13話「命、生命。」
おかしい。
しかしながらの、世間の平穏感。
目に映るものが全て事実である。
取り合えずその番組の「情報ライブ、メヤニ屋」を見ていたがその他に何もその件については言わず芸能人のスキャンダルなどを報道していた。
一通り違う局の番組も見てみたがどこもやってはいなかった。
ベットに寝転び考えに耽る。
どうするべきだ…
「お前はどう思うんだよ?」
頭のもう一人の住人、いや居候に問いただす。
「俺は何も言えない。自殺なんてできないから。」
「役立たずめ。」
「聞こえてるぞ。」
知ってるよ…
パソコンで調べた見るのは…ありだな…
パソコンを起動して検索エンジンの「ヤッホー」を開いた。
なんて検索しよう…
『大統領 人類 演説』で検索してみた。
すると「ようべつ」という動画サイトに「拡散支援!」っと書いてある動画があったので、見てみるとさっき見た大統領の演説映像であった。
リンクには他の国の言葉で訳されている動画があった。
「戻る」を押して『大統領 人類 演説』の検索画面に戻り下の方を見てみる。
「大統領の言っていた連絡が手違いで三日前に届いたwwwwww」多分、最近小説などで有名になった「3ch」であろう…
その記事を見てみると、
「1」と呼ばれる多分「大統領の言っていた連絡が手違いで三日前に届いたwwwwww」と書いた人がその「連絡」
の画像を貼っていた。
その中に「こんなの入ってたww」の言葉と共に注射器の画像が貼ってあった。
「1」は三日前にこれが届いて初めは捨てようと思ったらしいが、入っていた英語の文章を見て内容はわからないが捨ててはならないと思ったらしい…
英語の得意な読者が訳してなんて書いてあるかがわかった。
内容は大まかに言うと
・自殺について事
・死ぬ場所は自由である事
・この注射器を今使っても意味が無く約一ヶ月後に効果が出るようになっていて、半月間、注射器を放置しないと薬が効果のある薬に変化しない事
っとの事…この記事に対して他の読者の返答は…
「捨てなかった>>1がGJすぎて感動するスレ」
とか
「できる>>1がいると聞いて…」
とか正直意味不明な物ばかりでパソコンを閉じる事にした…
…
気がつくと時計は1時を指しており…1日が終わっていた…
漫画を見るしかないな…
何と無くわかるけど…
漫画を開いて神様に聞いてみる。
「これ調べる言葉、調べる物は複数でもいいのが?」
「できる。ちなみにやろうと思えば似顔絵や声、指紋でもできるぞ!」
いらない機能だな…最近の携帯みたいだな…
「人間」と書いて日付を一ヶ月後の日付の11月3日と打ち込んだ。
結果はやはり「この検索ワードは完結済です。」と書かれていて漫画を閉じて、ベットの中に入る事にした。
次の日
考えてる内に寝てしまったみたいだな。
起きてすぐに準備した俺は決めていた。
なにもしないんじゃなく、今はなにもできない状況。諦めたんじゃない。戦略的撤退ならず、戦略的様子見。
足りてないのは、情報。
わからないことが多過ぎるみたいだ。
学校に着くと、真っ先に席に座り
ひたすら視覚から情報を入手を試みる。
よく考えて見ればクラスのやつを、こうして注目するのは、初めてだな…色々あったから仕方ないか…
さっき座席表を見たので、とりあえず目の前で座って話してる二人の名前を思い出していた。
全員覚えているわけではないが、結構覚えていた。記憶がなくなったせいか記憶力は良い…
この二人は変わった名前が二人並んでいたからわかる。たしか野市と明生だ。
「どうやって『いく』か決めた?」
野市が聞いていた。
どこかに遊びにでも行くのか交通手段を聞いているのだろうか?
「身投げ。」
大胆なに交通手段をを考え付くな…
なんだ、ただの亀仙人の弟子か…
だったら良いな。
『いく』とは『逝く』(死ぬ)であったか…
野市が俺の考えなんて察する素振りも見せずに
「一言に身投げってどこで?」
すると明生が、
「黙秘権。」
「つれないな。」
「長靴でも釣ってろ。」
項垂れる野市は教室を見回した。
!?
目が合った。
近寄って俺の前で止まって。
「宇多ぁ、お前は、どうすんの?」
俺はこいつと友達だったのか…?
「まだ決めてない…お前は?」
「俺も決まってない。だからいろんな人から聞いてんだ。」
「そうか。」
「まぁ決まったら教えてよ!」
「おう…」
すると野市は踵を返し席に着いた。
しかし、この後は誰とも話さなかった…話せなかった。
この学校で話したのは真宵と亮一だけだった。
友達かどうか、わからない人に話す事なんてできない…
家に帰って漫画を使おうか迷ったがやめた。
次の日、学校に行くと野市が学校を欠席していた。
まぁ風邪かなんかだと思ったので気にしなかった。
ホームルームが終わり明生が話しかけてきた。
「昨日、野市なんか言ってたか?」
「いや、なにも。」
俺の回答を聞くと明生は
「うーん、あいつなにがあっても、死ぬまで学校休まないって言ってたんだよ。だから今日休んだから、ちょっと不思議に思っただけ。」
「え…そうなんだ…」
「明日あいつの家、行って見ない?」
気になる。俺は出来るだけ行きたいっと言う気持ちが、ばれないように、
「うーん、明日かぁ、まぁ何にも予定ないから、いいよ。」
っと答えた。
「じゃ詳しくは、また後で話す。」
と言って明生は席に着いた。
続く…




