表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
⭐️キュアアップ!✨  作者: モノクロ無彩色


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/48

空前の大繁盛

「よいしょ、よいしょ……っ」


ひよりはハラハが作った最高傑作の衣装を身にまとったまま、お祭り広場へと向かう大きな木製の屋台を一生懸命に押していた。


最初はハラハと二人で押していたはずだった。しかし、大通りの開けた場所に出た瞬間から、周囲の空気が一変する。


「お、おい……なんだあのめちゃくちゃ可愛い子は……!?」


「あの魔法使いの服、胸のところが透けて……いや、太ももが……!」


仕立て直されたとはいえ、ひよりの規格外のワガママボディと、ハラハの計算し尽くされた「チラリズム」の破壊力は凄まじかった。

歩くたびにパツパツの胸元がフルンフルンと揺れ、膝上20cmのミニスカートから眩しい太ももが覗く。


その結果、広場に着く頃には「手伝うよ!」と言って集まってきた野次馬の男たちが、知らず知らずのうちに十数人も集まり、屋台の周りにぐるりと熱い人垣を作っていた。

しかも誰も彼もひよりの顔や胸元ばかりを見ていて、手は添えているだけでちっとも屋台を押していない。


「お姉さん、名前は? ギルドの冒険者?」


「その衣装、すっごく似合ってるよ!」


次々と鼻の下を伸ばして話しかけてくる男たちに、ひよりは「えへへ、ひよりです! 今から的当てゲームをやるんだよ!」と無邪気に愛想を振りまいている。

そんな男たちを、ハラハが鋭い目で睨みつけた。


「おいお前ら! 押す気がねえなら、そこをどきやがれ! 用がない奴がうちの看板娘に気安く話しかけんじゃねえ!」


「ちぇっ、ケチな的屋だなあ」


と男たちは口々に文句を言いつつも、魔法使いのひよりを怒らせるわけにもいかず、少し距離を置いて囲むように遠巻きに眺め始めた。まだお祭りの本番が始まってすらいないというのに、ひよりの周りだけはすでに凄まじい熱気に包まれている。


広場の指定された区画に屋台を停めると、さっそく準備の開始だ。


ハラハが地面に広げたのは、的屋としての気合が感じられる、分厚くてどこか豪華な特製の敷物シートだった。

その上に、ひよりが倉庫で眺めていたキラキラした玩具や高そうなライターなどの魅力的な景品、そして大小様々なマトを、ところ狭しと手際よく並べていく。

しかし、その準備の作業中にも、周囲からは何度も地響きのような、奇妙な男たちのどよめきが沸き起こっていた。


「うぉぉ……っ」


「おい見ろ、今、屈んだぞ……!」


ひよりが景品を並べようと、ほんの少し前屈みになるだけで、最高級シースルーレースの向こう側でパツパツに押し潰された豊かなバストが、ドスンと重そうに垂れ下がって深い谷間をこれでもかと強調する。さらに、地面のマトを拾おうと綺麗に膝を曲げてしゃがみ込むと、膝上20cmのスカートの裾が限界まで跳ね上がり、むっちりとした白い太ももの付け根の柔らかそうな肉が「チラリ」と露わになった。


男たちはその一挙手一投足に視線を釘付けにされ、声にならない悲鳴を漏らしていた。


ハラハは景品を並べる手を動かしながら、心の中で激しく興奮していた。


(なんだこれは……こんなことは的屋をやってて初めてだぞ。まだ準備中だ。お祭りは始まってもいねえのに、この注目度はどうなってやがる……。これはひょっとすると、ひょっとするぞ……!)


客を大量に集めて歩合を出してやる、と言ったハラハだったが、予想を遥かに超える大爆発の予感に、職人としても的屋としても興奮が止まらなくなっていた。


頭の中のキュアだけが、


『ひより、ほら! しゃがむ時は手でスカートを抑えて! 周りの男の人の目が完全に狼になってるから!』


と冷や汗を流して大騒ぎしてハラハとは別の意味で興奮している。


やがてお祭りの開始時刻になり、広場一帯に華やかで賑やかな音楽が鳴り響いた。


「よし、ひより! 予定通り、まずは客呼びのデモンストレーションだ! 派手に一発ぶちかましてやれ!」


ハラハの合図が飛ぶ。


「はーい! 満員御礼、がんばるぞー!」


ひよりはテンションが最高潮に達し、ハラハから指示されてもいないのに、大好きなアニメの変身シーンを真似て、その場で「くるりっ」と華麗に一回転してみせた。


ピンクのフリルスカートが、遠心力でふわリと大きく舞い上がる。その瞬間、太ももの奥の可愛い下着パンチラが、周囲を囲む男たちの目の前にバッチリと、大サービスで晒された。


「ぶふっ……!?」


周囲の男たちの数人が、あまりの衝撃に鼻血を吹き出しそうになる。

そんな狂乱の視線を全く気に留めることなく、ひよりはピシッと的の正面を向くと、右手を力強く突き出した。


「『ストーンバレット』、えいっ!」


パコンッ!!


放たれた小さな魔力の弾丸は見事にマトのド真ん中に命中し、小気味良い音を立ててマトがパタンと後ろへ倒れた。


「きゃー!やったぁ! 当たったぁ!」


ひよりはパチパチと自分で手を叩いて大喜びすると、倒れたマトの横にある「景品のぬいぐるみ」を手に取ろうと、屋台の台座に向かって深々と前屈みになった。


その瞬間、男たちの目線は再び一点へと完全に集中した。

シースルーの向こう側でフルンと揺れる圧倒的なバストの膨らみと、お尻の丸みがギリギリまで見えそうなミニスカートの後ろ姿。本番が始まった瞬間、お祭り広場の一角は、ひよりという可憐で淫らな魔法少女の登場によって、一気に狂熱の渦へと叩き落とされるのだった。



【大繁盛な的当て屋台】


「おい、俺に一回やらせろ!」


「次、俺だ! 俺もやるぞ!」


ひよりのデモンストレーションが終わるか終わらないかのうちに、男たちが血眼になって財布を片手に押し寄せてきた。誰も彼もが鼻の下を伸ばし、視線はゲームのマトではなく、ひよりのパツパツに波打つ胸元や、ミニスカートから伸びる眩しい太ももに完全に釘付けになっている。


「わぁ、ありがとうございます! 一回銅貨5枚だよ、順番に並んでね!」


男たちの下心など知る由もないひよりは、満面の笑みを浮かべて愛想よく応対した。

手際よく代金を受け取るたびに、ひよりの豊かな胸がフルン、フルンと無防備に揺れ動く。そのたびに、目の前の男たちは


「うおっ……」


と喉を鳴らして目を血走らせていた。

やがて、男たちの間で「ある法則」が察知され始める。

ハラハの丁寧な説明通り、このゲームはいい景品(高価なオイルライターや大きな玩具)を狙えば狙うほど、マトが小さくなり、狙う位置も地面に近かったり、屋台の奥まった場所になったりするのだ。


つまり――客がいい景品を狙って見事にマトを倒せば倒すほど、ひよりが屋台の裏側に回り、体を深く前屈みにしたり、大きくしゃがみ込んだりして、裏側から『ストーンバレット』でマトを戻す「激しい動き」がたくさん拝めるということ。


さらに、マトを戻した後に


「おめでとうございます!」


ちた景品を拾い上げる際、ひよりのワガママボディのチラリズムがこれでもかと大炸裂するのだ。


「よ、よし! 俺はあの一番高いライターのマトを狙うぞ!」


「馬鹿野郎、俺はあの特大ぬいぐるみの最小マトだ!」


男たちはひよりの体をより近くで、より大胆に拝みたいがために、こぞって難易度の高い「いい景品」のマトばかりを狙い始めた。


「えへへ、みんな難しいのに挑戦するんだね! がんばってー!」


ひよりが拳をぎゅっと握って純粋に応援すると、男たちのボルテージは最高潮に達する。


ボールや魔法が放たれ、パコン、パコンと小さなマトがたまに倒れるたびに、ひよりは


「わぁ、すごーい!」


と屋台の裏へパタパタと駆け込んだ。

そして、マトを直すために


「よいしょっ」


と深く腰を曲げる。シースルー素材の向こう側で、押し潰されたバストがドスンと重そうに垂れ下がり、限界まで深くなった谷間が男たちの目に飛び込んでくる。

さらに、膝上20cmのフリルスカートがめくれ上がり、むっちりとした白い太ももの付け根の柔らかそうな肉がこれでもかとチラチラ見え隠れした。


『ほ、ほらひより! お尻の側からすっごい視線が刺さってるってば! みんなマトなんて見てない、ひよりのそこばっかり見てるからー!』


脳内のキュアが恥ずかしさで顔を真っ赤にして絶叫するが、ひよりは


「えいっ、えいっ!」


と楽しそうにストーンバレットを連発してマトを戻していく。


「はい、お待たせしましたっ!」


ひよりが顔を上気させ、胸を大きく弾ませながら景品を手渡すと、男たちは魂を抜かれたような顔で、


「あ、ありがてえ……」


と景品を受け取っていた。

ハラハは、ひっきりなしに投げ込まれる銅貨の山と、お祭り広場の一角を完全に占拠してしまった男たちの凄まじい人垣を眺め、ガッツポーズを崩せずにいた。


(おいおい、本当にひょっとしやがったぞ! 的が小さすぎて誰も当たらないと思ってた高級景品のマトに、男どもが自ら進んで金をドブ捨てにきてやがる……!

まだ始まって数分だっていうのに、この売り上げはバケモノだ!とんでもない看板娘だ……!)


ハラハの職人としての計算――


「隠して、たまにチラチラ見せる」


という至高の戦略は、ひよりの無自覚なエロティシズムと完璧に融合し、広場にいたすべての男たちの理性を完全に狂わせ、的当て屋台を空前の大繁盛へと導いていくのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ