頼れる者なき捕虜
そんな悟の言葉に
「もう一人は?」と思わず聞いてしまう
夜凪の言葉に「もう一人は蒼
そうだったから
好きになったんだけど⋯⋯」と言って答える
そんな二人の横をノアを担いだ紬が
通り過ぎたそれを見た夜凪は
「いくか」と呟いて歩き出すと
紫乃が割り込むように
「私忘れてない?」と疑問を
投げながら動き出す
そんな三人の様子に悟は
「もぉ」と言いながら追いかけた
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同時期
羽衣に矯正メイクを一通り教え終えた三葉は
「そうそう今日の話し合い
ここになると思うから」と
思い出したように呟くと
沙良は困ったように「えーっと」と呟いて
「私はここにいればいいかな」と質問した
その反応に三葉は少し目を逸らすと
「羽衣ちゃん親が来たら説明できる?」と確認した
三葉の疑問に羽衣は少し
キョトンとすると
「できるけど」と言った
そんな羽衣の反応に少し
不安を覚えながら「一旦戻るね」と伝え
玄関のドアを開けアクターの居る部屋へ向かって行った
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三葉がアクターの部屋に着くと
まず最初に視界に映ったのが
珍しい翼を生やしているノアだった
その羽を見た時
目を輝かせた三葉は
「おぉ」と言いながら
ノアの羽をワサワサと弄り始める
翼の異変に気がついたノアは
「こら」と声をあげるが
三葉には届かない
ノアは「やめんか」と言いながら
必死に体を動かそうとするが
拘束された体は言うことを聞かない
そうこうしている間に
紬は三葉を見つけた
三葉の意外な姿を見つけ頬を赤らめた紬は
三葉の方へ抱きついて
ノアの翼いじりに参戦した
その様子を遠目に見ていた悟は
引いた目でノアを見つめるとノアは
助けを求めるように悟を見つめ返したが
何を思ったのか悟はそっぽを向き
夜凪の方へ向かっていた
希望を失ったノアは紬と三葉の猛攻に
「Stop」と叫ぶことしか出来ないのだった




