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リビドーゲージが限界突破!淫魔覚醒?~冴えない地味子が美少女達を籠絡する~  作者: 猫野 にくきゅう


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17/30

第17話 レディ・ドロップの特別撮影会と、賢者の帰宅

 【現在の蓄積リビドー:120%(LIMIT BREAK)】

 【警告:致死量のリビドーを検知。魔力回路が暴走・再構築されます】


 アリス先輩、暦さん、そして紡ちゃん。

 三人が一斉に自らのスカートをたくし上げ、その秘められた領域を私に向かって曝け出した瞬間——私の脳内で、何かが決定的に弾け飛んだ。


「あ……あぁ……っ」


 喉の奥から、甘く、ひどく熱を持った吐息が漏れる。


 視界を埋め尽くす、三者三様の極上のパンチラ。

 ゴージャスな黒レース、可愛らしい水玉模様、純白のコットン。それらが放つ圧倒的な破壊力は、昨夜から限界スレスレだった私のリビドーのダムを、いとも容易く決壊させたのだ。


 ドクン、ドクンと、心臓が爆発しそうなほどの勢いで血を送り出す。


 いや、血ではない。

 それはドス黒くも甘美な、サキュバスの『魔力』だった。


 ——ああ、もう無理。

 ——こんな極上の餌を目の前に並べられて、おとなしい「ジメ子」のままでいられるわけがないじゃない。


 私はゆっくりと顔を上げた。

 いつも前髪の奥に隠している不健康なクマは消え去り、私の瞳は、淫靡なオーラを放つ妖艶なアメジストの輝きへと変貌していた。


 ボンッ!

 という音を立てて、ダボダボだった制服の胸元がはち切れんばかりに膨張する。


 控えめだったAカップの胸囲は、暴力的なまでのEカップへと大増量し、ブラウスのボタンが弾け飛んだ。肌は火照ったように艶めき、頭部からは漆黒の小さな悪魔の角が、腰のスカートの隙間からは細くしなやかな尻尾が生え出る。


 そして仕上げに、魔力で具現化した『漆黒のバタフライマスク』が私の目元を覆い隠した。


「え……? し、潮見、ちゃん……?」

「潮見さん……? その姿、一体……デュフ、いや、え?」

「せ、先輩……? なんか、すっごくいい匂いが……」


 突然の変身に、三人がスカートを握ったまま目を丸くして固まっている。

 私はふふっ、と余裕たっぷりの笑みをこぼし、艶やかな唇をペロリと舐め回した。


「いけない子猫ちゃん達ね。不用意にスカートなんて捲るから……そんなに食べられたいの? いいわ、たっぷり躾けてあげる」


 ——降臨。

 圧倒的な色気と全肯定の包容力を併せ持つドSサキュバス、レディ・ドロップの降臨である。


 * * *


 私が指をパチンと鳴らすと、部室を満たしていたピンク色の魔力が一気に濃度を増した。


 空間がグニャリと歪み、部室の壁や天井が淫靡なモヤに覆われる。


 壁に掛かっていた時計の秒針が、ピタリと停止した。

 隠密魔法の応用——『時の流れが曖昧な絶対異空間』の構築だ。ここでの出来事は外界に一切干渉せず、誰の目にも触れることはない。


「な、何これ!? 体が……動か、ないっ……!?」


 アリス先輩が声を上げた瞬間、天井の空間が歪み、そこから魔力で編み込まれた『手枷』が三本、蛇のようにシュルリと伸びてきた。


 手枷は三人の両腕に巻き付くと、そのまま彼女たちを壁際に固定し、頭上でガッチリと拘束した。


「きゃああっ!?」

「ひゃんっ!?」

「おふぅっ!?」


 三人が万歳をするような格好で壁に吊るし上げられる。

 制服の胸元が強調され、先ほど自らたくし上げたスカートは、魔力で作られたフックでめくり上げられて完全に無防備な状態だ。


「さあ。等価交換の儀式、始めましょうか」


 私は空間から、自慢の一眼レフカメラと、魔力で具現化した『フワフワのピンク色の羽毛』、そして『微振動する謎のスティック(マッサージ器具)』を取り出した。


「まずは……いつも変態的な笑顔が素敵な、同学年の暦さんからね」

「デュフフ!? ちょ、潮見さん!? その手に持っているブルブル震える棒はなんですか!? わたし、そういうのは見る専で……ひゃんっ!?」


 私は抵抗できない暦さんの制服の隙間にスティックを滑り込ませ、その平坦な胸の先端にピタリと押し当てた。


「あひぃぃっ!? ダメ、でふ! そんな、ウヒィッ! わたし、感じてしまいま、あぁっ、デュフ、デュフフフフッ!」


 同学年ゆえの遠慮のなさで容赦なく振動を与えると、暦さんは変態的な笑い声と甘い喘ぎ声をミックスさせながら、快楽の波に溺れていった。


 カシャリ、と最高の泣き顔をカメラに収める。


「次は、可愛い可愛い後輩の紡ちゃん」

「ひ、ひぃぃ……! 潮見先輩、許して……私、百合は好きですけど、自分がされるのは心の準備が……あっ、ひゃあっ!?」


 私は紡ちゃんの無防備な脇腹から首筋にかけて、羽毛を這わせるように優しく撫で上げた。


「やぁっ、くすぐった、いですぅっ……! はわわ、先輩のいい匂いで、頭が、ふわふわして……ダメぇっ、見ないでぇ……!」


 羞恥で顔を真っ赤に染め、ツインテールを揺らしながら身をよじる紡ちゃん。そのピュアな反応に、サキュバスの加虐心がビンビンに満たされていく。


 カシャリ、連写モードでその純情な涙目を頂戴する。


「さて。最後は……言い出しっぺの部長さん、ね」


 私は、圧倒的なFカップを揺らして息を荒くしているアリス先輩の正面に立った。


「くっ……な、舐めないでよね、潮見ちゃん。私を誰だと思って……ひゃあっ!?」


 強がるアリス先輩の柔らかな双丘を、私は背後から両手で包み込むように鷲掴みにした。そして、耳元で甘く囁く。


「誰って? 私の可愛い被写体……でしょ?」

「ああっ……! だ、だめっ、そこ、優しくっ……あぁんっ!」


 コミュ力お化けの陽キャギャルが、私の指先のテクニックの前にあっけなく陥落し、とろけるような声を上げてビクビクと背筋を反らせる。


 プライドの高い美人が快楽に沈む瞬間。

 これほどシャッターを切りたくなる光景はない。


「ふふっ……時間はたっぷりありますからね。心ゆくまで、可愛がってあげるわ」


 時の流れが停止した異空間の中、私は三人の被写体を徹底的に『撮影』し続けた。

 フラッシュの光と、三者三様の甘い嬌声が、ピンク色の空間にいつまでも溶けていった。


 * * *


「…………はぁ、疲れました」


 どれほどの時間が経っただろうか。

 気がつけば、窓の外はすっかり茜色の夕焼けに染まっていた。


 私立百合ヶ丘高校の校門を抜け、帰路につく私の足取りは、鉛のように重かった。


 今の私は、艶やかなレディ・ドロップではない。

 胸のサイズはAカップに戻り、角も尻尾も引っ込んでいる。いつも通りの猫背で、目の下には深いクマを刻んだ、ただの陰キャ女子高生「ジメ子」だ。


 リビドーを限界まで消費して魔力に変換し、三人をたっぷりとお仕置き(撮影)した後、私は残る力を振り絞って『空間転移』の魔法を発動させた。


 快楽の絶頂で気絶したアリス先輩、暦さん、紡ちゃんの三人を、それぞれ自宅のベッドへと安全に送り届けた。

 もちろん、記憶には少しだけ霞をかけて「なんだかよくわからないけど、凄くエッチな夢を見た」程度に認識を書き換えておいた。


 【現在の蓄積リビドー:0%(賢者モード)】


「……やりすぎました。完全に魔力切れです。歩くのもしんどい……」


 ポシェットの中には、先ほど現像した天使たちのパンチラ写真と、新しく追加された『写真部三人娘の極上のお仕置き写真』のデータがしっかりと収められている。


 だが、リビドーが空っぽになった今の私には、それを開いてニヤニヤする気力すら残っていなかった。

 ただひたすらに、早く家に帰って泥のように眠りたい。


「明日の部活……どんな顔して行けばいいんでしょうか……」


 夕日に向かってポツリとこぼした自問自答は、誰に届くわけでもなく、夜の冷たい風に虚しく吹かれて消えていった。

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