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第8話 †師と弟子†

「ずいぶん待たせるじゃないの?」

「待っててほしいって言ったっけ?」

マリアである。

「ちょっと付き合ってほしいんだけど?」

改めてマリアを見る。

顔立ちは整っている。一見して強気そうではあるが。髪は淡い茶色で長めのツインテール。スタイルはいいが、残念な部分もある。オレは紳士だから言及はしないが。

「なにジロジロみてんのよ?」

「いやお付き合いして欲しいっていうから色々考えてたんだよ?」

「そのお付き合いじゃないっ!!!!」

「わたしは魔法の練習につきあってほしいのっ!!」

「ふっむ!して対価は?」

「ぐぐぐ。。。。かr」

「身体で払うってのはなしな?宿にいずらくなる。」

「じゃあ、わたしの今月のおこづかい、銅貨3枚なんだけど・・・?」

上目づかいでオレをみてる。

ほんとは対価なんていらないんだけど、この子の鼻っ柱を折っておかないといざと言うときにオレの言うこと聞かないと困るから敢えて上下関係を確認させた。魔法はあぶないからね。

「じゃあ、特別に出世払いにしてやるよ!でもな?お前に必要なのは実技訓練じゃなくて座学だと思うが?」

「なによ!!わたしが勉強不足だとでも??」

まだ足りないらしい。悪い子じゃないと思うんだけどこの辺りはしっかりしとかないとね。

「魔法を教えるってことはオレはお前の師匠になるってことだよな?その師匠に向かってその言い方そして指導に従わないというのはどうなの?ほんとに魔法おしえてほしいの?オレに?」

「う・・・。ご、ごめんなさい。なんでも言うこと聞きます。ゆるしてください。」

自分の言動に気付いたのか涙目で謝ってきた。

「マリアは運がいいな!オレは寛大な男だ。今回は許す。次回はない。いいな?」

「はい!師匠!!」

「うむ、じゃあどこか空いてる教室で講義をしよう。オレの使っている魔法理論はオレ独自のもので、独自だからこそ無詠唱魔法の使用が可能となるんだ。マリアが使いたいのは無詠唱魔法なんだろ?」

「そ、そうです!ぜひ教えてください。」

オレたちは空いている教室に移動した。


「まず、マリアが今使っている魔法を理論的に説明してもらいたい。」

「わたしが使っている魔法は、①体内のマナを胸部にある魔法回路を意識してそこに集めるイメージをします。②マナを使用したい魔法の属性に変換します。「ルクス」ならば光属性をイメージします。③変換したマナを魔導杖に移動して圧縮します。ここまでは詠唱しながら行います。④ターゲットの座標を固定、具体的には魔導杖の先をターゲットの方向に向けます。⑤魔法名を言いながら魔法を発動します。⑥魔法に使用しなかった残存マナを体外に排出します。以上のような工程で魔法を使っています。」

パチパチパチパチ!オレは拍手した。

「現代魔法の基礎通りだね。よく勉強している。」

マリアは照れた。

「じゃあ次はオレの使っている魔法理論を説明する。まず大前提として『①マナの集約、②マナの選別、③マナの圧縮』は常時行って精製マナとして保有している。」

「えっ!!???どうゆうこと???」

「体内のマナも体外のマナもそのままの状態では魔法に使えないよな?だからすぐに魔法に使えるようにあらかじめ『処理』しておくのさ。ほら?マリアのかあさんも料理するときにあらかじめ食材を下処理しておくだろ?あれと同じ」

「な、なるほど・・・。そんなことができるのね・・・」

「続けるぞ?④マナを使用したい属性に変換する。⑤マナの量、魔法の出力を調整する。⑥魔法を発動する。以上の工程で魔法を使っているので、実際のところ④⑤⑥の3工程で魔法が発動できる。オレはこれを『詠唱短縮』と呼んでいる。ちなみに『詠唱短縮』を深化させたものが『無詠唱』だよ。」

「じゃ、じゃあ取り敢えずさっきの大前提の①~③をできるようにすればいいのね?」

「そのとおり!」

「それを出来るようにするには『イメージ力』が重要なんだ。これは人それぞれだから、マリアの場合は・・・うーん?」

「ご、ゴクリッ」固唾をのんでマリアはオレに期待の眼差しを注ぐ。

「ずばり!『スープ』だな!!!」

「『スープ』!!!!????」

「そう『スープ』は、①食材の集約、つまり野菜とか肉とかをまとめて鍋にいれるじゃん?②マナの選別、煮たってきたら浮いてきた灰汁をとって捨てるじゃん?③マナの圧縮:おいしく食べられるようになるまで煮詰めるじゃん?ほらっ!!魔法の大前提作業と似てる!!」

「そ、そうなんだ!!じゃあ、わたしもそんなイメージで取り組めばいいのね?」

「『瞑想』ってしたことある?」

「授業でやってる」

「ならば瞑想しながらさっきのイメージでやってごらん?と言っても中々難しいだろうからオレが手伝うわ」

オレは正面からマリアの両肩に手を置いた。

「な、な、なんでしょう?師匠???」

顔が真っ赤だが目をそらさずにオレをじっと見てくる。

「ほらっさっきのイメージで精製マナをつくるぞ?」

「は、はい・・」

「オレは魔力操作に特に秀でているんだ。他人の身体にマナを流し込んで操作することもできる。なのでオレがマリアの肩からマナを流し込み、それで精製マナを作るから、目を閉じてよく感じるんだ!!」

「は、はい・・」

マリアは素直に目を閉じる。キスするような体勢でキス待ち顔になってしまったのだから仕方ない。

「じゃあ、いくよ!」

マリアの唇にキスをしてオレのマナを体内に流し込む。

「んん、んんんんん!!???」

「ぷはぁ・・な、何するんですか師匠?」

「なにって?オレのマナをお前の身体の中に流すためだろう?」

「あ・・そうだったんですね、すいません。わたし肩からマナを入れるって聞き間違えてました」

無理やり唇を奪いその相手から謝罪を受ける。最低だなオレは

「構わないよ。よし!じゃあ魔法回路に集めるぞ」

マリアの魔法回路にオレのマナを集めた。

「す、すごい量のマナ・・・それにわたしのと違って濃密??」

「ははは、ありがとう。マリアも訓練すれば出来るようになるよ」

「じゃあ、選別と圧縮するぞ?」

「はい!師匠!!」

オレはマリアの魔法回路にマナを選別するための装置、『コンデンサ』を付け、そこでマナの選別を行った。

「わかるか?これがマナの選別だ!!」

「はい!わかります。わたしの魔法回路の一部に師匠が新しくつけた何かをマナが通過するとマナの質が段違いに上がっているのが分かります!!」

マリアは興奮しながら言った。

「よし!次は圧縮だ!!」

マリアの魔法回路に今度は、『トランス』を設置して、そこでマナの圧縮を行った。

「こんどはどうだ?」

「すごいです!!魔法回路の別の新たな何かを通るとマナの粒がすっごく小さく、だけど超高密度になりました!!」

「うんうん、それがマナの圧縮だ。」

「圧縮までの工程が終わったもの、『精製マナ』はもともとマナがった場所に保管できるから今回のもそこに保管しておく」

「あとはこれを自分で出来るように訓練してくれ。日常、無意識下でも精製マナを作れるようになるのが目標だ。」

「ありがとうございます!ありがとうございます!絶対できるようになります!!師匠!!!」

マリア号泣、オレはその頭を撫でながら、「がんばれよ!」と励まし心の中で「ごちそうさま」と思いながら教室を後にした。

「・・・わたし初めてだったんだからね。ばかアーシェ」

「ずいぶん待たせるじゃないの?」

「待っててほしいって言ったっけ?」

マリアである。

「ちょっと付き合ってほしいんだけど?」

改めてマリアを見る。

顔立ちは整っている。一見して強気そうではあるが。髪は淡い茶色で長めのツインテール。スタイルはいいが、残念な部分もある。オレは紳士だから言及はしないが。

「なにジロジロみてんのよ?」

「いやお付き合いして欲しいっていうから色々考えてたんだよ?」

「そのお付き合いじゃないっ!!!!」

「わたしは魔法の練習につきあってほしいのっ!!」

「ふっむ!して対価は?」

「ぐぐぐ。。。。かr」

「身体で払うってのはなしな?宿にいずらくなる。」

「じゃあ、わたしの今月のおこづかい、銅貨3枚なんだけど・・・?」

上目づかいでオレをみてる。

ほんとは対価なんていらないんだけど、この子の鼻っ柱を折っておかないといざと言うときにオレの言うこと聞かないと困るから敢えて上下関係を確認させた。魔法はあぶないからね。

「じゃあ、特別に出世払いにしてやるよ!でもな?お前に必要なのは実技訓練じゃなくて座学だと思うが?」

「なによ!!わたしが勉強不足だとでも??」

まだ足りないらしい。悪い子じゃないと思うんだけどこの辺りはしっかりしとかないとね。

「魔法を教えるってことはオレはお前の師匠になるってことだよな?その師匠に向かってその言い方そして指導に従わないというのはどうなの?ほんとに魔法おしえてほしいの?オレに?」

「う・・・。ご、ごめんなさい。なんでも言うこと聞きます。ゆるしてください。」

自分の言動に気付いたのか涙目で謝ってきた。

「マリアは運がいいな!オレは寛大な男だ。今回は許す。次回はない。いいな?」

「はい!師匠!!」

「うむ、じゃあどこか空いてる教室で講義をしよう。オレの使っている魔法理論はオレ独自のもので、独自だからこそ無詠唱魔法の使用が可能となるんだ。マリアが使いたいのは無詠唱魔法なんだろ?」

「そ、そうです!ぜひ教えてください。」

オレたちは空いている教室に移動した。


「まず、マリアが今使っている魔法を理論的に説明してもらいたい。」

「わたしが使っている魔法は、①体内のマナを胸部にある魔法回路を意識してそこに集めるイメージをします。②マナを使用したい魔法の属性に変換します。「ルクス」ならば光属性をイメージします。③変換したマナを魔導杖に移動して圧縮します。ここまでは詠唱しながら行います。④ターゲットの座標を固定、具体的には魔導杖の先をターゲットの方向に向けます。⑤魔法名を言いながら魔法を発動します。⑥魔法に使用しなかった残存マナを体外に排出します。以上のような工程で魔法を使っています。」

パチパチパチパチ!オレは拍手した。

「現代魔法の基礎通りだね。よく勉強している。」

マリアは照れた。

「じゃあ次はオレの使っている魔法理論を説明する。まず大前提として『①マナの集約、②マナの選別、③マナの圧縮』は常時行って精製マナとして保有している。」

「えっ!!???どうゆうこと???」

「体内のマナも体外のマナもそのままの状態では魔法に使えないよな?だからすぐに魔法に使えるようにあらかじめ『処理』しておくのさ。ほら?マリアのかあさんも料理するときにあらかじめ食材を下処理しておくだろ?あれと同じ」

「な、なるほど・・・。そんなことができるのね・・・」

「続けるぞ?④マナを使用したい属性に変換する。⑤マナの量、魔法の出力を調整する。⑥魔法を発動する。以上の工程で魔法を使っているので、実際のところ④⑤⑥の3工程で魔法が発動できる。オレはこれを『詠唱短縮』と呼んでいる。ちなみに『詠唱短縮』を深化させたものが『無詠唱』だよ。」

「じゃ、じゃあ取り敢えずさっきの大前提の①~③をできるようにすればいいのね?」

「そのとおり!」

「それを出来るようにするには『イメージ力』が重要なんだ。これは人それぞれだから、マリアの場合は・・・うーん?」

「ご、ゴクリッ」固唾をのんでマリアはオレに期待の眼差しを注ぐ。

「ずばり!『スープ』だな!!!」

「『スープ』!!!!????」

「そう『スープ』は、①食材の集約、つまり野菜とか肉とかをまとめて鍋にいれるじゃん?②マナの選別、煮たってきたら浮いてきた灰汁をとって捨てるじゃん?③マナの圧縮:おいしく食べられるようになるまで煮詰めるじゃん?ほらっ!!魔法の大前提作業と似てる!!」

「そ、そうなんだ!!じゃあ、わたしもそんなイメージで取り組めばいいのね?」

「『瞑想』ってしたことある?」

「授業でやってる」

「ならば瞑想しながらさっきのイメージでやってごらん?と言っても中々難しいだろうからオレが手伝うわ」

オレは正面からマリアの両肩に手を置いた。

「な、な、なんでしょう?師匠???」

顔が真っ赤だが目をそらさずにオレをじっと見てくる。

「ほらっさっきのイメージで精製マナをつくるぞ?」

「は、はい・・」

「オレは魔力操作に特に秀でているんだ。他人の身体にマナを流し込んで操作することもできる。なのでオレがマリアの肩からマナを流し込み、それで精製マナを作るから、目を閉じてよく感じるんだ!!」

「は、はい・・」

マリアは素直に目を閉じる。キスするような体勢でキス待ち顔になってしまったのだから仕方ない。

「じゃあ、いくよ!」

マリアの唇にキスをしてオレのマナを体内に流し込む。

「んん、んんんんん!!???」

「ぷはぁ・・な、何するんですか師匠?」

「なにって?オレのマナをお前の身体の中に流すためだろう?」

「あ・・そうだったんですね、すいません。わたし肩からマナを入れるって聞き間違えてました」

無理やり唇を奪いその相手から謝罪を受ける。最低だなオレは

「構わないよ。よし!じゃあ魔法回路に集めるぞ」

マリアの魔法回路にオレのマナを集めた。

「す、すごい量のマナ・・・それにわたしのと違って濃密??」

「ははは、ありがとう。マリアも訓練すれば出来るようになるよ」

「じゃあ、選別と圧縮するぞ?」

「はい!師匠!!」

オレはマリアの魔法回路にマナを選別するための装置、『コンデンサ』を付け、そこでマナの選別を行った。

「わかるか?これがマナの選別だ!!」

「はい!わかります。わたしの魔法回路の一部に師匠が新しくつけた何かをマナが通過するとマナの質が段違いに上がっているのが分かります!!」

マリアは興奮しながら言った。

「よし!次は圧縮だ!!」

マリアの魔法回路に今度は、『トランス』を設置して、そこでマナの圧縮を行った。

「こんどはどうだ?」

「すごいです!!魔法回路の別の新たな何かを通るとマナの粒がすっごく小さく、だけど超高密度になりました!!」

「うんうん、それがマナの圧縮だ。」

「圧縮までの工程が終わったもの、『精製マナ』はもともとマナがった場所に保管できるから今回のもそこに保管しておく」

「あとはこれを自分で出来るように訓練してくれ。日常、無意識下でも精製マナを作れるようになるのが目標だ。」

「ありがとうございます!ありがとうございます!絶対できるようになります!!師匠!!!」

マリア号泣、オレはその頭を撫でながら、「がんばれよ!」と励まし心の中で「ごちそうさま」と思いながら教室を後にした。

「・・・わたし初めてだったんだからね。ばかアーシェ」

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