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荒れた組織への来訪者


荒れた組織への来訪者

車内を包む驚きの空気を味わっていた綾人は

(飽きてきた)と感じ

カンと踵を鳴らす

まだ敵か味方かわからない綾人の行動に

視線が集まっていくと

「これから俺に何をさせたいの?」と問いかける



綾人の様子にアクターは

夜凪に視線を向けると

「夜凪が動きやすい立場を用意してほしいのと

まだ殺してない妖怪の情報が欲しい

それと 

私がトップの人間と話し合う

機会を作ってほしい」と要求する


アクターの要求に「ハァぁ」とため息をついた綾人は

「うちの組織は情報屋じゃないんだけど」と口にするが

「暇つぶしにはなりそうだ」と呟いた


その様子に

アクターは苦笑いをしながら

「面倒ならやんなくていいからな」と

言って綾人の拘束を解くと

「どこに降りる?」と質問した


アクターの質問をフルシカトした綾人は

拘束が解けた腕でスマホを取り出すと

七瀬 蒼と

書かれたアイコンへ電話を始める

呼び出し音が鳴るよりも早く

「もしもし 

なんか用かな?

元副会主」と声が返ってくる


蒼の言い方に綾人は

「副と言っても司令ができるような子の

人選だけだよ

結局放棄したけど」と不機嫌そうに答える

綾人の様子に蒼は

「おぉ それは困った

お陰で荒れまくってるよ」と愚痴りながら

「私は暇じゃないんだ

要件を早く伝えてくれ

どうせ例のホテルの件だろ?」と

綾人に問いかける

蒼の問いかけに綾人は「別件だね」と前置きすると

「その荒れまくってる隠世会を

変えれるかもしれないお客さんだ」と静かに呟いた

お客さんという言葉に「・・・・・」と黙った蒼は

「相当気に入ってるな」と呟いて

「会議の場所は・・・・

お客さんとやらの都合でいい

決まったらメッセージをくれるかな?」と

伝え電話を切った



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