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憑依の真骨頂ーー2つの視界

三葉は紬が拘束されてる部屋の

前に立つと

瞳孔をパッチリと開いたまま

無言で鍵穴を弄る

数十秒経った頃

静かに鍵が開いた

ーーーーーーーーーー

紬は部屋のドアを開けて入ってきた誰かに驚いたが

三葉の匂いで察した紬は「ワン」と鳴いて喜んだ



紬のふざけた鳴き声に

三葉は集中がゆらいで「ッフ」と

笑ってしまうが「一回黙ってねぇ」と

言って紬の首輪を弄り始めた

ーーーーーーーーーーーーーー

三葉が首輪に集中した頃を見計らった二葉は

三葉の体を抜け出し紬に憑依した

そのまま紬に【今外には敵がいるわ

拘束が解けたら三葉と共闘して

潰しましょう?】と話しかけた


いきなりの憑依にあまり驚かなかった紬は

【そいつらの血は吸っていいの?】と尋ねると

【私は三葉と紬の間を

行き来して状況を見るわ

隙ができたら

教えるから大丈夫】と答えた


そんな二葉の様子に違和感を覚え始めた紬は

【私の体になんで憑依したの?

さっきから様子おかしいよ】と

半睨みで質問した


紬の直感が意外と

いいことに少し驚きながら

【私を隠すのはもうやめたの

ここからは憑依能力の

真骨頂でやっていくわ】と宣言した時

三葉は「二葉そろそろ戻ってきて」と呼びかけた


いつの間にか拘束が解かれてることに驚く紬は

「今敵さんはどこに居るの?」と

二葉に疑問を投げかけると【二階よ

綾人が撹乱しているわ】と

混乱した様子で呟いた


二葉の呟きに疑問を抱いた三葉は

「なんでそんな事知ってるの?」と

問いかけると二葉はうんざりした声で

【憑依の応用よ

バレてるのに使わないのは損だからね

さっきは綾人に憑依してきたわ】と説明する


二葉の様子に何かを感じた三葉は

「憑依をしたら

相手にバレたりするの?」と尋ねた

三葉の疑問に二葉は【一発でバレるわよ】と

過去を振り返るように答えて


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