9話「罵詈雑言。」
「結婚してくれ!」
頭の中で笑続ける神様
うるさすぎる、マナーモードにできないのか?いやマナーモードだったら、バイブがうるさいんだろうなぁ…だから、サイレントモードにできないのか?かな?
こんなケータイならまだポケベルの方がマシなのだが…
こいつの場合ポケベルでもうるさいな…
まぁ今はこっちか。
いや今もこっちだ。
黙る真宵がこちらを見ている。無機質な無表情で。
「今の私の心情、心境を理解して言ってる?新手のバカ?」
こんなやつだったのか…
「話さないと人には伝わらない。」
人をひたすら強調した。
「あれだけ近くにいてわかんないの?ゴミ!間違えた…死ね」
間違えた方が良かっただと!?
まぁ対応せねば…
「なぜ死ぬ?」
「亮一が死んだからよ、ゴミ!」
私情が全く読めんし、彼女の罵声は何から、できてるんだ?
「なんでそんなにこだわるんだよ?」
「付き合っていたからに決まってるじゃん!忘れたの?ゴミ箱」
箱になっちゃった…
って…
まずい、この考えはなかった…やられた…これなら仕方ないか…
…
いや…
「…なれよ…」
「なんて言ったの?虫!」
なんの関係もなく、最早、つか始めから悪口だ。
「虫でもなんでも良い…合理的になれよ!お前が死んでも、死ななくったって、亮一は戻らないし、悲しまない。」
神様がどっかで聞いた言葉だなと言う。
なにか、気に障ったのか形相が変わる真宵。
「戻らないだろうけど!悲しんでくれる。」
神様がっぷっとふいて。
「天国だか地獄だか死後の世界を信じてるやつは頭でガーデニングでもしてんじゃねーのか」
何でこいつにまで悪口が感染してんだよ…
「わかってると思って言わなかったけど、天国があると思ってる?そんなの今もサンタクロースがいるって信じてるのと、一緒だぜ?天国なんて理想論、いや夢の話だ!死の先には、限りない『無』が存在いや存在すらしない。だから、死の先なんてない。感じる事すらできない、死の後悔すらできない!」
なんとなく神様の話に乗ってみる…
「……そうかな?…」
気変わり早すぎだろ…
「そうかな…?じゃなく、そうなんだよ。そんないつでも行ける、一方通行の片道切符は後回しにしろ!」
「でも生きる意味ないし、両親いないから悲しむ人もいない…」
案外っつか複雑過ぎる…引くわけには…
「悲しむさ!俺が!生きる意味?俺がお前の生きる意味になればいいだろ?」
グズグズ泣き始める真宵…先ほど人を無機物扱いしたりした人には思えないな…
ツンデレなのかヤンデレなのかさっぱりだ…
「うん、ありがと…たろうちゃん。」
一周して戻ったのか…
少し間があって、
「帰るか」っと、家知らないけど…
それから、真宵が前を見えるまで20キロくらい、違う道を歩いていた事は、黒歴史の一つである。
家に着いたのは午前3時を回っていた…7
はぁっと、
深くため息。
わかった事が何もない…
しかもあの日から一日、神様がいなくなるっと言って。
一日したら戻ってきた。
情報収集だと言ってだが…
はぁ
うた よしろう
記憶喪失
友達0人
フィアンセが居ます。
(苦笑)
続く…




