながらごろ寝をしていた…
「お客様を訪ねて来られた人がおりますが…如何いたします?」
この声は女将さんだな…
でも知り合いなんて居ないぞ…
まぁ怪しい人だと女将が話を通さないだろう…
「部屋にお通しして貰えますか?」
さて…一体誰が…




