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俺と神様。  作者: かつ
第1章「誰も知らない漫画」
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15話「安心感。」

自分が異常ではないと知った時、


自分が不正解ではないと知った時、


そんな時に人は隙と言うのを見せるのだと思う。


現に今、野市の部屋の鏡越しに見える俺の顔は垢抜けている。


まぁ何と戦っているのかもわからないが何となく「仲間」ができた事になったのかもしれない。


「一言で逃げるって言っても…どうするのさ?」


っと明生がまぁ俺も気になる事を聞いてくれた。


「策ならある。落ち着け…まずは宇多!お前はどうなんだよ。俺の考えに意見はあるか?」


野市が首をくるりとこちらに向けながら問いただす様に聞いてきた。


「俺は!俺は…」


意見と言っても意向が同じだけだったが…


しかし…



俺はただ安心しただけだった。


「死にたくない!」っと考える奴がいて良かった。


こんなトチ狂った事があってたまるかって思っていた。生きたい!そう思っていた。


「そうか良かった…ならいっしょだな!」


!?


野市がなぜか言った。


こいつまさか?


「お前は人の心がよめるのか!?」


そんな奴がこの世に具現として存在して良いのか?まぁ具現はしてないが存在はしてるけどな…


「いや…お前が今言ったじゃん…」


…あら…


考えてた事が、そのまま口に出ていた…


こんなドジキャラだったのか俺は…?


いや…


やはりコミュニケーションを勉強した方がいいかな…今日帰りに本屋にでもいって来よう…


いや…それほど同様してるな。この状況に…


「変な事、言ってすまん!っで策ならあるってどんな作戦なの?」


怪しまれない様に話を変えた。



凛として沈黙する野市。


「策なら今から考えよう。」



「「ないのかよ!!」」


「はぁ」と深い溜息をして立ち上がりパソコンの椅子に座ってパソコンの起動ボタンを押す明生。


自分の家の様に、


他人のパソコンのパスワードを入力してウインドを立ち上げるのを待つ。


「そんなの三ch見たら腐るほどスレがたってるに決まってんだろ。」


確かに三chなら色々な愚痴とかが政治からアニメまでジャンル問わずあるから…


今回の大統領の演説くらいのなら、あっても良いはず。だが…


すると明生が、


「逃げるって言っても野市、誰かこの他に連れて行く人とか決めてんの?」


「いや…決めてないから宇多が来たんだろ?」


そう野市が言うとと明生がこちらを向いた。


「お前は誰かいるか?連れて行きたい人?」


いる。


一人。


真宵だ。


あいつだけは連れて行きたい。生きたい。


だが…


あれから会ってないって言うか会話すらしてない気がする。あいつはどう思ってるんだろう…


連れて行きたいが…


連れて行くってなにをするか決まってないじゃないか!?


「なにをするか決まったら話す。」


「確かに何もわからなかったら連れて来にくいな。てか連れて行きたい人いたのか…まぁあえてって言うか、わかるから聞かないけどな。」


っと明生は言うと、パソコンの方に向き直りキーボードを打ち始めた。


案外、真宵との関係に気付いてる奴もいるんだな…っと思っていたら、野市が、


「ねぇ?ねぇ?誰?誰?誰を連れて行きたいの?」


明生が鋭いだけかな…


そんなこんなで数分がたった頃。


「…おかしい…ないんだけど…」


声の主は回転式の椅子を理由こちらを向いている明生だった。


「…え!?一件もないの?あり得ないだろ…ちょっと見してみろよ!」


立ち上がった野市の後を追って俺もパソコンの方へと行った。


「誰一人として今回の事について、批判をしてない。」



なんだかおかしいことになってきた…







続く…


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