終わりへ向かう登校
拘束された紬は
「いつの間にやったのよ」と驚くと
三葉は自慢げに
「ボクはマジシャンだからね」と口にする
紬は微笑みながら「降参降参
そろそろ帰りたいな」と白旗を上げた
紬の拘束を解くと家まで一緒に向かう
玄関の前に来るとドアを開ける
玄関先で夜凪が帰りを待っていた
夜凪の姿を見て察した三葉は
「夜凪はボクを
つけなかったんだ」と残念そうに呟く
三葉の言葉に反応した夜凪は
「俺の技術じゃ
すぐバレるからな」と答える
二人の会話から(夜凪起きてたんだ)と驚く紬
三葉は紬の様子を見てニヤけながら
「ボクは学校に行く準備するから」と言って
玄関を後にする
廊下を歩く三葉は【今日で教えることは
終わるからあとは引っ越しの手伝いだけだね】と
二葉に話しかけると
【そうね】とそっけなく答え
【次の偽装ターゲットは誰なの?】と質問したが
三葉は【しーらない】と答え準備を始める
いつもより早めに準備を終えた三葉は
朔の家に向かい始めた
朔の家についた三葉は
登校には十五分も早いが
インターホンを鳴らした
インターホン越しに三葉だと確認して
出てきた父親に「そろそろ引っ越しの準備を
お願いします」と伝えると
父親は「わかりました」と答える
父親の返事を聞いた三葉は「明日の昼ごろ
決行するので朝には移動してください」と説明した
そのままいくつか確認をとると
登校時間になっていた
家から出てきた朔は
父親に向かって「いってきます」と挨拶をする
朔の挨拶を合図に
朔の通う学校
最後の学校生活が始まった




