3話「簡単な話。」
ちょっとや、そっとでは驚くつもりはなかったが、これは非常すぎる。
顎をおさえていた手を離し…
口を開いた。
「俺も落ちるとこまで落ちたか…ついに幻聴まで聞こえるとは、末期症状かな…」
試す様に喋り声の主それの存在を確認しようとした。
すると…
「っははは、お前は頭が良い。」
声がするのは、わかるがそれが耳から入ってきて鼓膜を揺らしているわけでは無い事が分かった。
心の中に直接入って来る様な感覚…
「悪いがお前の頭の中に存在して居るわけでも無い事をわかってくれ。俺はこの世界に存在するのするのだがその体は持たず存在している。」
体が無い?
何者だ…?
「俺は「神」だ。」
「神…様?…神様を名乗ろうとした奴を俺は数人知っている、そのほとんどが重罪犯罪者もしくはお笑い芸人なんかの類だったが…」
そこまで言うと神は話を割って、
「俺はお前の頭の中にいる。つまり、お前の考えている事は全てわかる。お前の頭の中は透ける様に見えている。これは、やろうと思ってやるのではなく、本能の様な物だ。呼吸する様に君の心の声が聞こえる」
悲しげに言ったそれは儚げに続けた。
「とりあえずお前が知りたい事を教えてやろう。」
そう言うと、少し間をおいて話し始めた。
「取りあえず、俺は実在する。お前の妄想じゃない。これを証明するすべはないが、そこら辺はお前に任せる。」
取りあえず俺は布団の中から出て、机に座る。
こころを落ち着かせようなんとなくペンを手にしてペン回しをする。
すると…
「俺があの漫画の作者だ。」
…
カチャン…
ペンが落ちる音だけが響いた。
こいつなぜ漫画のことを知っている?
っと当たり前の反応をしていると「神様」は続ける。
「漫画だ、題名は「地球」。」
「案外普通だな。」
とペンを拾いながらなんか意味不明な事を言ってみる。
「この世に普通などない。あの漫画は、「地球」この世の全てを記してある。そのため、年号、名前、まぁ名前でも土地名でも良いがいれると、その年号での出来事が書いてある、過去の事も無論、未来の事も、なんでもだ。まぁお前が理解できないのも当たり前だ。」
一つの疑問がある。
「ちょっと待て!」
神はその疑問をわかっていたかの様に落ち着いて。
「お前の事だろう…お前は「オリジナルキャラ」だ。」
「……っは?」
思考が停止する音と再び動きだす音がした。
「オリジナルキャラってなんだよ?」
「漫画がアニメとか映画になると出て来るあれだな。俺の予知は100%の的中…いや的中っと言うより知っているっと言った方が正しい。故に退屈な世界。」
先ほど以上に悲しげに言った。
「オリジナルキャラは俺の漫画には載っていない、だから世界が滅ぶ時、いつもオリジナルキャラ達が命をかけてこの世界を守ってきた。漫画では完結していたのだが、その度に俺は漫画を書き足した。」
「それが俺なのか…?」
そう考えれば自分があの漫画にでてない事もうなずけるが…なぜパソコンで検索しただけで、あの神社が出てきたんだ?
「それは俺が作ったサイトをお前が見たんだよ。俺は物理的な干渉はあまりできないが電子社会には簡単に干渉できる。」
神様のくせにめんどくさい生き方してんだな。
…
「っで俺にどうしろと?」
「…死んでくれね?」
「はひ……?」
またペンが落ちる音がした。
続く…




