23話「呼んだ?」
校長(田中先生の父)は、こちらを睨むように見てから田中先生の方に向きなおってから、
「やっぱり真美にパソコンを買い与えたのは失敗だったか…」
っとわざとらしく頭を抱えた。
「今持ってるのは私の給料で買った物です!しかも始めに買ってくれたのはお母様です!あなたに買っていただいたのは、ワープロです!」
…
先生…
ワープロって…
響きが懐かしい…
「わしの手にかかればワープロも今のパソコンに並ぶのは無理でもウインダーズ•MAXPには、並ぶ代物にはできるわい。」
「三歳の娘にそんな技術あるか!」
三歳のでワープロ買い与えられたのか…この子供だけに、やはりこの親ありって感じだな。この人も相当な機会馬鹿と見える。
そこで執事が、
「ゴホン!」
っと咳払いをして、校長が
「親子ゲンカをしている時ではなかったな…」
っと、わざとらしく切り替えた。
「なぜわかったのですか?」
明生が進める。
「何が?…と言うか、何から話してよいものか…」
顎に手を当て、数泊の時間が空き、また校長は話し始めた。
「私とエブマ(大統領の名前)は、マブだ。」
マブって…親友とかの意味か…この人五十歳は超えてるよな…マブって…
「なるほろ…」
田中先生が合点がいったようだ。
「だから、簡単にハッキングできたって事でしょ?」
「洞察力は母さん譲りだな。」
少し、さみし気に言う校長、つまり、大統領と校長がメール友だから、回線が直接繋がっていて、
その所為で、
そのおかげで、
速くハッキング出来たらしく…
一回目にした時に、向こう(アメリカ)の網には引っかからずに、
こっちの方(校長のパソコン)のに引っかかり、
そして今回、二回目にしてこんな事なったと二人の会話で解読できた。
解読と言うのも、ほとんどが親子ゲンカの罵倒や罵声で何を言ってるか、わからなかった。
「なぜ、したのか…聞いても構わないのか?」
急にシリアスな空気を出す、校長の真剣な様を読み取った先生が真面目に答えた。
答えたら…
ここに居る。
回想終了。
多分、地下ではない。
しかし、鍵が頑丈に、掛けられた部屋だ。
しかし、牢獄ではない。
ただの部屋。
ベットもある。
しかし、床に拘束され、一人でいる。
多分、他の二人も違う部屋に一人一人入れられていると、推測される。
しかし、一人じゃない
「呼んだ?」
「呼んだかも。」
くすっと笑った。
この状況で、
この状況だから…かな
続く




