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どこからか聞こえてくる音  作者: くろくまくん
第五章 廃寺での合同納涼祭

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お盆のお祭りにみんなで行こう

第三回合同納涼祭の、録音データの、ヒマリから送られてきた音声を聞くユウタ。


それは、一回目のメッセージの続きなのか。


それとも……?



◯登場人物


優太ゆうた

高校二年生 帰宅部

読書、ゲームが趣味


陽真理ひまり

高校二年生 怪談倶楽部

ユウタの幼馴染、明るく友達が多い


ユウタの父

45歳


ユウタの母

45歳


ヒマリの父

42歳 昔、妻と共に音楽ユニットを組んでいた


ヒマリの母

39歳 若き頃、ユウタの父の事を好きだったこともあるらしい。


ユウタの大伯父、修二しゅうじ

69歳 IT会社の会長 破天荒


ユウタの祖父 さとし

67歳 酒好き

───────ま─────────────


─────だ─────


────き────────


───ついて──────────


──い─────────────


な────────い───────


──────の──────


─か─────


──その─────


────う──


─────ち────


───たいへんなことになるよ──



 え……


 一回目の録音の不具合というか、変になった時のメッセージってたしか


『つぎはおまえだ』


 みたいな、そんなメッセージだったような?


 んで、二回目は


『まだ気づいていないのか。そのうち大変なことになるよ』


 これって、どういうことだろう。僕はヒマリに電話をかけた。


「もしもし、今大丈夫? 例のキモい録音聞いたんだけど。前の続きなのかな〜?」


『あ、さっそく聞いたんだ。ねぇ、めちゃくちゃキモいよね。前の続きって何?』


 そもそも、そこからの説明かい。


「いや、一回目の時の変な録音のが、次はお前だ的なメッセージだったでしょ? んで、今回は『まだ気づいてない、そのうち大変なことになるぞ』と、なんか挑戦的な内容になってるよね」


 ヒマリが考え中なようだ。


『あ〜、そういう事なんだ。なんかキモいなっていう感想しかなかったから、全然それ以上考えてなかったよ。ユウちゃんって色々考えるタイプだよね〜』


 いや、ヒマリが考えなさ過ぎなような。


「まぁ、伊坂先生か、シュウジ伯父さんが何か言ってくるでしょ。来週からは伊坂先生もそろそろ来るんじゃない?」


 夏風邪でそこまで引っ張らないような気はする。仮病なら知らないけど。


『う〜ん、どうだろうね。あっ! 来週と言えば、ユウちゃん近所のお祭り行こうよ〜! ウチはパパとママも行くって言ってるよ』


 お祭り……来週ってお盆なのかな。普段ダラダラ過ごしていると日にちも曜日も感覚がなくなってくる時がある。


「お祭りって盆踊り? あまり人が多いところは苦手なんだけどな〜」


『そんなの却下! はい、じゃあ決定! 私、浴衣着て行こうかな〜! たぶん、出店もたくさん出ると思うよ〜』


 あれ、この強引に連れていかれるくだりって、前にもあったような。まぁいいか、暇だし。



 というわけで、一応僕の両親にもお祭りのことを話したら、元々行く予定だったそうだ。


 聞くと、僕の両親も、ヒマリの両親も普段まとまった休みがなかったりだから、合わせて休みがあるお盆の時期だから、せっかくだし家族で行こうとなったようだ。


 ということはヒマリに誘われなかったとしても、行くことにはなってたのかな。


 ちなみに、僕、ヒマリ、それぞれの両親とは別で。更に二名、余計な人達も行くことになってると聞いてしまった。



◇ ◇ ◇



「祭りだ祭りだ〜! 今宵は大いに楽しむぞ〜!!」


 祭りの当日。余計な二人のひとり、大伯父である。


「シュウジくん、今日は大人もたくさんいることだし、飲みまくってもちゃんと介抱してくれると思うよ〜」


 あ、余計な二人のもう一人の、僕の祖父です。てか、シュウジくんって、子供かよ。


「よし、サトシ。今日はとことん行くぞ! いや、いつも行ってるか。ならば更にもっと高みへ行くぞ!」


 もう飲んでるんですかね、二人とも。


「シュウジ伯父さん、子供達が完全にひいてますよ。ユウタ、たぶんもう知ってると思うけど、あまり深く関わらないほうがいいよ」


 僕の父親である。うん、もう知ってます。


「シンくん、でもこうやって家族みんなでお祭りとか、滅多にないから嬉しいよね。普段仕事仕事ばっかりだもんね」


 これは母親。そう、僕の父親はシンという名前だ。ちなみに母親は紗弥サヤという。


 お祭りの会場は、最寄りの駅から五分ほど歩いたお寺の中である。一瞬、先週の廃寺が頭をよぎるけど、賑やかさとお祭りの櫓も建っていたり、雰囲気が全然違う。地元のローカルなお祭りとはいえ、人はそこそこに多い。


「ユウちゃん、たまにはこういうのもいいでしょ? 今日は色々出店巡り楽しもうね〜!」


 ヒマリは宣言どおり、浴衣で来ていた。白地に水色とピンクの模様が描かれた爽やかな柄の浴衣だった。


 そして、ヒマリの両親も一緒に来ている。


「ユウタくん、いつもヒマリの面倒見てくれてありがとうね。ヒマリってたぶん私に似て、結構強引なとこあるでしょ?」


 ヒマリの母親が僕に言う。まぁその通りですが。


「ユキちゃん、たぶんその質問はユウタくんが困ると思う。あっ、シンさん、サヤさん。なんか買って来るっす、なんでも言ってくださいね!」


 これはヒマリの父親。確か年齢で言うと、ヒマリの母親が一番下のはずだけど……僕の両親の後輩みたいな感じなのかな?


「コウヘイくん。買い出しに行くなら私も一緒に行くよ〜。あ、ユウタくん、ヒマリにはお金いくらか持たせてるから、一緒に適当に食べてね。たぶん、そのうちお爺ちゃん二人のお守りとかも出てくると思うから」


 ヒマリの母親は、まぁまぁみんなのバランスを整えるのが上手そうな人だな。確かにあの老人二人はそのうち暴走しそう。


「おい、なんか今、俺達の悪口言っただろ? お前の会社の出資減らすぞ」


 と、シュウジ伯父さんが脅す。あまり知らないけども、ヒマリの母親の会社に大伯父が絡んでるのかな?


「シュウジ伯父さん、あまりそういう脅しはダメだと思います。何も悪口は言ってませんよ〜」


「ユウタ! 冗談に決まってるだろうが。さっ、ぱ〜っといくぞ〜〜!!」


 始まりからだいぶ不安なんだけども。


 親子水いらず……んー、だいぶ余計な水入りまくってる気はするけども、お祭りが始まった。


 せっかくだから、楽しむか。


近所のお祭りに行くことになった面々。


親子水入らずなのはいいけども、


なんだかだいぶ賑やかな感じになってるね。

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― 新着の感想 ―
おお〜‼️ シンとサヤちゃんだぁぁぁああ‼️ ヾ(・ω・*)ノ ま〜〜〜つりだ♪祭りだ♪祭りだ♪ (*ノ・ω・)ノ♫ 懐かしいですね〜。 (*´ω`*)
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