6話「無知。」
亀井 真宵
17歳
高校二年生
容姿端麗
黒髪
長髪
成績優秀
モテる
……
これだけ。
親友の事をこれだけしか知らない…
放課後こんなことを考えて頬杖ついてクラスに残っている真宵を見ていると真宵がこちらを見てきて、制止してしまった。
すると真宵はにこりと笑いそれに対し俺はニヒルを気取っていた…
人間の奥底の何かのレベルが下がった気がした。
…
まぁ数日やそこらで、素性や人間の内面までは見えないとは思うが…少なすぎる。
それに、俺の私情すらもわからないし。
忘却…いやある意味無知か…
取りあえず今日は帰ろうかな…
クラスを出る時真宵がこちらを見ていた気がしないでもないが…
気にしながらも帰ることにした。
家が近づき、この角を曲がれば家が見えるであろう。っと言う時に
「人は、考える虫であり、地球の虫でもある。」
神は意味深に言った。
「はぁ?どう言う意味だ?」
「本の虫と言うだろ。考えるのが好きな人間、そして医療の発展…まぁ俺に言わせれば、まだまだ発展とは呼べんが、それでこの世界に長く、永く、しがみつこうとする。」
??
「今の状況に、何か関係あるのか?」
「俺が見てきた、人間達が、考えることは、俺の頭の範囲内、想定内に収まりっていた。しかしほとんどの、オリジナルキャラ達は、自らの命まで捨て、大事な物を守ろうとして来た。想定の範囲内ではあったが、それは、オリジナルキャラに一貫して見られる。故に希望である。」
「まぁ考えろっという事が言いたい事は、わかったよ。」
っと言ったのはもう玄関に入ったくらいの頃の事だった。
…
しかし、今、足りないのは、情報。
欠落してもいるのだがな。
使いたくは、なかったのだが…
部屋に帰り真っ先に机へ向かった。
机に置きっぱなしの漫画を手に取る。
前、初めて使ってから触ってすらいなかった。
トラウマ。
しかし、背に腹は変えられない。しかも、今の状況だと、背に腹を変えられても、意味は無いかぁ…
「っぷ」
神が吹く音がした。
気にするまい。
全くいつになったら、元に戻れるのか?まぁ元もわからないがな。
深呼吸をして、漫画を開いた。
続く…




